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『Synapse』はVRゲーによくあるFPSか……と見くびるな、視線とボタンひとつで敵を無力化する“超能力者”に俺はなる!【プレイレポ】

PSVR2ソフトの中には、これまでにない刺激的な体験を提供するゲームがいくつもあります。今回紹介する『Synapse』もそのひとつ。本作で味わった魅力的な要素を、率直な感想としてお届けします。

連載・特集 プレイレポート
『Synapse』はVRゲーによくあるFPSか……と見くびるな、視線とボタンひとつで敵を無力化する“超能力者”に俺はなる!【プレイレポ】
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PSVR2が発売され、ざっと半年が過ぎました。本体であるPS5の入手難が長く続いた影響もあり、PSVR2に関心は集まるものの、専用ゲームの評判を耳にする機会は少な目です。

しかし、見逃すには惜しいタイトルが多いのもまた事実。7月4日に配信を開始したPSVR2ソフト『Synapse』も、動画や画面写真だけでは分からない魅力が、プレイ体験の中にたっぷりと盛り込まれていました。

一見するだけでは、VRゲームに多いFPSアクションのひとつに過ぎませんが、果たしてどんな特徴やプレイ感が待ち受けていたのか。実際のプレイを通した実感をレポートします。

■『Synapse』序盤のプレイは、魅力も感じるものの手探りが続く

『Synapse』を開始すると、まず最初に夕焼けで彩られた海辺が出迎えてくれます。その描画は、さすがPSVR2と言えるほど細かく、目を奪われるほど美しい光景でした。

ですが、これはあくまで本作におけるプロローグ部分。ゲーム時間の大半は、ある人物の精神世界が占めており、モノクロに近い色味のフィールドでバトルを行います。

絵面だけだとシンプルに見えますが、実際にゲームを遊んでいると、敵との攻防やエイム、立ち回りなどに意識が集中するため、描画についての物足りなさはあまり感じません。また、重要な箇所には色味がついており、そのコントラストでゲーム的な分かりやすさが向上している利点もあります。

フィールドは立体的ですが、VRなので空間の把握がしやすく、苦労せず周囲を把握できます。敵は高台にも出現するので油断できませんが、登場前には予兆もありますし、敵が出す「音」も居場所のヒントになるので、緊張感こそありますが対処は十分可能です。

プレイ開始直後の攻撃手段は、利き手で扱うピストルのみ。エイム通りに弾が飛ぶのでゲーム性としての問題はありませんが、VRゲームなので腕の動きが直接エイムに関わります。ちょっとブレれば当然射線も乱れるので、遠距離の敵を狙うのは難易度高めです。

弾を打ち切るとマガジンが飛び出し、そのままだと弾数が残っていても撃てません。そのマガジンを逆手で押し込むとリロードされ、再装填が完了。弾が残っている状態でも、ボタン押しで排出→再装填が可能ですが、残っていた弾もなくなるので要注意です。

FPSにつきもののカバーアクションもありますが、「ワンボタンで遮蔽物に隠れる」といったポピュラーなものではなく、「任意で壁を掴んで身を隠す」というリアル寄りの挙動になっています。

壁につけた手と身体が相対的な関係になり、その動きで遮蔽物に隠れるので、少しだけ覗き見るといった微調整も可能。こうしたリアルに近い直感的な動きで立ち回れるのは、VRゲームの醍醐味と言えます。

VRゲームならではと言えば、マガジンの押し込みにもちょっとした秘密があります。逆手でマガジンを押すのが基本的な操作になりますが、実はマガジンを壁に押し付けても反応するので、利き手+壁だけで再装填が可能です。弾を撃ち切った銃のマガジンを、力任せに壁へ押し付けて再装填。まるで映画のようなシチュエーションです。

こうした嬉しい小技があるものの、ピストルによる銃撃戦は実にオーソドックスなFPS。敵が増えると被弾しやすくなり、ちょっとした腕の震えでエイムも乱れ、多数の相手を前にあっけなく死亡。「結構難しいゲームなのかな……」と、ちょっと挫けそうになりました。

ですが、主人公の成長──特に「テレキネシス」の取得で、これまでのゲーム性が一変。単なるFPSが、“超常能力で敵を圧倒する”豪快アクションへと変貌を遂げたのです。



《臥待 弦》
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