「世界が崩壊していく中、カードを遊び続けるゲームです」戦争ホラーカードゲーム『Deckline』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「世界が崩壊していく中、カードを遊び続けるゲームです」戦争ホラーカードゲーム『Deckline』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、KREIDPIX開発、PC向けに5月7日にリリースされた戦争ホラーカードゲーム『Deckline』開発者へのミニインタビューをお届けします。

連載・特集 インタビュー

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、KREIDPIX開発、PC向けに5月7日にリリースされた戦争ホラーカードゲーム『Deckline』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、シンプルなカードゲームを通して戦争を体験できるホラーカードゲーム。弾薬は尽き、包囲され、プレイヤーは避けられない運命を忘れるため、最後の「ドゥラク(ドゥラーク)」ゲームをプレイします。日本語にも対応済み。

『Deckline』は、350円(5月22日までは10%オフの315円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

KREIDPIX 私たちはKREIDPIX開発チーム(総勢3名)で、現在、雰囲気の体験、特にホラーに力を入れています。ゲームの好みは様々です!そこで、チームメンバーが好きなゲームを紹介します。『Alan Wake 2』『Wargame: Red Dragon』『Alien: Isolation』、そして私たちのゲーム『Scauage』です!

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

KREIDPIX 本作は、ホラー/卓上ゲームというジャンルにユニークな要素を加えたものです。私たちは、戦争というありふれた現象を通して恐怖を呼び起こすホラーカードゲームを作りました。本作は、世界初の戦争ホラー/戦争スリラーカードゲームです。周りの世界が崩壊していく中、あなたはカードで遊ぶことになります。この雰囲気が本作のユニークな点の一つです。私たちは、他の多くのゲーム(下記参照)に触発され、彼らが実現したことを、私たち独自の東欧のレンズを通して再現することを思いついたのです。世界中の武力紛争の現状に焦点を当て、戦争がいかに悲惨で、痛々しく、恐ろしいものであるかを表現しました。そのため、本作は戦争ホラーであり、主なホラー要素は戦争なのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

KREIDPIX はい!本作は『One Last Game』に直接インスパイアされたものです。このコンセプトを本作のキーアイデアとして使用しましたが、『One Last Game』のように民間人ではなく、戦争で戦う、まさに戦闘の真っ只中にいる兵士たちに視点を移しました。このゲームとは別に、もちろん『Buckshot Roulette』や『Inscryption』からも影響を受けています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

KREIDPIX 最も印象的なエピソードは、最終的にゲームをリリースできたことです。私たちはマラソン形式で本作を開発し、3ヶ月で完成させることができました。長い苦労の末にようやく休むことができたのは、本当によかったです。また、ビジュアル面もサウンド面も完全に完成したとき、開発初期とは没入感もリアル感も桁違いで、本当に感動しました。開発の中盤では、自分たちが作り上げたものに最も興奮し、気に入っていたと言っていいでしょう。もちろんその後、私たちは24時間体制でゲームをテストするようになり(そしてバグを修正するようになり)、ゲームに飽きてしまいましたが…仕方ないですよね?

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

KREIDPIX プレイヤーたちからは、マルチプレイヤー、新しいゲームモード、その他のQoL向上機能を求められています。マルチプレイヤーの要望が一番多いですが、コアとなるゲームプレイのループに他の様々なゲームモードや機能を導入することで、よりリプレイ性を高めてほしいという要望もあります。リリース以来、多くの方々がポジティブなコメントを残してくださったことに、私たちは本当に感銘を受けました。さらに、すべてのフィードバックは、私たちが以前に考えもしなかった多くの新しいアイデアを私たちに与えてくれたのです。プレイヤーの皆さんの創造力には驚かされました。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

KREIDPIX 現在のところ、具体的な計画はありません。私たちは、このプロジェクトをさらに発展させ、新機能やその他の要望を実現することが論理的であるかどうかを確認するために、しばらくはパフォーマンスを観察する予定です。すべては評判、売上、その他の指標次第です。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

KREIDPIX もちろんです!私たちはWin-Winモデルに大賛成です。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

KREIDPIX 本作についてお読みいただき、ありがとうございます!伝統的なカードゲームである「ドゥラーク」をプレイして東欧の文化を体験していただけると嬉しいですし、しばしば戦争の影響を受けるこの地域のメランコリックな雰囲気に浸っていただければ幸いです。本作ではそのすべてが体験できますよ!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

Game*Spark副編集長。平日日中のニュースデスクおよび料理連載や有志翻訳者連載の基本担当。 2021年版以降の『ウィザードリィ外伝 五つの試練』イード側のディレクターも兼務中。

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  • スパくんのお友達 2025-05-15 12:16:11
    なんか昔こういうの見たな~と思ったらやっぱOne Last Gameに着想を得たんだな。面白そうね
    6 Good
    返信

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