2026年9月17日から20日まで幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2026」では、『Mouthwashing』や『No, I'm not a Human』などゾッとするようなゲームの販売を手掛ける「CRITICAL REFLEX」が出展していました。
そのなかでも、ひと目見ただけで思わず身を引いてしまいそうなボディホラーADV『Tiny Chills - Not From Ear』を試遊してきましたので、本作の内容や(良い意味での)気持ち悪さをお届けします。

慎重に耳掃除をし、奥の異物を取れ
机に向かい、イヤホンを耳に激しいロックを聴いていると、どこからともなく自分を呼ぶ声が――。顔を上げると、目の前には肩に鶏を乗せたスキンヘッドの男「ジョン」が立っています。ジョンとのやりとりを通して、主人公の「フィオレンゾ」はどうやら学生で、同級生とケンカをしてしまったことが見えてきます。



選択肢を選びながら会話を進めていると、母親の「ブレンディルダ」が現れました。周囲を見回したり話を聞いたりするうちに、ここが「耳の診療所」だと分かってきます。母いわく、最近は耳の中に虫が入った患者の処置が多いとのこと。話を聞いているだけで、思わず「うぇっ」と声が出てしまいそうです。

そして、母から耳を見て欲しいと頼まれることに。主人公は研修を受けた様子もなく、大丈夫なのだろうか……と思いながらも、器具を手に取って耳の中をのぞきます。器具はマウスで操作し、前後に動かすと奥や手前に移動する仕組みです。一度は動画サイトなどで見たことがある(かもしれない)、あの耳掃除が始まります。


と、大きな耳垢を発見。今使っている器具では取り除けないため、必要に応じて器具を切り替えながら綺麗にしていきましょう。絵面は汚く感じるかもしれませんが、プレイ中は耳垢が少しずつ取れていく様子にどこか気持ちよさを感じてしまいました。特に大きな耳垢は左クリックを押しながら手前へとマウスを動かすこともあり、「取れた~」という感覚が味わえます。



こうして器具を耳の奥へさらに進めていくと、謎の物体が……? ここで写真を撮り、いったん耳掃除を終えます。すると、主人公を心配した母が声をかけてきますが、ギクシャクしたままで会話が終わってしまいます。



母が出ていってしまったため、あたりを探索していると、突然患者がドアを叩く音が。免許もないのに診てもいいのかと尋ねますが、「とにかく早く取り出してほしい」と頼まれ、急きょ診療することに。


しぶしぶ耳掃除を進めていくと、彼の言うとおり奥には謎の白い物体が詰まっていました。大きな耳垢を取る器具では異物に対応できないので、鉗子に切り替えて取り出します。こちらは邪魔な耳垢があると詰まってしまうので、取り出す前に周囲を綺麗にしなければいけません。
取れそうだと思ったら残っていた耳垢に押し返され、それを綺麗にしたら異物を押してしまい……と、なかなか思うようにいかず、夢中になってマウスを動かしてしまいました。


なんとか器具を切り替えながら異物を取り出し、診療を終えます。異物が取れた患者はスッキリして満足そうです。大きな耳垢が取れたときの、あのなんとも言えないうれしさは筆者にも分かるので、踊りだす患者についクスリと笑ってしまいました。


本作は耳掃除が中心のゲームではありますが、主人公の抱える問題や町に隠された謎なども垣間見え、ただの「ヘンテコなお掃除ゲーム」では終わらない気配をそこかしこに漂わせています。この先、耳の中には何が待っているのか……。先の展開が楽しみでありながら、遊んでいるこちらまで耳がぞわぞわしてきそうな試遊でした。
『Tiny Chills - Not From Ear』は、PC(Steam)向けに近日登場予定です。











