
幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2026(TGS2026)」。コーエーテクモゲームスブースでは、Team NINJAが手掛ける『Wo Long 2: Wings of Ember』が試遊出展されています。
今回は会場で試遊版をプレイする機会を得たため、実際に触れて感じたアクションの手触りや、前作から進化したポイントを中心にお届けします。
『Wo Long 2: Wings of Ember』とは
『Wo Long 2: Wings of Ember』は、三国志を題材としたダークファンタジー世界を舞台に、Team NINJAが手掛ける高難度アクションRPG『Wo Long: Fallen Dynasty』の続編です。
本シリーズ最大の特徴は、敵の攻撃を刹那のタイミングで受け流す「化勁(かけい)」を軸とした攻防一体のバトル。単に攻撃を避けて隙を待つだけではなく、敵の攻撃そのものを受け流しながら反撃へとつなげられるため、高難度アクションでありながら積極的に攻め続けられる手触りを生み出しています。
本作ではその基本を受け継ぎつつ、鳳凰の力を借りる新アクション「凰技(おうぎ)」や空中戦が追加され、さらに「長坂の戦い」「赤壁の戦い」といった三国志を代表する戦場が広大なオープンフィールドとして描かれます。
化勁と「凰技」でさらに広がった攻防一体のアクション
前作同様、化勁を決めながら攻撃を継続していく気持ちよさは健在です。本作では攻撃から化勁へとつなげやすくなっており、敵の反撃に対応しながら、より途切れることなく攻めを継続できるようになっています。
さらに新要素として加わったのが「凰技」です。凰技は鳳凰の力を借りることで、ダッシュ、ガード、ジャンプ、軽功、化勁といった各種アクションを強化するシステム。
たとえば「凰技ジャンプ」では、敵の攻撃にタイミングを合わせて大きく回避しつつ背後へ回り込むこともできます。今回の試遊時には盾を構えて正面からでは崩しにくい敵に対しても有効で、従来の化勁とは異なる形で敵の攻撃を自分のチャンスへと変えられる点が印象的でした。

■空中でも攻め続けられる立体的なバトル
本作では空中戦も大きく強化されています。空中攻撃に加え、一部の武技や仙術を空中で使用できるほか、ジャンプ中でも「空中化勁」によって敵の攻撃を受け流すことができます。
そのため、ジャンプしたからといって一方的に無防備になるわけではありません。地上から空中へと攻撃をつなぎ、さらに相手の反撃を空中で化勁して再び攻めへ転じるなど、より立体的でスピード感のある戦闘を楽しめました。
実際に触れてみて強く感じたのは、戦闘の随所に「うまく決まったときの気持ちよさ」が散りばめられていることです。化勁や凰技が成功した瞬間の明確な手応えが、そのまま次の攻撃へとつながっていくため、高難度ながら守りに回り続ける感覚はそれほどありませんでした。

豊富なアクションながら操作は直感的
できることが増えたことで一見すると操作は複雑に見えますが、今回の試遊ではR1ボタンを起点に、対応するボタンを組み合わせることでさまざまなアクションへ派生する操作体系となっていました。
最初こそ覚えることは多く感じたものの、実際に触ってみると各アクションへアクセスしやすく、短い試遊時間でも比較的スムーズに操作へ馴染めます。アクションの豊富さに対して、操作が煩雑になりすぎていない点も好印象です。

長坂や赤壁を舞台に、自分の攻略で戦況を変える
物語の舞台も前作から大きく広がります。本作では「長坂の戦い」や「赤壁の戦い」といった三国志を代表する戦場が登場し、それぞれが広大なオープンフィールドとして構築されています。TGS2026の試遊版では、そのうち「長坂」の一部を体験できました。
攻略方法もひとつではありません。プレイヤーの腕前を頼りに強敵へ正面から挑むこともできますが、フィールドを探索して自軍の旗を立てることで敵側の士気を下げ、戦いを有利に進めることもできます。単純に敵を倒して先へ進むだけでなく、探索や拠点攻略を通して自ら戦況を変えられる点は、本作ならではの面白さになりそうです。
三国志ファンとしても、馴染み深い戦場を背景として眺めるだけではなく、自分自身がフィールドを攻略しながら戦況を塗り替えていく感覚は大きな魅力だと感じました。
武器を乗り換えやすい育成システムも好印象
育成面についても、ひとつの武器だけを使い続けることを強制しない設計が意識されています。試遊時の説明によると、成長ステータスと武器種には相性が設定されている一方、ステータスの上げ下げを比較的自由に行えるため、使用する武器に合わせて育成方針を変更しやすくなっているとのことでした。
そのため、「次はこの武器を使ってみたい」と思った際にも別の武器種へ移行しやすく、複数の武器を試しながら自分に合った戦い方を探せるのはうれしいところです。高難度アクションではビルドをやり直す手間が武器変更のハードルになりがちですが、本作ではさまざまな武器や戦い方へ挑戦しやすい印象を受けました。

試遊の最後には強敵「曹仁」が待ち受ける
TGS2026試遊版の最後には、ボスとして「曹仁」が待ち構えています。会場での説明によると、今回の曹仁は試遊イベント向けに強めの調整が施されているとのことで、短いプレイ時間の中ではかなりの強敵でした。
なお、試遊参加者にはレンチキュラー缶バッジがプレゼントされ、さらに曹仁を撃破できたプレイヤーにはオリジナルTシャツが進呈されます。筆者も撃破を目指して挑戦しましたが、残念ながら時間内に勝利することはできませんでした。

『Wo Long 2: Wings of Ember』を実際に触れてみて印象に残ったのは、単純にアクションが増えたこと以上に、それぞれの行動が「攻め続ける気持ちよさ」へとつながっている点です。化勁で敵の攻撃を受け流し、凰技で状況を切り返し、さらに空中へと攻撃をつないでいく一連の流れには、前作の魅力を残しながら明確な進化を感じられました。
また、旗を立てて敵の士気を下げるなど、アクションの腕前だけに頼らず攻略を有利にできる選択肢が用意されている点も魅力です。高難度アクションが得意なプレイヤーはもちろん、探索や育成を重ねながら自分なりの攻略方法を探したい人にも楽しみやすい作品になりそうです。
『Wo Long 2: Wings of Ember』は2027年3月4日に、PlayStation 5、Nintendo Switch 2、XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steamなどで発売予定。また、9月30日まではゲーム序盤の「長坂の戦い」の一部をプレイできるα体験版も配信されています。今回の試遊で気になった方は、実際に本作ならではの「攻め続ける」アクションを体験してみてはいかがでしょうか。









