2025年5月28日より、『モンスターハンターワイルズ』と『ストリートファイター6』のコラボレーションイベントが始まりました。
カプコンが誇る人気シリーズの最新作同士が夢のコラボを果たすこのイベントでは、殺意の波動に目覚めし格闘家「豪鬼」になってモンスターたちと戦うことができます。筆者は『スト6』で豪鬼をマスターランクにするくらいにはこのキャラクターが好きなので、早速飛びついてみました。

禁足地でも滅殺!完全再現された豪鬼はもはや新武器種!?
本コラボを楽しむには、ハンターランク21以上で、油湧き谷のベースキャンプにいるNPCクインから受注が可能なミッション「強さの頂き、その先へ」を進める必要があります。
どうやら歴戦のモンスターの死体が出ているようで、ハンターたちはその調査に乗り出します。まずは火窯の里アズズにいる面々から、どんな状況なのか話を訊いてみましょう。別のハンターが勝手に生態系を荒らしているようでは困りますからね。

「やられたほうは崖の上まで吹っ飛ばされて」「殴られたような跡もあった」「全部ゲンコツで殴り倒した」……
え、ええ? それって本当にハンターなんですか……? というか、そんな人間がいるんですか……?

噂は尾ひれがつくもの。話半分で聞き流しながら、ひとまず死体を調査し終えた面々は、最下層に問題の人物がいると聞きつけてそこに向かいます。すると、どこかで見たことのある背中が――

そこにいたのは、豪鬼ッ!! 己が拳を極めんため、殺意の波動を身に宿し闘い続ける修羅が、禁足地にやってきていました。
勝手にモンスターを倒してもらっては困る、と説得するも「喝ッ!」と逆に怒られてしまう始末。瞬獄殺までお見舞いされ、話を聞いて欲しくば力を示してみせよ、と難題を突き付けられてしまいます。

そこで大集会所まで戻り、指定された闘技大会「覚悟の証明、強者の証」を達成することに。豪鬼の装備を身にまとい(というより豪鬼そのものになりきって)いざアジャラカンを滅殺!

今回のコラボはかなり熱が入っており『ストリートファイター6』の豪鬼の動きが忠実に再現されていました。
豪鬼は大きく分けて「アシストコンボ」「豪波動拳」「ドライブインパクト」の三つの行動が可能です。それぞれアイテムスライダーから呼び出して使用する技です。

アシストコンボは(PSコントローラー基準で)□ボタンを押すと始動します。そのまま□ボタンを連打すると、面割り→脛斬り→強豪波動拳というコンボを行います。
他には、□ボタンを当てたのち、△ボタン連打で豪掌→六腑穿ち→OD金剛灼火、〇ボタン連打で首撥ね→腸潰し→OD竜巻斬空脚に派生します。名前が……グロい!
これらコンボの最終段のあとに豪昇竜拳のエモートか、→↓↘□と入力することで、OD豪昇竜拳で〆ることができます。ぜひともエモートをショートカットに登録しておきたいですね。

豪波動拳はスリンガーショットの要領で、エイムして豪波動拳を撃つことができます。波動拳を狙って撃てる時代が来るとは……!
そしてドライブインパクト。『ストリートファイター6』を代表する技ですね。この技を使うには時間経過で溜まるドライブゲージが必要なんですが、モンスターの傷口に当てると「瞬獄殺」を決めることができます。一瞬にして千の打撃(『スト6』では30HITですが)を叩き込む大技……何度見ても痺れます!

コンボ中にL2+R1でも使用できるほか、隠しコマンドとして□→□→△〇同時押しでも出せます。

こうして書くと色々なアクションができて複雑なようにも見えますが、実際に使ってみた感じはとてもシンプルでした。
アジャラカンを瞬獄殺で倒して、ようやく豪鬼に認めてもらうことが叶いました。一連の騒動を「師弟のままごと」と言っていた豪鬼、意外と満更でもなかったのでは? (『スト6』の)ワールドツアーで師匠ロールプレイにハマったのか?
さて、あとは普段使いできる豪鬼装備「豪鬼α」シリーズを作るのみ。こちらはセット装備なので、どれかひとつ作れば問題ありません。必要な素材も「SF6チケット」5枚「赫猿獣の上鱗」3つ「大赫猿結晶」1つとお手頃です。今回の闘技大会のクエストを5回と、上位アジャラカン何体か狩れば制作できるでしょう。

また、同時にオトモ装備としてブランカちゃん人形を模した「ブランカα」シリーズも制作可能です。こちらは「SF6チケット」2枚と「赫猿獣の上鱗」2つだけなので、もう少しだけ周回してついでに作っちゃいましょう。

というわけで、豪鬼装備を着て各地をうろついてみます。
魚料理をいただく豪鬼。

眠っているラバラ・バリナをタル爆弾で倒そうとする卑怯な豪鬼。

腕相撲の相手がいなくてちょっと寂しい豪鬼。

アジャラカンから素材を剥ぎ取る豪鬼。

何をやっていてもサマになるし、同時にちょっと面白い……そんなところが良いですね。自社コラボながら、ストーリー・モーション・遊び心と、細かいところまで気合の入った素敵なコラボでした。本コラボレーションは常設イベントなので、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
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