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FPS好きなら誰でも楽しめる“マルチプレイヤー”を中心に『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』の仕上がりをチェック

待望のリリースを迎えた『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』のマルチプレイにフォーカスしてお届け!

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FPS好きなら誰でも楽しめる“マルチプレイヤー”を中心に『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』の仕上がりをチェック
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11月10日、Activision Publishingより昨年のModern Warfare Ⅱの続編となる『Call of Duty®: Modern Warfare® Ⅲ』が発売されました。「チームデスマッチ」主体のマルチプレイモードやミリタリー色の強いデザイン/ストーリーなど、FPSの王道とも言えるテイストでリリース前から注目を集め、発売以降も新たな「ゾンビモード」などが評価されています。

筆者にとって過去の『CoD』シリーズ、特に2007年版の『Call of Duty🄬 4: Modern Warfare🄬』は非常に思い出深い作品です。当時は大学生だったのですが、大学にも行かず一生家で『CoD4』のネット対戦をし続けて、久しぶりに家を出たときにすれ違った大家さんの頭部に咄嗟にエイムを合わせそうになったこともあります(もちろん銃なんか持ってないし、コントローラーもサイトもないので何事も起きませんでした)。しかし近年のシリーズ作品は、リリースペースの速さや加齢による対人FPSへのしんどさもあって、すっかりご無沙汰気味でした。

今回の記事では久々にシリーズへ復帰した筆者の目線から、本作の「マルチプレイヤーモード」を中心としたプレイレポートをお届けします。特に「今から『CoD』を初めてみたいんだけど……」といった初心者の方や、筆者と同じような復帰検討者に向けた記事となっています!

『Call of Duty: Modern Warfare III』公式サイト(アクティビジョン)

COD: MWⅢで遊べるゲームモード

『Call of Duty: Modern Warfere Ⅲ』には、「マルチプレイヤー」「ゾンビ」「キャンペーン」「プライベートマッチ」というゲームモードがあります。「マルチプレイヤー」は言うまでもなく本作の目玉コンテンツで、オンラインで白熱の対人線を楽しめます。「プライベートマッチ」はマルチプレイヤーをプライベートで遊ぶためのモードで、プレイ人数的にはやや大きめなコミュニティだったり、大会イベントなどがフィットするでしょう。

「ゾンビ」モードは、最近話題の「脱出シューター」っぽいプレイフィールとなっています。『CoD』シリーズ的には『Call of Duty🄬: Warzone™』内の「DMZ」というモードの変奏版といったゲームプレイです。今回プレイした中でも、筆者はゾンビモードが一番お気に入りでした。プレイヤーはオンラインでスクアッドを組んだり、ソロプレイでオープンワールドなマップを探索し、タスクをこなしたり「契約」(小ミッションのようなもの)をこなしたりなどしてアイテムを集め、最終的に生還することを目指します。

PvP要素があった「DMZ」と異なり、ゾンビモードは完全なるPvEです。そんなこともあって、ゾンビが蔓延る世界にも関わらず、意外にのどかなプレイ感。ソロで行動していても途中からスクアッドに加入できることもあって、なんだかんだあんまり死なず、仲間たちとゆるく共闘するような展開も多かったです。

もちろん危険度の高い地域で強い武器などを探そうとすると、手強い敵と戦わねばならなかったりするので、“のどか”では済まなくなります。また「契約」はソロで挑戦するとなかなか難易度が高く、緊迫感のあるプレイを楽しめます。

無事にヘリに乗って脱出すれば、なかなかの達成感を味わえるでしょう。もちろん死んでしまい誰にも助け起こされないと装備をロストしてしまう……というような「脱出シューター」らしいシビアな一面もあるのですが、「DMZ」や他の同ジャンル作品よりは格段にカジュアルで、ジャンル入門用にも向いているかと思います。

そもそも「脱出シューター」ジャンルは超シビアなゲーム性であることが多いので、こういった入門者にも厳しくない手触りの作品は、非常に貴重。筆者はこのモードのためだけであっても本作を手に取る価値があると思います。

「キャンペーン」は、いわゆるストーリーモードで、前作・前々作から続く架空の国家「ウルジクスタン」を巡る物語を描きます。

前半部をプレイした印象では、潜入やステルスなど、特殊部隊っぽく華麗にプレイする「ごっこ遊び」的な楽しさを感じました。当然ながらストーリーはシリーズ経験者向けですが、キャプテン・プライスなどの人気キャラクターも登場しており、映画的な演出のあるカットシーンは充分に魅力的です。

今作のキャンペーンの特徴として、こちらも「Warzone」や「DMZ」的なオープンワールドでの体験を重視した「ウェポンズフリー」ミッションであることが挙げられます。

