2026年9月17日から21日までの5日間、千葉県幕張メッセでは「東京ゲームショウ2026」が開催されました(21日は会場開催は中止、配信イベントのみ開催)。今回のゲームショウでも、さまざまな展示やイベントが開催されて大いに盛り上がっていました。
スクウェア・エニックスブースでは、先日発表された『ロマンシング サガ 3 デスティニーユナイテッド』の試遊が行われていました。
本作は、1995年に発売されたスーパーファミコン向けRPG『ロマンシング サ・ガ3』のフルリメイク作です。プレイヤーは、個性豊かな8人の主人公から1人を選び、それぞれの視点から「宿命の子」を巡るひとつの物語を体験していきます。
リメイク版では、グラフィックの3D化に加え、戦闘やゲームシステムを再構築。難易度も選択可能で遊びやすく進化しているほか、イベントシーンのフルボイス化により、キャラクターたちの群像劇がより鮮明に描かれます。
本稿では、大盛りあがりだった『ロマンシング サガ 3 デスティニーユナイテッド』試遊のプレイレポートおよび、本作のプロデューサーを務める田付信一氏へのインタビューをお送りします!

遊びやすく美しい3Dの『ロマサガ3』

今回の試遊では、本作の世界観やストーリーを楽しめる【迷子のゴンを探し出せ!】と、強敵との戦いを楽しめる【悪竜グゥエイン】の2つのモードが用意されていました。【迷子のゴンを探し出せ!】では、カタリナを主人公に、魔王殿で行方不明になった少年・ゴンを探し出すための冒険を行います。
導入部では、カタリナやトーマスなどのメンバーによる会話もあり、本作のフルボイスイベントもしっかり堪能できます。3Dグラフィックで生まれ変わった街やダンジョンも美しく、各所にアイテムも落ちているので、マップ内を探索しながらその美しさもしっかり堪能できます。
目的地の魔王殿は非常に深いダンジョンですが、今回の探索では浅い部分のみの探索になります。しかし、城内にはモンスターも徘徊しているので油断は禁物。本作はシンボルエンカウントで、プレイヤーが見つかればモンスターが迫ってきます。また、モンスターに先制攻撃をしたり、 したり 先制攻撃 せん い背後からの不意打ちが成功先制攻撃すれば、戦いを有利に始められます。

閃き・相性・タイムラインを意識して戦いを制せよ!
本作の戦闘では、敵と味方の行動順がタイムラインで表示される「タイムラインバトル」で展開します。各キャラクターは順番に攻撃や術、アイテムなどを選択しながら行動していきます。基本的な部分は『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』の要素を取り入れているようです。
戦闘では武器による通常攻撃のほか、BPを消費する技や術も使用できます。技や術には単体に強力な一撃を加えるもの、敵をスタンさせるもの、全体攻撃などの種類があり、敵の弱点をつけば大きなダメージを与えることもできます。スタンや麻痺を駆使して敵の行動を阻害することも重要です。

そして、アクションの横に電球マークがある場合は、新たな技を「閃く」可能性もあります。そして、戦闘中に連携ゲージが溜まれば「連携技」も発動可能で、キャラクターたちが協力してド派手な攻撃を敵にお見舞いします。
また、一部のモンスターは非常に強力な攻撃をすることがあり、その際はタイムラインで「!マーク」が表示されます。その敵の順番が来る前にキャラクターを防御させたり、スタンなどの行動阻害を狙ったり、今できる行動の中での最適解を見つけ出すのも本作の醍醐味です。

本作も技ごとに異なるエフェクトがあり、テンポも抜群にいいので、とにかく戦闘が気持ちいい!ゲーム内ではさらに陣形や地相といった要素や、覚えた技や術を他のキャラクターに伝える「極意化」などもあるので、考えながら楽しいバトルが楽しめそうです。

難易度「オリジナル」で強敵に挑む!
試遊のもう一つのモード【悪竜グゥエイン】では、ハリードを主人公に、ダンジョンの奥に待ち受ける強敵を倒すことが目的です。筆者は今回、原作準拠の歯ごたえのある戦闘をタンしめる難易度・オリジナルで、グゥエインに挑むことにしました。
グゥエインは範囲攻撃や、2回攻撃などの強力な技を使用して来る強敵です。戦闘中は味方の体力を維持することを意識しながら、ダメージを与える役割とサポートの役割にキャラクターを分け、パーティーメンバーが欠けないように戦っていきます。もちろん閃きや弱点を意識して、ゲージが溜まれば連携技も惜しみなく使っていきます。


