「DreamHack CS:GO Championship」でFnaticが棄権、不具合利用による再試合を受け | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「DreamHack CS:GO Championship」でFnaticが棄権、不具合利用による再試合を受け

先日、スウェーデンで実施された世界最大級のLANパーティー「DreamHack」。本イベント内で開催された『Counter-Strike: Global Offensive』の大会「CS:GO Championship」で起こった出来事が話題になっています。

PC Windows
「DreamHack CS:GO Championship」でFnaticが棄権、不具合利用による再試合を受け
  • 「DreamHack CS:GO Championship」でFnaticが棄権、不具合利用による再試合を受け

先日、スウェーデンで実施された世界最大級のLANパーティー「DreamHack」。本イベント内で開催された『Counter-Strike: Global Offensive』の大会「CS:GO Championship」で起こった出来事が話題になっています。

事が起きたのは、準々決勝FnaticとTeam LDLC戦の3マップ目「de_overpass」で、Fnaticはマップの隙を突いたテクニックを使用し、準々決勝を制しました。しかし、このテクニックに対してTeam LDLCが抗議。大会運営側で検証を行った結果、ルールでは定めていないものの不具合を利用したテクニックであるとして、再試合を行う決定が下されました。


大会で利用されたテクニック

この判定を受けFnaticは『CS:GO』コミュニティと他のチームに大きな敬意を払って、トーナメントから棄権を決定。有力な優勝候補の一つだったFnaticの棄権はファンに大きな失望を与えました。次のマッチへと駒を進めたTeam LDLCは最終的に優勝の栄冠を手にしています。

ここで問題となっているのはルールに明記されていないという点。この不具合はPixel-Walkingと定義されているもので、2013年夏に行われた「DreamHack」の大会では明確に禁止されていました。しかし、今大会ではルールに明記されておらず、このテクニックを受けて再試合を行うことは公平ではないという指摘が行われています。

一度はルールに明記された禁止事項が削除されたことで、運営側が該当テクニックの利用を容認していたと取ることもできます。今回の一件は大会運営側にも落ち度があったように見え、改めてプロ競技としてのゲーム大会運営の難しさを感じさせたのではないでしょうか。結果的にFnaticが棄権し、期待されていた競技としての魅力が薄れてしまった「DreamHack CS:GO Championship」。この件が次回以降の大会運営に活かされることが願われます。
《水京》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. Amazonでも見かける“中華製ゲーミングデバイス”が「WePlay Expo」でも姿を見せていた件。ぶっちゃけどんな感じなの?

    Amazonでも見かける“中華製ゲーミングデバイス”が「WePlay Expo」でも姿を見せていた件。ぶっちゃけどんな感じなの?

  2. 「非常に好評」中世オープンワールドサバクラ『Bellwright』過去最大無料アプデ「Maiden Voyage」配信開始―セールも開催中

    「非常に好評」中世オープンワールドサバクラ『Bellwright』過去最大無料アプデ「Maiden Voyage」配信開始―セールも開催中

  3. 名作映画「ターミネーター2」原作のドット絵アクション『Terminator 2D: NO FATE』配信!

    名作映画「ターミネーター2」原作のドット絵アクション『Terminator 2D: NO FATE』配信!

  4. 30年越しのリメイクで超絶進化!『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』リメイク元との比較映像

  5. 『ARC Raiders』ではプレイヤーの行動を分析してマッチメイクをしている―開発者が海外メディアに明かす

  6. 時期が悪いおじさんも匙投げる「今後も時期悪い」―CPU、メモリ、グラボ、SSD…PCパーツの値段の変動はどの程度

  7. プレイヤーが人類最後の希望…!新人類から技術を奪い故郷を救う大作SFアクションRPG『EXODUS』2027年初頭発売【TGA2025】

  8. 『エスコン』完全新作『エースコンバット8 Wings of Theve』はオンライン協力プレイに対応?Steamストアページに気になる表記

  9. 『7 Days to Die』3人称視点含むV2.5アップデートを配信!Steamベータとしてまずは試験版から

  10. Steam早期アクセス中のシミュレーションRPG『歴史の終わり』今後のアップデート計画を公開―新機能や不具合対応など、今後1ヶ月以内に対応完了目指す

アクセスランキングをもっと見る

page top