『LoL』のチャンプが躍動する2v2格ゲー『2XKO』試遊レポート。交代のタイミングがカギを握る!【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『LoL』のチャンプが躍動する2v2格ゲー『2XKO』試遊レポート。交代のタイミングがカギを握る!【特集】

タッグマッチで“レジェンダリー"を目指せ!

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『LoL』のチャンプが躍動する2v2格ゲー『2XKO』試遊レポート。交代のタイミングがカギを握る!【特集】
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有明GYM-EXで行われた対戦格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」。Riot Gamesのブースにて『2XKO』の試遊が行われました。

『リーグ・オブ・レジェンド』のスピンオフとして登場した本作は、2人のチャンピオンをピックし、2vs2で戦うというシステムが採用されています。本記事ではさっそく一足先に触れてみた筆者のインプレッションをお届けします!

◆簡単コンボから繋がっていく楽しさ!交代のタイミングを見極めろ

本作は格ゲー初心者でも楽しめるよう徹底的に考えられていて、いわゆる→↓↘のような複雑なコマンドはなく、方向キーとワンボタンの入力でほとんどの必殺技を出すことができます。しかし、最大の火力が出るスーパー技は↓↓の入力が必要なので、アーケードコントローラーで出すには少し難しいかもしれません。

どのキャラクターも基本コンボは簡単ですが、じっくり練習すると奥深さが見えてくる作りになっていて、このあたりは非常に現代の格ゲーを勉強して作られている感触が伝わってきます。

より詳しく説明しますと、通常攻撃がL・M・H(DualSenseではそれぞれ□△〇ボタン)に分かれていて、順番に押していくことでコンボがつながる方式を取っています。通常攻撃を必殺技でキャンセルしてコンボをつなげていくという伝統的な格闘ゲームの動きよりも、L・M・Hのコンボを挟んでいかに大技をくっつけていくかが大事です。

このゲームのコンボ攻撃は最終的に20HIT以上もの長さになっていきますが、見た目の印象と比べて仕組みはシンプル。地上でL・M・Hのコンボ後に打ち上げ攻撃、空中でまたL・M・H、そして地上に戻ってきてからまたL・M・H、最後にスーパー技で〆……という具合で、とにかく基本コンボを挟んでダメージを取っていくゲーム性になっているようです。

そんな本作において、何よりも重要なのが「交代」の機能です。本作は×ボタンを押すだけでコンボ中でもスムーズに、別のキャラクターへ交代できます。2人のプレイヤーでタッグを組む“Duo Play”で遊んでいるのであれば、ステージ上で戦っていないプレイヤーがその場でアシストするかどうかを任意で決められ、戦闘中のプレイヤーは“ハンドシェイク”ボタンを押すことで相棒に交代可能。なかなか面白い仕組みですよね。

ガードに徹底している敵を固めながら交代をかけ、また新しいキャラクターで攻め続けるといった連携も可能です。オフェンスが強い格闘ゲームが好きな人にはたまらないでしょう。

しかしながら、安易なタイミングでの交代は禁物で、相手に読まれているとせっかく交代したキャラクターに攻撃を入れられてしまいます。コンボの途中や、相手の不意を突いて、的確にハンドシェイクしていきましょう。

オフェンシブなゲームである分、防御の方法も様々ですL2ボタン一発で出る「パリィ」、ガード中に→+R2ボタンで相手キャラクターを2人とも押し退ける「プッシュブロック」、←+R2ボタンの「後退ガード」で差し返し(相手に攻撃を空振らせてから攻撃すること)を狙えるなど、3種類の仕組みが用意されています。

ちなみにこれは「格ゲー全般の話」ではありますが、オフェンシブなゲームが成り立つ理由のひとつに、ガードシステムが強固であることが挙げられます。あまりに攻撃だけが強いと、先にヒットしたほうがずっと攻め続けるだけの大味なゲームになってしまいますからね。

ゆえに『2XKO』では“3種類のガードシステムを全キャラクターが保有していること”は、かなり重要な点だと考えられます。特に試遊では「プッシュブロック」で相手の猛攻をちゃんと退けるようプレイするのが大事であると感じました。

