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「Steamが我々の連絡に応じない」…ベトナム政府がSteamを規制か。海外メディア報じる

ベトナム政府、対応不足を理由にSteamを規制か。

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2024年5月31日、海外メディアVnExpressは、ナム政府がSteamへのアクセスを禁止したと報じています。

5月7日から続くベトナムからのSteamへのアクセス規制。政府が回答も疑念は残る

この問題のきっかけは2024年5月7日あたりから、ベトナム現地のSteamの一部ユーザーがSteamへまったくアクセスできず、また他のベトナムのSteamユーザーも購入済みのゲームで遊ぶことはできるが、新たなゲームが購入不可能となっていたことから、「ベトナム国内からSteamがアクセス規制の対象になっているのではないか?」という疑念が持ち上がったことです。

「ベトナムからSteamにアクセスできない理由を政府が明かした」とする記事を配信したSpiel Times誌によれば、ベトナム国内にもいくつかあるゲームパブリッシャーにユーザーの怒りが飛び火し、パブリッシャーのファンページに否定的なコメントが飛び交う事態になっています。

そんな中でVnExpress誌を通じ、ベトナム政府情報通信省のレ・クアン・トゥ・ド氏は、Steamへのアクセス規制の理由を「ベトナムで販売されるゲームにはすべて認可が必要だ」とした上で以下のように語っています。

ほとんどのプラットフォームは当局と協力し、現地の法律を遵守しています。しかしSteamに関しては、当局は何度も連絡を取っているが、返答がないため、停止する必要がありました。

しかし、現地の法律を遵守となれば問題はそれだけではないかも知れません。Spiel Times誌は問題を、現地パブリッシャーがSteamについて「海賊版やそれに類するソフトが販売されているサイト」であると報告したためではないかとも推測しています。

また、それ以外にもベトナム国内の法律との衝突が発生する要因があります。外務省海外安全情報の「ベトナム」の項によれば、現地で取り締まられる表記として「所持禁制品(わいせつ図書)」、「国家への批判」が挙げられています。特に「わいせつ図書」については日本の雑誌のグラビア写真程度でもベトナムでは「わいせつ図書」とみなされるとされており、今日ではSteamに存在する少なくない数のゲームが該当の条項に抵触することは否定できません。


何にせよ、簡単に解決しそうにはないように思えるベトナムのSteamアクセス規制問題。はたして、無事に解決する日は来るのでしょうか。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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