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多彩な武器やスキルを使いこなせ!レトロ調ローグライトACT『Backdate Hero(回溯勇者)』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第113回目は、90種類にも上る武器やスキルを使いこなして戦うローグライトアクション『Backdate Hero(回溯勇者)』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
多彩な武器やスキルを使いこなせ!レトロ調ローグライトACT『Backdate Hero(回溯勇者)』【中華ゲーム見聞録】
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中華ゲーム見聞録」第113回目は、90種類にも上る武器やスキルを使いこなして戦うローグライトアクション『Backdate Hero(回溯勇者)』をお届けします。

本作はFlute Gamesが開発し、同社とHyperStarによって2023年1月13日にSteamで配信されました。近年、ローグライク要素のあるゲームが数多く登場し、カードゲームやアクションゲームなど様々なジャンルに波及しています。

その中で、ローグライク要素のあるメトロイドヴァニアとして「ローグヴァニア」というジャンルが登場しました。代表作としては『ROGUE LEGACY』『Dead Cells』などが挙げられます。横スクロールの2Dアクションで、マップ探索やアイテム収集の要素もあるのが特徴ですね(ちなみに中国語で「ローグライク系ゲーム」は「肉鴿(ローグ)遊戯」と言います)。

本作は7つのマップと12体のボスが用意されており、マップはランダムで生成されます。『悪魔城ドラキュラ』や『フラッシュバック』『アウターワールド(原題『Another World』の方)』などを思わせるレトロ調な背景と、90種類にも上る武器やスキルが用意されています。『ダークソウル』など「ソウルライクゲーム」ファンによって開発された作品なので何だか難度が高そうな気もしますが、果たしてどんなゲームなのか。早速プレイしていきましょう!

攻撃手段は剣・魔法からライフル・グレネードまで何でもあり!

ゲームをスタートさせると、難度選択は一切なく、いきなりストーリーが語られます。隕石の落下によって秩序が崩壊した世界が舞台。隕石に付着したウィルスにより、一部の人類は怪物化したり、超能力を持つようになったりしました(抗体のあった人々は得に変化無し)。

ウィルスにより覚醒した人類は、世界に新秩序を作ろうとします(隕石派)。一方、旧世界からの生き残りは、ウィルスの源となっている隕石を破壊して、元の世界の秩序を取り戻そうとします(復興派)。

主人公はウィルスに感染し、死んでも時間を巻き戻して復活する能力を手に入れました。彼はこの能力を駆使し、復興派の一員として戦いに身を投じます。

ゲーム開始。『フラッシュバック』っぽさを感じさせる背景と主人公です。XBOXパッドに対応しており、Aボタンでジャンプ、Bボタンが緊急回避になっています。目の前にアイテムが並んでいるので、早速貰っておきましょう。

ビーコン」の呪文。設置した後に、もう一度発動させると、主人公が設置場所にワープします。探索で行ったり来たりする時には便利そうですね。実際に使えるかどうかはわかりませんが、とりあえず貰っておきましょう。パッドのRBでピックアップできます。

次に落ちていたのは「サンダーファイアー」の呪文。前方に魔法を放出するスキルです。これら魔法・スキル・サブウェポンは、パッドのLT・RTにセットできます。一度に2つまでセット可能で、それ以上になると入れ替えをする必要があります。

次に落ちていたのは「グレネード」。魔法から一気に現代的な武器になりましたね。前述の通り、魔法・スキル・サブウェポンは2つまでしかセットできませんので、取るのを諦めるか、どれかと入れ替える必要があります。「ビーコン」が役に立つかどうかわからないので、取り替えてしまいましょう。

近接武器「ブレード」をゲット。オーソドックスな剣撃ですね。これで敵を倒すとHPが2%回復するという特典付き。武器も2つまで取得可能で、Xボタン・Yボタンにセットできます。遠距離攻撃のできる「コンポジットボウ」もあったので貰っておきましょう。

そして剣と魔法の世界における禁断の武器「ライフル」。剣や弓より銃の方が強い(と思う)ので、先程のコンポジットボウと入れ替えます。連射可能ですが、弾を撃ち尽くすとリロードのためのクールダウン時間があります(弾数制限無し)。

冒険へ出発!

武器選びにかなり時間がかかってしまいましたが、冒険に出発しましょう。右へ進んで行くと、図書館らしき場所がありました。ここでは本作のバックストーリーの詳細が調べられます。

さらに右へ進み、洞窟を抜けると、本作の拠点となる場所にたどり着きました。ここでは、死んでも残る永続ボーナスの獲得や、回復アイテムの入手などが可能です。永続ボーナスは冒険中に得たクリスタルを使用しますので、現時点では獲得不可。回復アイテムの「竹筒ポーション」は3つ貰えました(LB長押しで使用)。

拠点の一番右にあるワープホールから、最初の「森林ステージ」へ。本作は全7ステージあり、マップはプレイするごとにランダム生成されます。死んだら違うマップになりますので、できるだけゲームオーバーにならないようにしたいものです。遠くに見える城が『悪魔城ドラキュラ』感ありますね。オマージュ的なものなのでしょうか。

