
ゲームクリエイター・小島秀夫監督のSNSの投稿写真を見ていると、必ずといっていいほど隣に誰かが写っていますよね。映画監督、俳優、ゲームクリエイター、そして時には謎の人物も。この連載コーナー「となりのヒデオ」では、そんな小島秀夫監督の“隣にいる人々”を徹底解剖していきます。
正直に言うと、この「となりのヒデオ」を執筆するGame*Sparkライター達の最終目標は、いつか自分も小島秀夫監督の隣に立っていっしょに写真を撮ってもらい、“A HIDEO KOJIMA GAME”にキャラクターとして出演することです。本記事は、その悲願が達成するまでの不定期連載コーナーとしてお届けしていきます。
今回の「小島監督の隣にいる人」は“Jacqueline Chiu”さん!
Jacqueline Chiu(ジャクリーン・チウ)さんは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント アジアのマーケティングディレクターを務める人物です。アジア市場におけるPlayStationブランドの浸透や、数多くのグローバルタイトルのプロモーションを手掛けるマーケターとして活動されています。
シンガポールを拠点にしつつ、台湾や香港、中国本土などアジア全域のコミュニティとの“橋渡し役”となり、イベント企画も多数担当。アジアのゲームカルチャーの発展に大きく貢献してきました。
小島秀夫との関係
Chiuさんと小島監督の関係は『DEATH STRANDING』シリーズなどのグローバル展開を通じて築かれたと考えられます。新作である『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のツアーイベントでは小島監督らをサポート。Game*Sparkでも2025年6月26日に取材記事を掲載しています。
ちなみに『デススト』と関係はないのですが、Chiuさん自身に向けられたインタビューは海外メディア「Yellowchilli's Playground」の中で確認できます。その取材は2014年7月中旬のことで、なんと11年前の「Ani-Com & Games Hong Kong」の時期に合わせたものでした。
当時、Chiuさんはソニー・コンピュータエンタテインメント(旧名称)で香港および東南アジア地域の“Assistant General Manager of Communications”を担当されていて、ウメハラや三上真司氏を招いたイベントも行っていた模様。インタビューではコスプレ文化の重要性についても話しており、ファンを大切にする「コミュニティイベント」への熱意は当時のメッセージからも色濃く感じられます。
小島秀夫の新作ゲームに登場する確率:25%
Chiuさんが小島監督の新作ゲームに登場する確率は25%(スパくん考案の独自計算式が生み出した数値)と予想します。理由としては、現地のファンの声を反映した施策を推進したり、クリエイターとファンを“繋ぐ”活動が優先されると考えられるためです。
そんなChiuさん自身のポジションから考えて「本人が作品中で目立つ役柄を演じる可能性は控えめ」と判断しました。とはいえ、SIEが関与するタイトルやコンテンツであれば、クレジットやプロモーションイベント、ドキュメンタリー映像等での登場は十分有り得るでしょう。
『OD』や『PHYSINT(仮)』といった小島監督の新作は、まだまだヴェールに包まれたまま。いずれも発売時期は不明瞭ですが、彼のグローバル志向がゲームだけでなくファンイベントに向けても高まっている昨今、Chiuさんのようなポジションのマーケターやスペシャリストが“隣”に立つ光景はますます増えていきそうです。次回の「となりのヒデオ」もお楽しみに!