「ウェポンズフリー」はある程度の広さのあるフィールドの中で、交戦するもステルスするも自由! というスタイルで進めていくミッション。ストーリーモードとしては一般的な「順路が定まっていて面クリア型」の進行も入り混じっており、多様です。本作のメインコンテンツであるマルチプレイヤーの入門用としても遊べるのではないでしょうか。これは筆者のプレイスキルが足りてない可能性も大いにありますが、ありとあらゆる方向から敵に撃たれるシチュエーションが多く、最低難度でもかなりの回数死んでしまいました。

マルチプレイヤーモード

ここからは本作のメインコンテンツである「マルチプレイヤー」を紹介します。本作のマルチプレイヤーにはさまざまなルールがあり、そのルールを大きく区切る“カテゴリ”のようなものが存在しています。

カテゴリとしては「クイックプレイ」「ハードコア クイックプレイ」「ウォーモード」「カットスロート」「グラウンドウォー」「インベージョン」が用意されています。また、「クイックプレイ」と「ハードコア クイックプレイ」はそこから更に様々なルールをプレイできます(ベータテストで「モッシュピット」と呼ばれていたものと同様)。

クイックプレイとハードコアクイックプレイの中には、それぞれ「チームデスマッチ」「フリーフォーオール」「ドミネーション」「サーチアンドデストロイ」「キルコンファーム」「ハードポイント」「コントロール」というルールがあります。

「ハードコア」は“HUD表示に制限があり、味方への誤射が有効”というルールで、つまるところ上級者向けのプレイリストということ。マッチング検索前にチェックマークを外しておけば、やりたいルールだけを延々遊び続けることも可能です。

まずは「チームデスマッチ」の紹介から。こちらはおそらく本作で最も人気のあるルールで、「チーデス」という略称で親しまれています。

プレイヤーたちは2チームに分かれて撃ち合い、先に規定のキル数を稼ぐか、時間切れ時により多くのキル数を保有していたチームの勝利となります。シンプルがゆえに立ち回り、エイム、マップ理解などゲームの総合的な理解度がモロに出るルール……というと、なにやらとっつきづらいように感じられるかもしれないですが、カジュアルなプレイヤーでもきっと楽しく遊べます。

特に近年流行の「座学が必須でコンペティティブなFPS」とは異なり、究極的には「見つけた敵を倒せばいい」だけのルールだからです。チームデスマッチが主流なFPSは少なくなりつつあるので、こういうシンプルな撃ち合いが楽しめるゲームはかなり希少。『CoD』愛好者は、おそらくそういうところに心惹かれるのだと思いますし、筆者も久々に「チームデスマッチ」ルールをプレイして、大いに興奮しました。シンプルながらもやりがいのある、上級者から初心者まで楽しめるルールだと思います。

続いて「フリーフォーオール」、通称「FFA」。こちらは“自分以外のプレイヤー全員が敵”というルールです。リスポーンの関係上やや理不尽な展開になりやすく、またチームメイトが存在しないためすべてが自己責任という、「チームデスマッチ」をさらにカジュアルにした感じのプレイを楽しめます。

どの方向から敵が現れてもおかしくないためとんでもない忙しさがあり、デスするときは一瞬。筆者としては賑やかに遊ぶ“パーティーゲーム”的な感覚も味わえました。こちらもカジュアルなプレイヤーにおすすめできるルールです。

「ドミネーション」は後述する「グラウンドウォー」ルールの縮小版といった質感。エリアを獲得し、それを維持するとポイントになっていく「陣取り」系のルールです。

もちろんより多くのエリアを維持しているほうが多くポイントを得られるため、守るのか攻めるのかの塩梅が難しく、比較的頭を使います。昔からのFPSプレイヤーの間では人気のルールでもあります。

「サーチアンドデストロイ」は“爆弾設置側”と“防衛側”に別れ、ラウンドを取り合うというルールです。既存のコンペティティブなFPSでもよく見られるルールですが、本作では「武器購入」などの要素がありません。いわゆる「エコラウンド」などの知識も求められないため、遊びやすいシステムです。

「キルコンファーム」は「チームデスマッチ」と似ていますが、“相手の死亡地点に残されたドッグタグを回収しないとキルをしたことにならない”という独特なルールです。

味方が死んだ地点からもドッグタグを回収してキルを回避できるため、「チームデスマッチ」よりもチームとしての連携が重要になります。遠距離でキルをとる武器、例えばスナイパーライフルなどではタグを回収するのが難しいため、チームデスマッチとは異なる戦法が求められるでしょう。やや難しいルールのため、チームデスマッチよりも更に強い刺激が欲しいプレイヤーに向いています。

