韓国のゲーム制作グループYNOTは2026年10月20日、同グループが制作・販売を手がけるレストラン経営シミュレーションゲーム『Spookitchen』のSteamデモ版の配信を終了したことを告知しました。
インディーゲーム業界で強まる「AI模倣作」への警戒


『Spookitchen』は、さまざまなモンスターたちが訪れる「スプーキッチン」を運営し、モンスターたちの好みに合う食事を提供していくレストラン経営シミュレーションゲームです。かわいいキャラクターに加え、食材の収集やレシピ作成、最大4人の協力プレイなど、多数の要素が盛り込まれた作品として注目を浴びていました。
しかしながら、本作の開発者によると、このゲームをAIでまるごとコピーしたものを制作しているという連絡があったとのこと。長期間かけて作成したゲームをまるごとコピーされることの不安から、同ゲームのデモ版の公開停止に踏み切ったということです。
本作は姉妹で愛情を込めて制作しているとのこと(4Gamer.netのインタビューも参照)。面白いゲームを作るにはユーザーからのフィードバックが不可欠で、それも開発するうえでの喜びだったとしていますが、そのつながりが揺らいでしまっている現状に対して開発者はやるせない気持ちを吐露しています。
また、Steamにて発売を予定しているタワーディフェンスローグライト『ReVamp』も昨今のAIによるクローンゲーム作成の流れを警戒して一般公開プレイテストの予定を取り消し、まずはDiscordでの小規模なテストを行うことを発表しました。
昨今では『Papers, Please』の開発者がAIによる盗用を不安視したり、美少女悪魔との飲み比べゲーム『PUKEY GODDESS SHOT TRICK』がAIによる模倣作の出現を懸念してデモ版の公開を取りやめ、クローズドテスト形式へと変更したりといった、AIによる模倣作への警戒の動きがインディーゲーム界隈を中心として広がっています。
また、実際にSNSでバズったアイデアを基に即日Robloxなどのプラットフォームでクローンゲームが作成されるといった事態や、「身代金を払わなければクローンゲームを先に公開する」といった脅迫文がインディーゲーム制作者に届くといった事態も発生しているのが現状です。
「AIによる模倣」という新たな問題に揺れるインディーゲーム界隈。はたしてこの問題に何らかの解決策は見つかるのでしょうか。
『Spookitchen』は、PC(Steam)にて近日登場予定です。











