ニンジャが跳び、ゲイシャが舞う!“ジャンプのみ”で戦う異色アクション『Ninja or Die: Shadow of the Sun』は爽快・スタイリッシュ・親切のバランスが絶品【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ニンジャが跳び、ゲイシャが舞う!“ジャンプのみ”で戦う異色アクション『Ninja or Die: Shadow of the Sun』は爽快・スタイリッシュ・親切のバランスが絶品【プレイレポ】

ワンボタンで忍者が敵をぶった斬る!爽快ニンジャアクション『Ninja or Die: Shadow of the Sun』のプレイレポートをお届け

連載・特集 プレイレポート
ニンジャが跳び、ゲイシャが舞う!“ジャンプのみ”で戦う異色アクション『Ninja or Die: Shadow of the Sun』は爽快・スタイリッシュ・親切のバランスが絶品【プレイレポ】
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華麗な身のこなしで敵を撃ち、手裏剣を放ち、闇に駆ける。忍者はいつの時代もロマンに溢れ、海外からちょっと間違った印象を持たれる存在であります。

ただ、ゲームの中ではむしろ尖った忍者像こそ輝くもの。8月3日にリリースされたNao Games開発の『Ninja or Die: Shadow of the Sun』では、主人公の忍者が「ジャンプのみ」で敵を切り刻んでみせます。

今回はそんな超高速ローグライト忍者アクション『Ninja or Die: Shadow of the Sun』のプレイレポートをお届けいたします。

使用忍法は「壁ジャンプ」のみ!

時は江戸時代。大いなる災厄に見舞われ、恐ろしい能力を持った脅威が人々を襲う中、ちっぽけな「スリ」だったはずの主人公もまた災厄の影響で超常能力を持つ忍者へと生まれ変わり、脅威と戦うことになる……というのが本作のストーリー。ちなみに本作のパブリッシャーはMarvelous Europeですが、開発のNao Gamesは日本のクリエイターさんです。

ちなみに語尾は「ござる」ではありません

大きな特徴はアクションの操作性で、本作の忍者には歩きもダッシュもなく、動作はジャンプのみ。方向を指定してジャンプボタンを押せばシュバっと飛んで壁に張り付き、その放物線上に敵がいれば自動で攻撃を加えます。

アイテムも登場しますが「方向を選んで左クリックでジャンプ攻撃&右クリックでアイテム使用」と、マウスだけでプレイも十分に可能です(ゲームパッドでのプレイにも対応)。ただ、操作は非常にシンプルでも道のりはそこまで易しくないのが忍者の定め。挑戦するダンジョンには敵やトラップが待ち受けており、ただ飛び跳ねているだけでは攻略できません。

ジャンプは出始めに無敵判定があり、長押しで飛距離が伸びて少しスローになる「スーパーチャージ」も発動可能。これらを駆使しつつ、攻撃を連続で命中させると効果アップするシステムを生かすために敵を沢山巻き込む三角跳びを連発していくのが攻略のポイントです。

チャージは重宝するテクニックながら、完全に時間が止まる訳ではないので連発は被弾のリスクも

本作の「作戦」、もといダンジョンは複数のステージで構成され、各ステージの出口から次の面へと進んで最深部に待ち受けるボスと戦うオーソドックスな展開。ただしステージのクリア条件はさまざまで、単純に出口を見つければ良いものから鍵の発見や敵の全滅が条件となる場合、中には強制スクロールから逃げ続けるスピード重視のステージも。

他にも見えざる道を探したり操作反転のデバフをかけられたりといったギミックも非常に多彩で、単純な操作を繰り返すゲーム性だけに、ステージの内容で「味変」してくれるのが嬉しい要素になっています。

また、ダンジョン中にはキャラクターが囚われており、救出すれば拠点でプレイヤーの力になってくれます。医者を救えばキャラクターをパワーアップしてくれる闇医者に、舞妓さんはプレイアブルキャラの「芸者」に。デンジャラス・ゲイシャガールですね。

ちなみに「舞妓」は「芸者」になる修行段階での肩書だそうです。謎の力で修業を突破したのでしょう

重要人物以外にも「村人」が囚われていることもあり、沢山救出すれば施設の強化に役立ちます。巨大な悪を討つに留まらず、民も救う。それが忍者なのです。クリアすると段々と拠点が賑やかになっていくのも楽しいですね。

プレイ感としては序盤戦こそ敵がそこまで強くないので単純な力押しでクリアできたのですが、ステージが進むにつれて強敵や複雑なギミックが登場すると力尽きてしまうケースもあり、歯応えは十分。それでも上手く切り抜けられた時の爽快感はなかなかのもので、エフェクト満載の画面も(眩しいなと感じる瞬間もありますが)気持ちよさを増幅させてくれます。

また、このゲームはローグライトにタグ付けされているように一部のダンジョンに自動生成があり、キャラクターのパワーアップは恒久的です。アイテム所持上限による資源管理も重要で、兵糧やおにぎりのような「回復系」、苦無や巻物などの「攻撃・補助系」の消耗品だけでなく、キャラのステータスをアップさせる“〇〇の魂”や武器などの「装備品」も所持枠を取ります。数少ない枠をどう割り振って行くか、ここは忍びの流派が分かれるところかも知れません。

「アイテムの所持枠を増やす」という強化も可能

それぞれの作戦は一度クリアすれば次へと進めますが、キャラ救出のための探索要素もありますし、クリアタイムの記録・ランキング機能も実装されており、何度もプレイして完璧or素早い作戦遂行を求めたくなるリプレイ性も魅力。

プレイキャラごとの操作の違いも大きく、例えば「芸者」は右クリックでの音波弾しか攻撃手段を持たず、移動と攻撃が一体の忍者とは打って変わってジャンプ&シューティングなプレイ感に。もちろん忍者を貫いてのプレイも楽しいですが、キャラごとの攻略法も身につけていくとなると結構なボリュームになるのでは。

なかなか尖ったタイトルとビジュアルに加えて操作方法も独特な『Ninja or Die: Shadow of the Sun』ですが、チュートリアルがしっかりしているだけでなく新しいギミックをそれとなく教えてくれたり、強敵の前には回復アイテムが沢山入手できるステージがあったりと、ゲームの尖った部分を楽しめるように配慮されているのも印象的でした。

スタイリッシュに駆け抜ける爽快感とそれを演出する見事なピクセルアートに、歯応えのある難易度。そして散りばめられたユーモアも期待を裏切らない完成度の高い作品に仕上がっています。



敵を切り裂くワザマエ!これぞタツジン!これで僕も立派な忍者スパー!


  • タイトル:『Ninja or Die: Shadow of the Sun』

  • 対応機種:PC

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年8月3日

  • 著者プレイ時間:4時間

  • 価格:1,700円(8月10日まではリリース記念セールによって1,530円)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの



《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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