知っていますか、真の「おビンタ」はJoy-Conに宿ることを!─スイッチ版『薔薇と椿』の試遊体験で“新たな扉”が開きそう【TGS2022】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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知っていますか、真の「おビンタ」はJoy-Conに宿ることを!─スイッチ版『薔薇と椿』の試遊体験で“新たな扉”が開きそう【TGS2022】

華麗なる「おビンタ」バトルが、スイッチでさらに高みを目指す。Joy-Conとの相性が良すぎる新体験に、心の扉が開きそう…!

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知っていますか、真の「おビンタ」はJoy-Conに宿ることを!─スイッチ版『薔薇と椿』の試遊体験で“新たな扉”が開きそう【TGS2022】
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久しぶりの大型開催となった「東京ゲームショウ2022」では、今年もビッグタイトルから個性作まで数多くの作品が集結。新作を届ける熱意と、それに向けられた期待が交差し、夢のような空間が会場の隅々まで広がります。

その一角にある「PLAYISM」ブースにも、これから発売される期待作が多数勢ぞろい。中には、フリーゲーム時代に絶大な人気を誇った『Ib』のニンテンドースイッチ向けリメイク版や、満を持してコンソール向けにリリースされる『溶鉄のマルフーシャ』など、話題となった作品も並んでいます(2作品とも今冬発売予定)。

こうした作品群の中にあっても、必要十分──どころか二十分ぐらいの過剰な存在感を放っていたのが、近日発売予定のニンテンドースイッチソフト『薔薇と椿』。ほかの作品は、探索型のアクションやADV、シューティングといった定番のジャンルですが、本作のそれは「おビンタバトルアクション」。ビンタメインの、しかも謙譲語である“お”をつけるような異色作です。

■衝撃的な「おビンタバトル」とは?

ごくごく一部の漫画やアニメでも、実際に耳にする機会があるかどうかも悩ましい「おビンタ」という強烈なワード。本作がこれを掲げるにはもちろん理由があり、大正時代の華族を舞台としているためです。

主人公の「玲子」は庶民出の女性ですが、椿小路家の長男「俊介」と結婚し、由緒正しい家柄の一員となりました。しかし椿小路家の人々は彼女を快く思っておらず、俊介の死をきっかけにガラリと態度を豹変。それまで俊介に守られていた玲子は、彼が残した一輪の薔薇を支えに、強く生きることを誓います。

その結果が、玲子が家人たちに申し込む「おビンタバトル」です。……えっ、なんで!?

もちろん、「強く生きる」という生き様には様々な形がありますし、それを第三者があれこれ口を出す権利はありませんが、玲子の解決手段はあまりにまっすぐというか、おパワフルが過ぎます

ですが、だからこそ玲子の戦いに心が惹かれ、その結末を見届けたい気持ちに駆られるのも事実。また、その決着をあくまで「おビンタ」という形で収めるあたりも、華族としての誇りを感じさせてくれます。ちなみに「華族に伝わる由緒正しき華麗なる決闘」という設定があるため、世界観的に問題は全くありません。

■Joy-Conは「おビンタ」のためにあった!?

実はこの『薔薇と椿』、スイッチ版に先駆ける形で、iOS/Android版が既にあります。本作の決闘方法である「おビンタ」を、おスワイプ操作(公式解説)で再現しており、指先で華族たちを打ち据えるバトルが展開しました。

このスマホ版をプレイした時、その強烈な設定もさることながら、スワイプで「おビンタ」を繰り出すという体験を生まれて初めて体感し、身体が打ち震えたことを覚えています。そして、徹底した世界観の描写と相まって、スワイプひとつで華族を打ち倒す快感に酔いしれました

しかし、この時の自分に伝えたい。お前はまだ、本当の「おビンタ」を知らないのだと。

スマホ版を遊んだ経験と体験から、今回のスイッチ版にも興味を抱いた筆者は、「PLAYISM」ブースで『薔薇と椿』の試遊に挑みました。今回も指先が唸るぜと思いつつ座席につくと、渡されたのはスイッチの「おジョイコン」(ブースでもらったカタログ内の名称)。スイッチ版ではスワイプ操作だけでなく、Joy-Conの機能を生かした「おビンタ」操作ができるのです。

考えてみれば、「おビンタ」は腕全体を振るい、その平手に渾身を込めて相手を打ちつけるもの。スワイプのお手軽操作もいいものですが、実際のビンタにより近い「おジョイコン」を振り抜く動作こそが、「おビンタ」の真髄なのかもしれません。

実際にJoy-Conを振り抜く「おビンタ」は、容姿端麗(一部除く)な華族の人々が派手に顔を歪ませるビジュアルと噛み合い、その手応えは唯一無二。現実世界のビンタは誰かを傷つけてしまいますが、『薔薇と椿』ならば誰の心身も痛みません。

むしろ作中の相手は、玲子を不当に貶める華族の面々。そこに「おビンタ」ひとつで立ち向かう玲子に感情を重ねれば、Joy-Conを振り抜く腕に一切の迷いは消え、気持ちよく「おビンタバトル」を満喫できます。

ブースにいる関係者に軽くお話を伺ったところ、本作はまだ開発中のため、今回の試遊体験ではJoy-Conの加速度だけを判定しているとのこと。また、どこまで調整するのかは現時点では分かりませんが、「おビンタ」の判定や調整はもっと掘り下げたい方向のようで、製品版では「おビンタ」道がさらに奥深くなりそうです。



《臥待 弦》
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