やはりグゥエインはとても強力で、油断すればあっという間に仲間が倒されてしまいます。倒れた仲間はLPがある限り回復すれば戦線に復帰可能ですが、当然体制を立て直すまでの行動も必要です。戦いの中で相手から受けるダメージを考えながら、誰を回復するか、いつ攻撃するかを考えるのも大切です。
試遊でのグゥエイン戦のメンバーは、ハリード・エレン・ロビン・ようせい・ゆきだるまと個性豊かな能力が揃っていました。回復術を持つキャラクターをサポートメインにしつつ、必要なときは傷薬などの回復アイテムを使用。苦戦はしましたがなんとか無事に倒すことができました。


かなり厳しい状況に追い込まれながら、戦闘の後半に閃いた強力な技が決め手になるという、実にドラマチックな決着。苦戦の中で光明を見つけるのが面白い作品で、今作の美しく派手なビジュアルで展開したことで、とても興奮するバトルが楽しめました。勝ててよかった……!

『ロマサガ3 デスティニーユナイテッド』プロデューサーインタビュー
――『ロマンシング サガ 3 デスティニーユナイテッド』にて、目指したことを教えて下さい。
田付:『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』では、多くのファンの方々から温かい声をいただきました。今作でも同じくらい期待に応えられるようにしたいと思いました。
オリジナル版が1995年に発売されて、今も人気のタイトルなので、原作ファンの人が「懐かしい」と「新しい」をどちらも感じられるような作品にしたいと考えています。もちろん、新規のプレイヤーの方にも楽しめるように作っています。
――開発チームの考える『ロマンシング サ・ガ3』の魅力を教えて下さい。
田付:前作の『ロマンシング サ・ガ2』は、皇帝継承というユニークなシステムが魅力ですが、一方でどうしても主人公というキャラクター性はそこまで強調されていないと思います。
『ロマンシング サ・ガ3』では人気の高い8人の主人公がいて、それぞれの個性が大きな魅力だと考えています。今作では3Dモデルやボイスなども加わって、より魅力になるかなというのを考えました。

――『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』から受け継いだものはどのような部分でしょうか?
田付:戦闘のテンポの良さは大きく評価していただけた部分です。『ロマンシング サ・ガ3』では、前作になかった術や技も多く、作る際にその良さを引き出すことにも注力しています。
シリーズとしての閃きなども魅力的ですし、今作では技や術の「極意化」のシステムもあるので、戦闘中に成長させる要素も増えています。戦闘の良さを引き継ぎながら、今作ならではの新たな魅力になっていると思います。
シリーズごとのモンスターの見た目の違いなどもしっかり反映しているので、原作ファンにも喜んでもらえると思いますね。
――リメイク版の開発で苦労した点を教えて下さい。
田付:『ロマンシング サ・ガ』は、当時では珍しいフリーシナリオのゲームで、そこが大きく評価された部分だと思います。
ただし、今だと同じようなシステムのゲームも多いですし、原作そのままの『ロマンシング サ・ガ3』では、例えば「宿命の子」についてや「なぜ主人公たちが、四魔貴族と戦い、アビスゲートを閉じようとしているのか」など、 少し説明が足りない部分もあります。元々あるストーリーをベースに、どのようにわかりやすく補完していくかという面では苦労しました。

――オリジナル版プレイヤーを驚かせるようなサプライズはありますか?
田付:そこはまだ内緒です。今後の情報にご期待ください。
――8人のキャラクターがいるので、やはり8回プレイする方も多いと思います。ゲームの引き継ぎ要素などはどのようになるのでしょうか?
田付:こちらもまだ詳細は言えないのですが、周回することの意味はあるとだけ答えさせていただきたいですね。
――リマスター版の追加要素「暗闇の迷宮」はなくなる代わりに、アイテムや敵はゲーム内に登場すると公式生放送で紹介されました。当然迷宮のボスも登場するのでしょうか?
田付:その部分については、公式生放送で伝えたことからご想像いただければと思います。
――今回のリメイク版発表で、ファンの方々からどのような反応がありましたか?
田付:『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』が好評だったこともあり、期待されていたところもあるので「やっぱり作ってたのか」と思ってくださった方も多かったみたいです。作ってる側としても嬉しかったですね。

――最後に読者の方にメッセージをお願いします!
田付:オリジナル版をプレイした人には懐かしかったり、『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』をプレイした人にはその延長線上で楽しんでいただけたり、いろいろな楽しみ方や魅力があると思います。
「サガ」シリーズは難しいというイメージもあるかもしれませんが、カジュアルモードなどの自分に合わせた難易度設定で遊びやすくもなっています。新たな技を修得する「閃き」など、本シリーズ独自の要素もたくさんあるので、ぜひともシリーズ未経験の方も、この作品をきっかけに プレイして魅力を感じ取ってください!
――ありがとうございました!
『ロマンシング サガ 3 デスティニーユナイテッド』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2/ニンテンドースイッチ向けに2027年2月16日(Steamは2月17日)リリース予定です。