また、本作の地味に重要な特徴として、全キャラクターにダッシュが付いていることと、普通の2D格ゲーよりもステージの横幅が長いという点も挙げられます。それにより、ダリウスのような見た目が重そうなキャラクターでも、スタイリッシュに戦えている感覚が味わえることでしょう。

ダッシュ中に急停止してガードをするという点において、パッドやレバーレスコントローラーには若干の有利が付くと筆者は考えています。ジリジリとラインを上げ下げするゲームというよりも、「ストップ&ゴーが大事なアクション性の高い格ゲー」であるというのが、筆者の現時点での総合的な見解です。

◆『LoL』のチャンピオンたちが使える!5人のプレイアブルキャラクターたち

ここで、現在発表されている5人のキャラクターたちを紹介しておきましょう。まずは「ダリウス」。貧しい出自から身を立て、屈強な戦士として成長した大男です。

サモナーズリフトではトップレーンでよく見かける彼ですが、『2XKO』でも操作しやすい性能で、見た目通りの大斧ブンブン系チャンピオンです。しかし中段やコマ投げに派生する凶悪な技も持っており、なかなか極め甲斐がありそう。また、『リーグ・オブ・レジェンド』と同様に相手を“出血”状態にすることも可能。格闘ゲームとしてのシステムに『リーグ・オブ・レジェンド』のゲームプレイを分かりやすく落とし込んでいるチャンピオンのひとりと言えるでしょう。ただし見た目通り本体の当たり判定もデカそうなので、そのあたりがネックにはなってくるかもしれません。彼に向けられたコンボなども開発されてしまうかも……?

続いて紹介するのは「エコー」。サモリフではジャングルやミッドで猛威を振るっていたスラム街出身の天才少年です。見た目通りちょこまかと動き、トリッキーなコンボで相手を翻弄します。

残像を出す「クロノストライク」が彼の特徴的な技で、時間を巻き戻して残像の位置に戻ったり残像自体にアクションを真似させたりと、『LoL』らしいプレイフィールを味わえます。その分だけ覚えることが多いので、やや中級者以上の格ゲーマーに向いているでしょう。また、彼には「エアホップ」という二段ジャンプが付いているのにも注目したいです。

「アーリ」は、本家『LoL』でも大人気の女性チャンピオンです。バーチャルポップグループ“K/DA”のメンバーでもあり、本家でも多彩なスキンが用意されていたので、そのビジュアルで彼女をピックしてきた方も多いのでは?

空中ダッシュでガンガン攻めるのが得意なキャラクターですが、メイジということもあって自分の持っているリソースを管理することになります。『LoL』ではWキーで発動できた“フォックスファイア”は『2KXO』でも健在で、コンボ攻撃や読み合いのときに大活躍。アルティメットスキルにはおなじみの“チャーム”も用意されています。ただし、操作難度はエコー同様に少し高めでした。

そして(色々な意味で)愛されている人気チャンピオン「ヤスオ」も『2KXO』でプレイアブル。風の壁を駆使し、相手との距離を自在に操れるキャラクターです。超アグレッシブなメレーチャンピオンということで、本作でも“風”を活かした様々なスキルを操ります。なかなか操作が難しそうでしたが……今回の試遊で開発者がヤスオを使い、とても長いノーゲージコンボを披露してくれました。いつかできるようになりてぇ~。

そして最後に紹介するのが「イラオイ」。“ナーガケイボロス”と呼ばれる名状しがたい神を従えた女性です。こちらもダリウス同様、見た目通りのシンプルな重量系キャラクターで、怪力でもって相手をねじ伏せるタイプです。エコーやヤスオ、アーリと言ったチャンピオンと比べるとトリッキーではなく初心者向けですが、召喚した触手を使って相手を浮かせたり引っ張ったり、攻撃するなど多彩な攻撃方法を備えています。


『2XKO』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年内に基本無料でリリース予定。一般ユーザー向けのプレイテストは、2024年後半を予定しています。



《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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