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TGS 07: ビッグニュースも!『Crysis』体験インプレッション

ベータテストが開始されて盛り上がってきた注目のFPS、[url=http://www.gdex.co.jp/?mode=search&pattern=list&kword=crysis&kcatid=]Crysis[/url]のシングルプレイデモを東京ゲームショウにていち早くプレイしてきました。事実上国内初のプレイアブル出展という

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[size=x-small]画面撮影は禁止だったのでブースを[/size]


ベータテストが開始されて盛り上がってきた注目のFPS、Crysisのシングルプレイデモを東京ゲームショウにていち早くプレイしてきました。事実上国内初のプレイアブル出展ということで足を運んだ方も多いような少ないような……みんなが驚くビッグニュースも?詳細なレポートをお届けします。



まずはビッグニュースから。

EAジャパンから[b]完全日本語版[/b]が発売されます!公式発表があったわけではないですが、なんとプレイアブルデモは日本語音声+日本語インターフェースだったのです。これは発売されると考えていいでしょう、突然キャラクターが日本語で喋り始めたので非常に驚きました。Far Cryは日本語字幕版でしたが、完全日本語版が出るというのは予想外だという方が多いのではないでしょうか。ボイスは、まさに洋画の吹き替えのようで雰囲気とキャラクターに合ったものになっているのでご安心を、カッコイイです。

※日本語と英語の選択が出来るかは分かっていないので、暫定的に"完全"と表記しています。字幕オプションは存在します、両方入ることを期待しましょう。

* * *


デモの内容は本編のミッション1が丸々です。輸送機内での会話シーンから島への降下、衝撃的なイベント、そしてE3 2007デモからおなじみの朝日の出る海岸線です。デモ機のキーボードが使いにくい上に1回でプレイできる時間が短かったため4度も並ぶ羽目に……難易度はイージーに設定されていましたが他のプレイヤーさんのプレイを見ていても適当にやっては意外と簡単に死んでしまうバランスのように思えました。

注目した点の1つ目は、リコイルがかなり大きいということ。ストレングスモードでないとアイアンサイト視点にしても撃つたびに大きく照準がずれるので目標に照準を合わせ続けるのが難しくなっています。遠距離攻撃をするにしてもFar Cryほど的確にスパンスパンとはいきません。敵がソロソロと動き続けることが多いのも影響してるでしょう。

2つ目に、チュートリアルミッションという位置付けでも初っ端から結構シビアな内容、いろいろな要素を見せる内容になっているということ。良く分からないでプレイすると最初の敵に不意打ちを食らって死亡なんてことも……茂みに隠れてパスパスの繰り返しと言うわけにも行かず。増援システムも機能しています。今まで海外で出展されてきたデモではアサルトスコープが初期装備になっていましたが、それはありませんでした。

3つ目は、木が折れることの影響が体感出来たこと。敵の銃撃でもバリバリ折れていくので発見された場合、制圧射撃でも遮蔽物の減少を招きます。特にハンビーと哨戒艇の銃撃は強烈なので慎重な行動が求められます。

Crysisではナノスーツの能力によってプレイヤーはスーパーマンになっているという印象を持ちがちですが、実際はナノスーツがあってこそバランスが取れているという感じです。個々の能力の恩恵を感じますし、状況に合わせて的確な能力に切り替えて戦うことが必要になってきます。難易度を上がったときのAIの反応速度、銃撃の精密さ、行動パターンの変化などを考えると非常に楽しみです。



パフォーマンスもユーザにとって非常に重要な要素だと思います。
デモ機のスペックと、グラフィックオプション以下のようになっていました。ちなみにDX10での動作です。

OS: Windows Vista
CPU: Core2Extreme QX6800
RAM: 4GB
VGA: 8800GTX(シングル)

解像度: 1440x900(AAx2)
テクスチャ: 最高
オブジェクト: 最高
影の品質: 中
物理演算: 高
シェーダーの品質: 高
ボリューメトリックエフェクト: 最高
ゲームエフェクト: 最高
ポストプロセス: 最高
パーティクルの品質: 最高
水の品質: 高

モニタが悪いのか、周囲のライトが強すぎるためか全体的に色あせたような感じになっており、ベータテストの色鮮やかなグラフィックを見てからではインパクトに欠けました。公式のスクリーンショットとも違う色合いだったので調整して欲しいところです。マシンスペックはウルトラハイエンドですがフレームレートは高いとは言えないものでした。プレイする分には問題ないレベルではありましたが、激しい銃撃戦になると落ち込みが見られます。カクッと静止するようなことは全くありませんでした。

Crytekは最高設定では発売から半年以内に快適に遊べるようになるということを基準にしていますし、ソフトもハードも移行期であることから現行のハードウェアでは重いというのは、ある意味当然だということを認識しておいたほうがいいかと思います。ユーザからすれば発売前に9800GTXでも出るのだろうと考えていたことも余計に重さを感じる要因になっているのでしょう。いつ出るのでしょうね……。

ベータテストから判断すると(詳しいことは書けませんが)出展されていたデモは、それ以前のビルドのように思えます。これもパフォーマンスに何らかの影響をしているのかもしれません。

* * *


デモはイベントシーン、ゲーム内容ともに楽しめるものになっています。機会があればぜひ遊んでみてください。

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《Micchan》
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