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中国政府が『World of Warcraft』の骨やスケルトンをゲームから抹消

ファンタジーMMORPG World of Warcraftのゲーム中に登場する“骨”や“アンデッドスケルトン”の要素が、中国政府の要請によってゲームから取り除かれてしまったそうです。昨日ロイター通信が報じました。一体、なぜ!?

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ファンタジーMMORPG World of Warcraftのゲーム中に登場する“骨”や“アンデッドスケルトン”の要素が、中国政府の要請によってゲームから取り除かれてしまったそうです。昨日ロイター通信が報じました。

World of Warcraft(以下WoW)には、プレイヤーキャラクターが選択できる種族として、ゾンビのようなUndead(Forsaken)が用意されており、背骨や顎の骨が飛び出しているなかなか個性的な容姿だったのが、彼らの剥き出しの部分はすべてつるっとした皮膚に置き換えられました。また、ほんどファンタジーRPG作品がそうであるようにWoWでもスケルトンタイプの敵キャラクターが登場しますが、こちらもすべて“肉”が付けられたバージョンに変更されたと言われています。さらに、キャラクターが死亡した後フィールドに残る骸骨の死体のグラフィックも“墓石”にすり変わってしまったそう。

[size=x-small]つるつるで健全なお肌に早変わり[/size]


広州市の地元新聞の記事によると、ファンタジーのゲームから“骨”の要素が排除されるという今回のちょっと異例な決断が政府から下されたのは、「中国における特定の状況と関連規則による」という理由からなんだそうですが、い、意味が……。中国でWoWのローカライズサービスを運営するThe9のスタッフは、以下のよう補足しています。


“[b]健全で穏やかなオンラインの環境を推進するため[/b]”

そもそも今回このような話が持ち上がったのは、今年4月から中国で実施されている、有害なオンラインコンテンツを取り締まるキャンペーンの影響であるとも言われているようですが果たして。おそらく誰も予想していなかったこの変更に対し、中国のユーザーからは冷笑や苦情が相次ぎ、オフィシャルフォーラムのスレッドはおよそ10ページに渡って炎上。ユーザーの一人からは、「[b]そんな穏やかさはいらんわ[/b]」と一蹴する声も。

アメリカのBlizzard Entertainmentが生み出したファンタジーMMORPG World of Warcraftは、(日本を除く)多くの主要国でローカライズされており、現在は850万人ものユーザーアカウントベースを抱える世界最大規模のオンラインゲーム。そのうちおよそ400万人は中国のユーザーであると言われており、今回のやや迷走気味ともいえなくないおかしな仕様変更に、ユーザー達はボイコットを起こす動きも見せているようです。[size=x-small](ソース: [url=http://news.yahoo.com/s/nm/20070710/tc_nm/china_game_dc]Yahoo! News[/url], イメージ: [url=http://www.wowinsider.com/2007/07/03/the9-changes-wow-in-china-to-appease-censors/]WoW Insider[/url])[/size]

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《Rio Tani》
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