ValveとHTC共同開発VR「Vive」を体感! 想像絶する仮想世界への没入 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ValveとHTC共同開発VR「Vive」を体感! 想像絶する仮想世界への没入

8月28日から31日まで米シアトルで開催されたPAX Prime 2015の会場にて、Steamを運営するValveと台湾のモバイル機器メーカーHTCが共同開発しているVR機器「Vive」を体験することができました。

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8月28日から31日まで米シアトルで開催されたPAX Prime 2015の会場にて、Steamを運営するValveと台湾のモバイル機器メーカーHTCが共同開発しているVR機器「Vive」を体験することができました。

メディア・関係者向けにはホテルの会議室にデモが用意され、一般参加者向けにも駐車場の中に移動式体験会場が設営されていました。


筆者が案内されたのは、PCとViveしか置かれてない10畳ほどの広さの部屋。まず、Viveを頭に設置してからヘッドフォンを耳に装着。装着した時点で、画面には映画『マトリックス』や『アサシンクリード』のような白い仮想空間が広がっており、実際に自分の足で歩き回ることができます。この白い空間は地面や壁が認識できるようになっており、現実世界の壁に近づくと仮想空間中に青い線が表示され、壁に激突しないように設定されていました。

次に両手にひとつずつモーションコントローラを手渡されました。ヘッドマウントディスプレイをつけているため自分の体は見えなくなってしまいますが、コントローラーは仮想空間でもその形状のまま表示されており動きもトラッキングしてくれます。このコントローラーは、両方ともトリガーとトラックパッド、いくつかのボタンを備えていました。今回のデモでは、基本的にモーションセンサーを利用した動きと、親指でのトラックパッド、人差し指でのトリガー操作となっていました。

デモがスタートすると、仮想世界は白い空間から深海に移動。これはゲームではなくVR映像を体験するものになっていました。範囲内ならどこでも歩くことができ、目の前を横切る小魚の群れなど、手を伸ばすと触れられる気がしてくるほどの映像体験でした。しばらくすると、巨大なクジラが近づいてきてこちらをじっと見ながら通り過ぎていきますが、このデモはここで終了に。


次のデモでは、モーションコントローラーを使って風船を作って遊んだり、仮想空間に文字や絵を描けるデモを体験。風船で遊ぶデモでは、モーションコントローラーのトラックパッドをスワイプさせ色を選択して押し込むことで好きな色を決定できました。トリガーを引くことで仮想空間上に表示されたコントローラーから任意の色の風船が出てきて空へと飛ばせます。この際、風船に手を伸ばすと触れることができ、コントローラーを押し付けると風船を割ることも可能です。仮想空間に自由に絵が描けるデモでは、先ほどと同じ要領で色を選び、トリガーを押し込むことでその空間に自由に線を引くことができます。2次元的に描くことはもちろん、位置を変えながら描くことで3次元的な絵を描いたりもできます。

他のデモは、いろいろなパーツをつかんで指示された形に組みたてていくゲームや、ミニチュアのような世界で、空を飛ぶ飛行機をうまく滑走路に着陸させるためにモーションコントローラーで線を引いて進路を誘導するものも。両方とも、空間を歩き回りながらうまくモーションコントローラーでものをつかんだり、自分の頭の上を飛ぶ飛行機をポインティングして歩きながらルートを描く必要があるため、意外と体力を消耗しました。

最後のデモは『Portal』の世界が舞台となっており、馴染みのあるデザインの研究所の中からスタート。音声ナビに従って研究所の引き出しを開けたりスイッチを押したりすると、正面の扉が開いて故障したAtlasが登場。モーションコントローラーを使い、指示通りに彼を回転させながら修理していくのですが、筆者はうまくいかずタイムオーバーとなりAtlasは廃棄処分に。そして研究所の壁が崩れていったところでデモは終了となりました。

今回のViveのデモは、椅子に座ってプレイするものとは全く異なり、仮想空間を実際に歩き回るという初めてのVR体験に驚かされることばかりでした。自分がゲームの中にいると錯覚するほどのもので、モーションコントローラーを通してその世界に介入できる感覚に興奮させられました。ただ、ヘッドマウントディスプレイからいくつかのコードが伸びてPCに接続されているため、コードの位置に気を付けながら動き回らないといけないのが気になりました。有線コードは今後のViveをはじめとしたVR展開の課題のひとつになるかもしれません。

まさに未来のゲーム体験といっても過言ではないVive。今後予定されている一般向けの発売や、それに伴う様々なコンテンツの登場に期待が大きく膨らみます。



会場外の移動式体験コーナー
《Daisuke Sato》
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