個人デベロッパーのIsaoWorksは10月7日、『Hex Reverse』をPC(Steam)向けにリリースしました。
本作は最初の30日間は無料配布され、その後は300円での販売になる予定です。今のうちにライブラリに加えておけば、有料化してからもそのまま遊べます。
数字比較系の陣取りカードバトル。スキルもあり、特殊ルールや特殊フィールドによってバトル条件も変化
本作は、六角形グリッドで戦う陣取り型カードバトルにローグライクデッキ構築を組み合わせたゲームです。

バトルの舞台は19マスのフィールド。プレイヤーと相手が交互にカードを置いていき、各カードは6つの辺それぞれに異なる数値を持っています。
隣り合う相手カードと接する辺の数値を比べ、こちらが上回れば相手カードを自分の色へ反転。配置場所と盤面の状況を読みながら、より多くのカードを自分の色に変えていくのが目的です。

ひとつのランでは複数のバトルが連続し、勝利するたびに相手のデッキからカードを1枚獲得できます。
カードには属性やスキルもあり、SPを消費してスキルを使い、自分のカードの強化や属性変更、相手カードの弱体化などを行えます。特殊ルールや特殊フィールドによってバトルの条件も変わるので、いつも強いと思えるようなカードが最善とは限らず、ランごとに体験が変化します。

ランを終えると拠点に帰還。デッキ構築やカードの売買・合成、永続的な装備強化で、次のランに備えましょう。戦力を整えながら、より難しい異界へ挑んでいくゲームサイクルです。
「AIに全部作ってもらう」のではない
本作はSteamストアページで生成AIの使用を開示しています。ChatGPTを企画・仕様整理・レビューや一部グラフィック素材の作成に、Codexをコード生成・実装・テスト支援に使用したそうです。
一部の画像素材はAIで生成したベースをPhotoshopなどで調整したもので、BGMの一部にSOUNDRAW、効果音の一部にElevenLabsを用いています。なお、ゲームプレイ中にリアルタイムで生成AIを使う機能はなく、最終的なデザイン、編集、実装、採用判断は開発者が行っているとのことです。

IsaoWorksはリリースに先立ち、Steamニュースで開発備忘録の連載を始めていました。
その第1回(フル版はXで閲覧可能)によると、開発者はWeb制作やFigma・Adobe系ツール、DAWの経験はあったものの、ゲームエンジンであるUnityは公式チュートリアルを進めた程度だったとのこと。そこで企画や判断、見た目の調整は自身が担い、仕様整理はChatGPT、コーディングはCodexに任せる体制を取ったそうです。
ただし、「AIに全部作ってもらう」のではなく、AIに任せる作業と自分で行う作業を分けるのが基本方針だといいます。

第2回開発備忘録(Xのフル版)では「その場の会話だけで実装させないこと」と、「余計な範囲まで触らせないこと」を特に意識したと振り返っています。
ゲームの設計をまずは用意し、ChatGPTと相談しながら、Codexが参照する仕様書・タスクリスト・変更履歴などを整理。基本は「ChatGPTで次の依頼を整理 → Codexで実装 → 結果を確認 → 必要に応じてUnityでテスト」という流れで制作したとのことです。
備忘録は全6回の予定で、UI実装や音源・予告編の制作、Steam公開準備などを扱うほか、最終回はCodexの視点から振り返る開発後記になるとのことです。現在は第2回まで公開されています。
『Hex Reverse』は、PC(Steam)向けに配信中。10月7日のリリースから30日間は無料で、期間中にSteamライブラリへ追加すれば有料化後もそのままプレイできます。無料期間終了後は300円で販売される予定です。













