
去る2026年9月、GameSpark編集部はNVIDIAより「GeForce Trading Cards: Series 1」を提供いただきました。このトレーディングカードはGeForceをテーマにした特別アイテムで、7月に発表された際には「エイプリルフールはもう過ぎてるぞ」「ビデオカードとトレーディングカードを混同してるのか」など驚きの声が寄せられていました。
そんな話題のトレカパックを開封して出てきたのは、NVIDIAの初期プロセッサから『サイバーパンク2077』コラボモデル、そして往年の技術デモまでを網羅する全9種(※一部被り有り)。GPUや技術の進化を手のひらサイズで振り返れるコレクションとなっていました。
NVIDIAが配る“トレカ”とは

「GeForce Trading Cards: Series 1」はもちろんGPUそのものではなく、歴代ハードウェアやリアルタイム技術デモなど、NVIDIAの技術にまつわる題材をカード化したコレクターズアイテムとなっています。
このトレーディングカードは一般販売されるアイテムではなく、NVIDIAの自社キャンペーンやイベント、公式SNSでの企画などを通じて配布されています。黒い基板を思わせるデザインやPCIe端子風の意匠も含め「グラボ好きに向けたトレカ」として細部まで作り込まれた仕上がりです。
2パックの開封結果! カードでNVIDIAの歴史を追体験
今回、GameSpark編集部がNVIDIAから受け取った2パックから出てきたカードは、以下の9種です。
NV1

1995年に登場した、NVIDIA初期のマルチメディアプロセッサ。GeForce以前のNVIDIAを象徴する一枚です。
GeForce 256

NVIDIAが「GPU」という呼び方を広く打ち出した初期の象徴的モデル。ハードウェアT&Lを搭載し、PC向け3Dグラフィックスの進化を印象付けました。
GeForce 3

プログラマブルシェーダーの導入によって、GPUが固定的な描画処理から表現を作り込むためのプロセッサへ変化していく時代を示すモデルです。
GeForce 7800 GTX

2000年代半ばのハイエンドGPU。当時のPCゲーミングにおける性能競争を思い出させる存在です。
GeForce GTX 1080

Pascalアーキテクチャを採用したGPUで、高解像度ゲーミングやVRの広がりを支えた世代の代表格です。
GeForce RTX 2080 Ti Cyberpunk 2077 Edition

『サイバーパンク2077』とのコラボレーションによる限定デザインモデル。レイトレーシングを前面に押し出したRTX世代と、話題作の結び付きを象徴しています。
Bubble / Chameleon / Medusa

GPUによるリアルタイム描画性能を見せる技術デモ。製品名だけでなく、NVIDIAが示してきた映像表現の進化もカード化されています。
今回の内容は、初期のNV1からRTX世代までを横断する「GPU史カードパック」のような並びです。特にGeForce GTX 1080とGeForce RTX 2080 Ti Cyberpunk 2077 Editionが収録されており、PCゲーミングの性能競争だけでなく、GPUがゲーム作品やカルチャーと結び付いていった流れも感じさせます。
なお「Bubble」「Chameleon」「Medusa」は、いずれもNVIDIAが各時代のリアルタイム描画性能を示してきた技術デモです。単なるスペック表では伝わりにくいGPUの進化を、映像表現として見せてきた存在といえます。
カードから見るGeForce史

NV1は1995年発売で、ジョイスティック、音声、VGA、2D、3Dへの対応を統合したNVIDIA初期のマルチメディアプロセッサです。現代のGeForceへ直結する製品というより、NVIDIAがPCグラフィックス分野で足場を築こうとしていた時代を示す一枚と言えるでしょう。
一方、GeForce 256はハードウェアT&Lを搭載して「GPU」という言葉を広く印象付けた存在です。そこからGeForce 3ではプログラマブルシェーダーが注目を集め、GeForce 7800 GTX、GTX 1080、RTX 2080 Tiと、グラフィックスの表現・性能競争は世代ごとに大きく変化していきました。
なかでもGTX 1080はPascalアーキテクチャを採用し、高解像度ゲーミングやVRに向けた性能・電力効率の飛躍を打ち出したモデルです。RTX 2080 Ti Cyberpunk 2077 Editionは、レイトレーシングを前面に押し出したRTX世代と、超大型ゲーム作品のコラボレーションを象徴する一枚といえます。
ただのノベルティでは終わらない魅力
ハードウェア史を知っている人にとっては、カードの名前を見るだけで、当時の自作PC事情やベンチマーク結果、技術デモを初めて見たときの衝撃まで思い出せるかも。一方で、最新GPUから入ったユーザーにとっても、現在のGeForceがどのような積み重ねの上にあるのかを辿る入口になります。
カードを見ながら、「最初に使ったGeForceは何だったか」「GTX 1080を何年使ったか」「Chameleonを初めて見たのはいつか」と語り始めれば、PCゲーマー同士の会話も自然と弾みそうです。GPUは世代交代によって役目を終えていくものですが、こうして小さなカードになると、PCゲーミングの記憶を保存するメディアにも見えてきます。

ちなみにこの「GeForce Trading Cards: Series 1」は全11種+シークレット2種で構成されています。気になるシークレットカードのアイテム名は「JHH 01 Jensen: Early Years」「JHH 02 Jensen: CES 2025」。どうやら若かりし頃のジェンスン・フアンとアメリカで開催されたCES 2025登壇時のジェンスン・フアンのようです。Game*Spark編集部は惜しくもゲットできませんでしたが、「NVIDIA GeForce JP」X公式アカウントではプレゼントキャンペーンを実施していたので、今後読者の皆さまもNVIDIAのカードを“剥く”チャンスに出会えるかもしれません!














