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海外レビューハイスコア『Lara Croft and the Temple of Osiris』

先日海外で先行リリースされたCrystal Dynamics開発のスピンオフ、『ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス』の海外レビューまとめをお届けします。協力プレイで真価を発揮する難解なパズルアクションが高く評価されています。

連載・特集 海外レビュー
GamingTrend: 90/100
DarkStation: 90/100
ZTGD: 85/100
Gaming Age: 83/100



IGN: 81/100
    『Lara Croft and the Temple of Osiris』の真価は、ララの物語でも二足歩行するワニの戦士でも金銀財宝でもなく、複雑で多様なダンジョンのパズルを仲間とともに解くことにある。ソロプレイでそれぞれ異なる寺院の特色を見出したり、脳みそぐちゃぐちゃになりそうなパズルの答えを全部自分で見つけたりするのもいいが、誰かともう一度プレイすれば喜びは倍増する。Crystal Dynamicsが仕掛けた独創的なツイストによって、すでに制覇した問題がチームワーク必須の新たな挑戦へと生まれ変わっているからだ。

Digital Chumps: 80/100
Joystiq: 80/100
GamesRadar: 80/100
Game Informer: 78/100
Polygon: 75/100
    『Lara Croft and the Temple of Osiris』はこれまでになかったアドベンチャーとはいえなくとも、次なる原点回帰といえるだろう。アイテムの回収システムが乏しいことやところどころで酷いカメラワークといった問題を抱えながらも、驚いたことに気乗りしなかった最初の気分はすぐに180度変わった。2013年の『Tomb Raider』に執着させることはなく、Crystal Dynamicsはさらにシンプルなララのアドベンチャーへと丁寧かつ愉快な原点回帰を成し遂げている。

Xbox Achievements: 75/100
EGM: 75/100
VideoGamer: 70/100
Eurogamer: 70/100



GameSpot: 70/100
    良い点
  • 4人での探検には古き良きアドベンチャーのワイワイした感じがある
  • 楽しいパズルはよく考え込まれていて、賢くなった気分にさせてくれる
  • 撃ち合いと移動と謎解きが程よくミックスされていて心地よいバランス
  • 奥深くてよく動くボス戦

  • 悪い点
  • なげやりでやりがいのないストーリー
  • 時代遅れのビジュアル
  • いくつかのバグと癖のある操作性

Metro GameCentral: 70/100
USgamer: 70/100
Hardcore Gamer: 70/100
ActionTrip: 65/100
Digital Spy: 60/100
    『Lara Croft and the Temple of Osiris』はシングルプレイではパっとしないが、2人以上でプレイすることで生きてくる。一緒にパズルを解いたり寺院を探索したりするのも楽しいが、至高の財宝目当てに友達をハメる自己中プレイがたまらない。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

先日海外で先行リリースされたCrystal Dynamics開発のクォータービューアクション、『ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス(原題:Lara Croft and the Temple of Osiris)』の海外レビューまとめをお届けします。Xbox One向けに集計した平均スコアは記事執筆時点で75点。レビュー数はPS4版が10件、Xbox One版が24件、PC版が2件です。90点を付けたGamingTrendやDarkStationをはじめ、多くのメディアが80点以上のハイスコアを付ける一方で、半数は平均点かそれ以下の評価を下しています。



特筆すべき評価点は、複数プレイヤーの同時プレイでさらにやりがいを増すパズルアクション。シングルプレイですでにクリアした謎解きでも新たな挑戦として再度楽しめる点が高く評価されています。プレイスタイルに制限がないのも本作の特徴で、仲間と協力するだけでなくお宝をめぐって競い合うことも可能。Digital Spyは協力プレイをするフリをして仲間を出し抜くハメプレイを最大の醍醐味として挙げています。また、シューティング要素と謎解き要素の絶妙なバランスが心地よいリズムを生み出しているとのこと。

一方で、軽薄なストーリー性と新世代機向けとしては少々時代遅れなグラフィックがマイナス点として挙げられています。みんなでワイワイと遊ぶパーティーゲームのような作品を目指した故の妥協点なのかもしれません。複数人で遊んでこそ真価を発揮するタイトルであるとの評価は全メディア共通であり、作品の醍醐味を損なうほどの欠点とはいえないでしょう。本作は2010年に発売された『ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト』の続編として、古き良き時代の冒険活劇へと原点回帰を果たしています。
《河合 律子》
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