ActivisionはBungieの新作MMOシューター『Destiny』へ5億ドルを投入、CEO「賭け金は膨れ上がりつつある」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ActivisionはBungieの新作MMOシューター『Destiny』へ5億ドルを投入、CEO「賭け金は膨れ上がりつつある」

正式発表前には様々な噂が飛び交い、Activisionの裁判関連の資料からシリーズ化を目指しているという情報も囁かれていましたが、新たに海外メディアReutersが同作の開発資金に関するニュースを報じています。

ニュース ゲーム業界
今夏スタート予定のベータテストと9月のローンチへ向けBungieが鋭意開発中のMMOシューター『Destiny』。正式発表前には様々な噂が飛び交い、Activisionの裁判関連の資料からシリーズ化を目指しているという情報も囁かれていましたが、新たに海外メディアReutersが同作の開発資金に関するニュースを報じています。

Reutersの報道によれば、ロサンゼルスにて先週実施されたMilken Instituteグローバルカンファレンス2014にて、ActivisionのCEO Bobby Kotick氏は『Destiny』の開発費用とプロモーション費用に5億ドルを投入すると明らかにしました。ReutersがActivisionに確認を取った際、同社の代表者はマーケティングやパッケージング、インフラのサポートやロイヤリティといったコストを全て含めているという形で、この数字は正確であると認めています。

カンファレンスにてKotick氏は、「5億ドルを賭けているなら、他の誰かのIPにてチャンスを得ることは出来ない。賭け金は膨れ上がりつつある」ともコメント。『Destiny』がActivisionにとって命運を賭けた一大プロジェクトであるという立ち位置を改めて示しました。

なお前述したように、2012年に浮上したActivisionとInfinity Wardの裁判資料にて、全4作のシリーズ化および拡張DLC「Comet」のリリースが予定されているという文言や、開発へ1億4,500万ドルを投入することなどが記されていた『Destiny』。5億ドルが今年リリースされる『Destiny』などを対象とした初期投資の額なのか、将来的にフランチャイズへ投入していく予想額であるのかは今回の報道ではやや不透明ですが、どちらにしてもゲーム史上に残る高額開発費となるのは間違いなさそうです。

なおReutersの記事に登場したSterme Agee社のアナリストArvind Bhatia氏は、もしゲームが60ドルであるとするならば開発費をペイするために1,600万本のセールスが必要になるものの、ゲームのセールスは800万本に留まるだろうとの推測を明らかにしています。
《ishigenn》


【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『GTA』開発元・Rockstarの従業員解雇問題、英首相が政府調査を約束。「組合つぶし」疑惑で議会が動く

    『GTA』開発元・Rockstarの従業員解雇問題、英首相が政府調査を約束。「組合つぶし」疑惑で議会が動く

  2. 多くのゲームに影響与えるフォント問題に改善の兆し?「フォントワークス LETS」ゲーム組込オプションの終了が一時撤回、2026年3月31日まで延長に

    多くのゲームに影響与えるフォント問題に改善の兆し?「フォントワークス LETS」ゲーム組込オプションの終了が一時撤回、2026年3月31日まで延長に

  3. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

    「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  4. 【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

  5. 米国ブラックフライデー期間に最も売れたゲーム機はPS5―3位には謎のゲーム機Nex Playgroundがランクイン

  6. 契約違反・詐欺・盗用などで6億円の損害賠償…『Stray』販促など手掛けるiam8bitがパブリッシャーを提訴

  7. Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析

  8. 【PC版無料配布開始】マルチプレイパーティゲーム『Jackboxパーティーパック 4』&探偵ADV『The Darkside Detective』Epic Gamesストアにて12月11日まで

  9. 小島監督の投稿写真が物議醸す。コジマプロダクションが釈明「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」

  10. パブリッシャー失ったジョン・ロメロ氏の新作シューター、開発中止から生き延びる!探索しながら「あれは何だ?」と思える新しいものを目指す

アクセスランキングをもっと見る

page top