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開発期間はTeam NINJA最長!来場者の熱気も強く感じた『Rise of the Ronin』完成披露イベントレポ

開発ディレクターによる激ウマプレイも披露!

連載・特集 イベントレポート
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2024年3月22日、ついにTeam NINJA開発の新作オープンワールドアクションRPG『Rise of the Ronin』が発売を迎えます。

徐々に情報も公開され期待が高まっている本作ですが、発売直前となる3月17日、本作の舞台のひとつである江戸幕府の中心地がかつて存在した東京都内にて、ユーザー向け体験会が開催されました。

本記事では、大勢のプレイヤーが集った会場の様子や、プロデューサーの早矢仕洋介氏と開発プロデューサー兼ゲームディレクターの安田文彦氏のトークセッションの内容をお届けします。

雰囲気たっぷりな会場でプレイ!

本作は幕末時代の日本を舞台としており、和と洋が入り乱れる世界が特徴のひとつです。会場入口には巨大な鳥居を模したゲートが飾られています。

会場内はライトアップされており、本作の雰囲気につつまれながらユーザーがゲームを先行プレイしていました。会場内の椅子は縁台になっており、細かなところまで彩られています。

マシュー・ペリーや坂本龍馬など重要キャラの等身大パネルに見守られながらプレイするユーザーも……。

一角には、あたたかな照明の中、畳の上に敷かれた座布団の上にセットされたブースも。刀や笠もディスプレイされていて、和の雰囲気に包まれた空間で本作を遊んでみても風情があって楽しそうだなぁ……と思わせられる場所になっていました。

会場後方では、本作に登場するロケーションやアイテムの設定画を展示。ファンであればグッとくること間違いなしなブースでした。

開発期間はTeam NINJA最長!オープニングも初公開のトークセッション

試遊セッション後始まったトークセッションでは、早矢仕洋介氏と安田文彦氏が登壇し、本作にまつわるエピソードが語られました。

ついに完成した『Rise of the Ronin』ですが、本作の開発期間や開発規模はTeam NINJA史上最大。2015年に現在とほぼ変わらないコンセプトや原案ができあがり、本格的な開発は『仁王』発売後に開始したとのことです。本作はTeam NINJAらしいオープンワールドを模索した作品になっており、幕末にタイムスリップしたかのような体験や、操作の気持ちよさに力を入れた作品になっているといいます。

PS5専用ソフトとしての開発について訊かれると、これまでのTeam NINJAらしい気持ち良いアクションとオープンワールドを融合させるには「PS5はもってこいだった」とのこと。ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発初期から協力していることもあり、コントローラー周りなどでさまざまなアドバイスをもらいながら作っているそうです。

完成を迎えた今の心境を聞かれた早矢仕氏は「実感がないけど、やりきりました」と振り返り、安田氏は「どう受け取ってもらえるか不安もあるけど、頑張ったので楽しんでほしい」と語りました。

本作には大河ドラマ「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」を手掛けた大友啓史氏が映像監督およびシナリオ、『Starfield』『Fallout』などで知られるイノン・ツゥール(Inon Zour)氏が起用されています。会場では、そんな両名が手掛けたオープニング映像が一般向けに世界初公開となりました。

映像は村で起こる略奪から遊郭で盛り上がる様子、剣士同氏が切り合うシーンなどさまざまな場面が移され、混沌とした幕末の時代を表すものに。会場からは大きな拍手があがりました。



また、イベント内では、ユーザーから募った質問を目安箱からピックアップするQ&Aコーナーが開かれました。その内容を要約してお伝えします。

――これまでのTeam NINJA作品の多くはステージクリア型でしたが、オープンワールドにした理由はあるのでしょうか?

早矢仕氏『仁王』は侍的な戦いを感じてもらうという目的があった一方で、本作はその時代に生きているような感覚を味わせるためにオープンワールドを用いています。また、Team NINJAの次の一歩としてオープンワールドにチャレンジしてみたいという気持ちもありました。

――主人公を二人にしたきっかけはなんなのでしょうか?

安田氏多種多様な思想を持った勢力がいて、彼らと因縁を築くというコンセプトから始まった本作ですが、その因縁が最も深い相手として「隠し刀」という設定で2人を描くことに決めました。開発メンバーは嫌がりましたが(笑)、30人のキャラと共闘することも可能で、すべて操作が可能です。うまく良いものに仕上げてくれました。

――周回要素はあるのでしょうか?

安田氏発売直前なので言ってしまいますが……あります! ストーリーのリプレイは簡単なので、違う選択肢を選ぶも良し、オンラインマルチで挑むもよし、エンドコンテンツを極めるも良しという作りにしています。

――ねこあつめ要素があるそうですが、安田さんが飼われている猫は登場するのでしょうか!?

安田氏実は一匹出ています!(笑) 気性が荒い猫だけど、斬りかからず撫でてあげてくださいね。

続いて、本作の腕前がバツグンだという開発ディレクターの隈部宣道氏によるゲームプレイがお披露目されました。プレイの中ではオンラインでゆるく繋がれる要素である「こんぴら狗」が明かされました。

これは“神社仏閣に行けない庶民が自分の犬にお参りさせる”という実在した風習をモチーフにしていて、旅に出させることでオンラインの他のプレイヤーの世界に出現するように。反対に自分の世界にもほかプレイヤーのこんぴら狗が出現するので、撫でてあげるとちょっと良いことがあるそうです。

ねこあつめがひとつ大きな要素としてある本作ですが、犬派の開発メンバーから批判があったこともあり、犬派も満足できるようにこの要素を導入したといいます。

最初のマップである横浜だけでも相当な広さを誇る本作ですが、江戸(東京)でイベントが行われたということで、江戸のマップが初公開。吾妻橋や浅草寺の雷門など現在も残るスポットが精密に再現されていました。

そして、最後には隈部氏が勝海舟を倒すという特別ミッションにチャレンジ。かなり難度の高いミッションとのことですが、無事クリアできれば来場者に特別Tシャツが配布されるとのことで、期待とプレッシャーがかかります。

道中に設置されたザコ敵に苦戦しつつも、お供である坂本龍馬と共闘しながら無事佐幕派・勝海舟の元へ。刀で激しく攻撃してくる勝海舟の攻撃をうまく弾きながら、ガツガツとダメージを与えていきます。

会場全体が見惚れる華麗なプレイを見せているうちに、あっという間に勝海舟を撃破。開発ディレクターらしい圧倒的な腕前を見事見せつけ、来場者にTシャツがプレゼントされました。


発売直前ということもあり、開発者はもちろん来場したファンの興奮も強く感じられるイベントでした。いよいよ発売を迎える新作『Rise of the Ronin』は、PS5向けに3月22日よりリリースされます。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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