やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ

料金体系を従来のシートベースのサブスクリプションモデルに戻すとともに価格の改定を決定。

ニュース ゲーム業界
やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ
  • やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ
  • やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ
  • やっぱり“Unity税”やめます! 大きな批判を集めたUnity「Runtime Fee」撤回へ

Unity Technologiesは同社が手がけるゲームエンジン「Unity」について、昨年9月に発表し大きな批判を集めたゲーム領域向けの「Runtime Fee」を撤回することを明らかにしました。

この「Runtime Fee」は一定規模以上のUnity製ゲームに対してインストール数に応じた利用料が掛かるというもので、利用者からは急な料金体系の変更はもちろん、批判を受けてからの二転三転するポリシー変更が物議を醸しました。『テラリア』開発元Re-Logicもこの件を批判するとともに、別のゲームエンジン「GODOT」と「FNA」の支援を発表。これにより「GODOT」は大きな注目を集めることとなりました。












Unity Technologiesはコミュニティや利用者、パートナーとの数ヶ月にもわたる協議の結果、料金体系を従来のシートベースのサブスクリプションモデルに戻すとともに価格の改定を決定。この変更の対象は年内リリース予定の「Unity 6」ユーザーも含まれるとのこと。変更内容は以下の通りとなっています。

  • Unity Personal:昨年発表したとおり、Unity Personalは引き続き無料でご利用いただけます。これまで設定されていた総収益および調達金額の上限を現在の 10 万米ドルから倍の 20 万米ドルに引き上げます。これにより、より多くの方に Unity を無料でご利用いただけるようになります。また、年内に予定されている Unity 6 のリリースをもって、Unity Personal で開発されたゲームでの「Made with Unity」スプラッシュスクリーンの使用は任意となります。

  • Unity Pro および Unity Enterprise:2025 年 1 月 1 日より、サブスクリプション価格、年間の総収益および調達金額のしきい値が変更されます。これらの変更は、2025 年 1 月 1 日以降に新規、または既存の Unity Pro および Unity Enterprise のお客様が、サブスクリプションを購入・アップグレード・更新した際に適用されます。

  • Unity Pro:Unity Pro ライセンスは、8% の価格引き上げが適用され、シートあたり年間 2,200 米ドルとなります。※ 年間の総収益および調達金額が 20 万米ドルを超えるお客様につきましては、Unity Pro のご利用が必須となります。

  • Unity Enterprise:Unity Enterprise ライセンスは、25% の価格引き上げが適用されます。※米ドル価格の場合。年間の総収益および調達金額が 2,500 万米ドルを超えるお客様につきましては、Unity Enterprise のご利用が必須となります。また、サブスクリプションの最低購入数が適用される場合がございます。このライセンスは最も多くのお客様にご利用いただいていますが、各お客様が独自のニーズをお持ちで、Unity の製品やサービスを多数ご利用いただいているため、今後すべてのお客様にご連絡をし、カスタマイズされたパッケージについてご相談させていただく予定です。

今後Unityはより慣習的なサイクルで、年に一度の価格改定の可能性を検討していくとの考えを示していますが、エディターソフトウェアの利用条件の変更に対し同意できない場合は利用中のUnityバージョンとその利用規約を継続して利用できるとしています。

今回の「Runtime Fee」撤回と価格改定の実施については「お客様のゲーム開発を向上させるための投資を続け、そして皆様のより良いパートナーであり続けたいと考えます。皆様の信頼と継続的なサポートに感謝いたします。これからも、皆様と共に素晴らしいゲームを作っていけることを楽しみにしております」と語っています。


GTRACING ゲーミングデスク
¥9,299
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『モンスターハンターワイルズ』無料アプデ第4弾などを届ける「モンスターハンターショーケース」配信延期を発表―直近の地震による津波警報を受けて【UPDATE】

    『モンスターハンターワイルズ』無料アプデ第4弾などを届ける「モンスターハンターショーケース」配信延期を発表―直近の地震による津波警報を受けて【UPDATE】

  2. 米国ブラックフライデー期間に最も売れたゲーム機はPS5―3位には謎のゲーム機Nex Playgroundがランクイン

    米国ブラックフライデー期間に最も売れたゲーム機はPS5―3位には謎のゲーム機Nex Playgroundがランクイン

  3. もう『BO』連続リリースしない―『BO7』含めた『CoD』の今後は

    もう『BO』連続リリースしない―『BO7』含めた『CoD』の今後は

  4. 契約違反・詐欺・盗用などで6億円の損害賠償…『Stray』販促など手掛けるiam8bitがパブリッシャーを提訴

  5. Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析

  6. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  7. 【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

  8. 『鳴潮』『シルクソング』ら残る!「TGA2025」ファン投票で決まる「Players' Voice」最終ラウンドスタート

  9. 全て最安値を更新!『風来のシレン6』3,000円、『DREDGE』1,028円、STG『コットン』シリーズ2作品が各214円に【eショップのお勧めセール】

  10. 多くのゲームに影響与えるフォント問題に改善の兆し?「フォントワークス LETS」ゲーム組込オプションの終了が一時撤回、2026年3月31日まで延長に

アクセスランキングをもっと見る

page top