続いて「ハードポイント」。こちらは「ドミネーション」のようにマップ内のある地点を確保し続けることでポイントになるルールですが、ドミネーションと違い「マップ内の移りかわる一点」を確保していくことになります。ひとつの箇所に敵・味方が殺到するためかなり忙しく、それが楽しさにもなっているルールです。

「クイックプレイ」内で最後に紹介するのが「コントロール」。こちらも「陣取り」系ですが攻め側と守り側があり、また、リスポーンの回数に制限があるところも特徴です。

おそらくクイックプレイ系では最も複雑なルールですが、やること自体は直感的なので、いきなり遊んでも大丈夫でしょう。攻め/守りがはっきりしている陣取りなので攻撃の表裏が分かりやすく、ちょっとだけ戦術的な考え方がカジュアルに楽しめるルールです。

紹介してきたように「クイックプレイ」系はデスマッチ系と陣取り系に大別される様々なルールがあります。まんべんなく遊んで幅広さを楽しむか、チーデスだけをひたすら遊んで極めるか、など各々好きなようにプレイできるところがよいですね。やはり近年のコンペティティブなFPSよりカジュアルに遊べるところが筆者の気に入った点で、こういう“ハードコア過ぎないゲーム”は常に一定の需要があるように思います。やり込む場合であっても、あまりプリメイドで遊ぶ友人を必要としない点もまた好ましいです。

また、過去作に登場した懐かしいマップがあるのも印象的。筆者も大学時代を思い出してハッとするなどしました。加えて注目すべき点は、キルタイムがやや長めに感じられること。結果として遠距離の動いている標的を連射武器でキルしづらいように感じました。うまく使えば生存率のアップにもつながるかもしれません。

そして、シリーズおなじみの「キルストリーク」要素は今作でも健在。上手い人はさらに強くなり、弱い人は苦しいというハードなシステムですが、手強い相手をいつか見返してやろうというモチベーションになりますし、これがないと『CoD』っていう感じがしませんよね。

クイックプレイ以外のモードもちょっとずつ紹介します。「ウォーモード」は、攻め側・守り側に分かれて、より「作戦」っぽいロールプレイをしながら遊べるモード。段階的に目標が変化するためなにがなにやらよくわからなくなりがちですが、「ミリタリーっぽさ」を楽しめます。

「カットスロート」は、3v3v3の特殊ルール。より少人数でのパーティーとなり、さらに連携が必要となるので、プリメイドのチームメイトと遊ぶと適度にハラハラするゲームプレイを楽しめるでしょう。

「グラウンドウォー」は先述したように、ドミネーションの規模をかなり拡大したもの。1チームの人数も多く、マップも広く、さまざまな乗り物が登場するのでかなりワチャワチャした感じになります。個人的に筆者はこういうルールが大の苦手なので、本当にめちゃくちゃ死にまくりました。どうやったらうまくなるんですか!? こういうの……。

シリーズではおなじみの要素として、「武器レベル」などの要素もしっかりとあります。プレイすればプレイするだけ遊び方に幅が出るのでモチベーションに繋がりやすいです。


ということで、『CoD: MWⅢ』のゲームモードをマルチプレイ主体で紹介してきました。マルチプレイの対人戦以外でも「ゾンビモード」は特に楽しく、暇を見つけては遊んでしまいます。様々な要素が入っているので、FPS好きなら長く遊べそうです。

本作には非常に多様な遊び方があり、FPSが好きな方ならきっと「これは楽しい!」と思えるルールが見つけられると思います。また、プレイする人数によってモードを変えやすいのも特徴です。ハードコアだったり複雑だったりするルールの「マルチプレイヤー」から、カジュアルにもハードにも共闘感を味わえる「ゾンビモード」まで、『CoD: MWⅢ』というゲーム内で気分転換もできてしまいます。発売直後から様々な評判が飛び交っている本作ですが、もしかしたら、未プレイの方でも気に入るモードもあるかもですよ!

『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』公式サイト(アクティビジョン)

■『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』製品情報

対象プラットフォーム: PC(Steam/Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S

販売価格: 通常版 9,800円 / 秘蔵版 13,390円 / 通常版→秘蔵版アップグレード 3,590円

■収録アイテム

Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』通常版:

・ゲーム本編

・ゾンビゴーストオペレータースキン(ダウンロード版)

・ソープオペレーターパック(ダウンロード版)

Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』秘蔵版(ダウンロード専売):

・ゲーム本編

・ゾンビゴーストオペレータースキン

・ソープオペレーターパック

ネメシスオペレーターパック

・2種類の「武器保管室」

・ブラックセル(1シーズン分)+追加の30ティアスキップ

・Soul Harvester(曳光弾武器設計図)

『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ』公式サイト(アクティビジョン)
《文章書く彦》
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