
海外レビュー集計サイトMetacriticの「2009年ベストレビュー作品」が先日発表されゲーマーの間で話題になりましたが、2009年を振り返って、日本で開発されたゲームの海外評価はどのようなものだったのでしょうか。メタスコア80点以上を獲得した国産タイトルを、ランキング形式で30タイトルご紹介したいと思います。
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※()内はユーザー評価
※タイトル名クリックでハイスコア記事へ
第1位:



“たとえあなたが16ビット時代から格闘ゲームに触れていなくても、このカプコンの新しいマスターピースを一試合でもプレイすれば、今はシャッターを閉ざしたアーケードで、なぜあなたが何時間も過ごしたのかを思い出させるだろう。”−G4tv
第2位:


“本作は非の打ち所の無い偉大なゲームの見本市だ。ひどく不器用なゲーマーでさえも楽にプロの能力を得た気分になる事が可能。Bayonettaは早くも2010年GOTY候補である。”−GamesRadar
第3位:

“結論から言うと本作は全てのDSオーナーが購入するべき作品の一つ。ただそれだけ。あなたがRPGについてどのように感じていようと、とにかく楽しくて考え抜かれた本作を、ほぼ間違いなく気に入るだろう。”−WorthPlaying
第4位:

“ストイックで妥協なし、高難易度で深みがあり、困惑するほど魅力的かつ皮肉的にやりがいがある。似たゲームが世界にも少ししかないDemon's Soulsをあなたはきっと受け入れることができるだろう。ただし病みつきになる準備をしておく必要があるが。”−Eurogamer
第5位:


“期待を上回り、徹底的に考え抜かれ、実用的で楽しめるオンライン体験を用意したアークシステムワークスの努力は注目と称賛に値する。ブレイブルーは全ての対戦格闘ゲームのバロメーターを上げたと断言できる。”−IGN
第6位:

“あなたが最初にプレイしたゲーム機がNESかDSかは問題ではない。New Super Mario Bros. Wiiは、2Dプラットフォーマーがいまだ爆発的楽しさを持つことを証明する。往年のゲーマーたちは、過去の作品からの無数の遺物を懐かしめるだろう。そしてマルチプレイは、全ての人にファンタスティックで(忙しない)楽しみを与えてくれる。” −Game Informer
第7位:

“素晴らしい脚本とローカライズ、バリエーション豊富な目的、そしてプレイヤーを笑顔にさせる瞬間がたくさんある。本作は宮本茂氏のゲームにあらゆる点で匹敵する。”−Edge Magazine
第8位:

“エレガント、ウィッティー、エキサイティング、ワンダフルなデザイン、ビューティフルなプレゼンテーション。そして始まりから最後まで続く絶対的な楽しさ。サイドクエスト、秘密のエリア、収集といったやり込み要素も膨大で、ゲームを通じておなじみの面々に出会えるなど小粋なファンサービスもある。”−Official Nintendo Magazine UK
第9位:


“Co-opプレイがサバイバルホラーのアプローチを変え、巧みなゲームの展開によって、あなたは一瞬も目を離す隙がない。過去のシリーズ作品がそうであったように、バイオハザード5はその時代の最高の作品として記憶に残るように運命づけられている。”−Game Informer
第10位:

“ドラゴンクエストVが北米デビューを果たすまでに途方もない時間が掛かったが、誰もが認めるジャンルのクラシックとしてRPGファンにはMUSTなタイトルだ。”−Pocket Gamer UK
第11位:

第12位:

第13位:

第14位:

第15位:

第16位:

第17位:

第18位:

第19位:

第20位:

第21位:

第22位:

第23位:

第24位:

第25位:

第26位:

第27位:

第28位:

第29位:

第30位:

※DSiウェア、XBLA、PSN向けのタイトルは含まれていません
※Metacriticのスコアが同数の場合はユーザー評価で順位を付けています
※マルチプラットフォームのタイトルは全機種の平均点を算出
※メタスコアの値は日々変化するため順位は変動します
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以上、一気に30位までご紹介しました。上位10タイトルは、マルチプラットフォーム向けタイトルも含む多彩な顔ぶれになっていますが、30位まで見渡すとWiiや携帯機向けタイトルの割合が非常に多いことが分かります。とりわけ任天堂のファーストパーティー作品では10タイトル近くがランクインと、海外での強さは相変わらず。
やはり国産ゲームでもリメイクや続編ばかりが目立つ中、オリジナルタイトルとして斬新なゲームデザインが絶賛され、Game of the Yearまで受賞したDemon's Soulsの存在は特筆すべきものがあります。一方、海外でリリース直前のベヨネッタは、まだレビューを掲載していないサイトが多く、海外ユーザーの声も含め、今後の評価が気になるところ。
またジャンル別で見ると、僅差でリストに入らなかった鉄拳6を初め対戦格闘ゲームが伝統的な支持を受けている他、リストのおよそ半分がRPG系のジャンルという、海外における人気国産タイトルの傾向をはっきりと表す結果に。
さて、2010年はどんな国産タイトルが海外で評価されることになるでしょうか。海外ゲーマーやメディアをうならせる力作がたくさん生まれると良いですね。
【2009*年末企画 記事一覧】
『2010年期待の新作』BEST50+
『ゲーム会社の閉鎖・買収ニュース』
『カルチャー&アートネタ』TOP10
『ゲームが関わる事件・事故』TOP10
『海外ゲーム業界を騒がせた10大問題』
『ムフフなセクシーネタ』TOP10
『メタスコアで見る2009年のビデオゲーム』WORST20
『お蔵入りしてしまった次世代ゲーム』10選
『豪華アイテム付き限定版』TOP5
『今年発売されたゾンビゲーム』
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