早速敵が出てきました。「ライフル最強」と思っていましたが、構えるまでに多少時間が掛かるので、近接戦闘は剣の方が有利。冒険に出る直前に「ブレード」から、「ルビーブレード」(攻撃力+50%、被ダメージ2倍)という剣に入れ替えています。モーションの最後が連続突きになっているので結構使いやすい。敵を倒すとコインを落としていきます。

爆発する樽を投げてくるオークのような怪物。距離を取って、ライフルで迎え撃ちます。ダメージはそれほど高くありませんが、連射力があるのでゴリ押ししていけます。ちなみに本作のキャラや背景はアセットを一切使用しておらず、すべてオリジナルのものだそうです(そのため、開発費のほとんどがグラフィックに使われているとか)。

エレベーターに乗って地下通路へ。地面に設置されたトゲや、回転するハンマーがプレイヤーの行く手を阻みます。最初のステージにしては、結構容赦の無い配置になっていますね。筆者はこういう障害物避けが苦手なので、あまりたくさん出てこないことを願います。

ステージボスとの戦い!

「ルビーブレード」装備で被ダメージが2倍になっているため、敵の背後に回り込んでライフルを撃つという慎重プレイでゆっくりと進んでいきます。ダメージメーターが敵の真下ではなく、画面中央辺りに表示されるのが気になりますね。

台座を調べると、「ダメージボーナス+10%」か「最大HP+50%」のどちらかのバフを付与可能です。「最大HP+50%」の方がお得な気がするので、こちらを選択。最大HPが100から150まで上昇し、それに合わせて現時点でのHPも50%増えました。

テレポートストーンを発見。マップ内にある、すでに発見済みの他のテレポートストーンまで瞬間移動できます。現状、特に戻る必要が無いので、このまま進み続けましょう。

道中にあったショップ。敵を倒した時に得られるコインを使って買い物ができます。値段がずれて表示されているのはバグでしょうか。先程の敵HPの表示位置も変でしたね。いろいろ試してみると、どうも解像度の設定を「1920×1080」以外で行うと、ずれてしまうようです。この辺りはアップデートで何とかして欲しいところ。現時点では70コインしかないので何も買えませんね。

多数の敵に囲まれ、頑張って対処したものの、背後からイノシシっぽい敵の突撃を食らって撃沈。あえなくゲームオーバーです。焦って道を急ぎ過ぎましたね。次からは1体1体丁寧に倒していきましょう。

主人公の「死ぬと時間を遡る能力」によって、スタート地点から復活。また最初からになりますね。マップはリセットされ、道中で得たバフもすべて無くなってしまいます。

拠点にいる女性に話し掛けると、クリスタルを消費して永続の能力ブーストが得られます。ただし1つに付き、クリスタル10個必要。現在1個しかないので何も取れませんね。

再度、森林ステージに挑戦。今回はライフルをやめて、コンポジットボウにしてみました。射程は短いですが、構えからの発射や弾数回復が速い。しかし善戦も虚しく、またもやステージの途中で死亡。うーん……。

武器をあれこれ変えながら、何とかステージボスにたどり着きました。マップがそこそこ広いので、道のりが結構長かった……。ボスは巨大獣と、その上に妖精が乗っていますね。とりあえず遠くからライフルで射撃。

巨大獣は突進や殴りで物理攻撃を仕掛けてきます。妖精は魔法を使って地面から木を生やしたり、光弾を撃ってきたりと、遠距離攻撃で巨大獣をサポート。木は予備動作があるので避けやすいですが、光弾は速度が速いので反応しづらい。

文明の利器であるライフルを中心に、なんとか敵を追い詰めていきます。敵のHP(画面上部)もあと少しで0に!しかしこちらのHP(画面左下)も残りわずかです。

本当にあと少しのところで、こちらのHPが尽きて死亡。時間が巻き戻され、またスタート地点から。本当にあと少しだったのに……。果たして次回はステージボスに勝てるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

多彩な武器やスキルを駆使するローグライトアクション

本作は、「2種類の武器、2種類のスキル」とゲームルール自体はわかりやすく、プレイしやすい内容になっています。グラフィックもきれいで、見やすく作られていますね。ゲーム難度は、前半はそこまで難しくはないかなと思います(何度もゲームオーバーになっていますが)。今回は森林ステージを紹介しましたが、他にも灼熱や極寒地帯、未来都市など様々なステージが用意されています。

それとステージボス登場の時に、ボスイラストのカットインが入るのも良いですね。先程のステージボスは、どうやら上にいる妖精が本体の模様。本作では12体のボス敵が用意されているとのことです。

それと現在の言語サポートは、中国語(簡体字・繁体字)と英語のみになっています。ただアクションゲームなので、武器やスキルの効果が読めればプレイに支障は無いかと。シンプルでわかりやすいローグライトアクションをプレイしたい方は、本作を試してみるといいかと思います。

製品情報

『Backdate Hero(回溯勇者)』
開発・販売:Flute Games、HyperStar
対象OS:Windows
リリース日:2023年1月13日
サポート言語:中国語(簡体字・繁体字)、英語
通常価格:1,200円
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/2235090/_Backdate_Hero/
※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

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《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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