プレイヤーがゲーム内のもう1人のプレイヤーとなり、PCの前に座って2Dアクションゲームをプレイするというユニークな作品『Atum』がインディーズゲームの祭典IGF 2013にエントリーしています。
『Atum』の目標はPCディスプレイ上に表示されている2Dゲームを“ゲーム世界内で”プレイしキャラクターをゴールに導くというもの。WASDキーでキャラクターを操作するほか、マウスでゲーム内のプレイヤーの視点を操作したり、机の上にあるオブジェクトを使用することができます。
一人称視点で何らかの行為をシミュレートするという作品は幾つかありますが、『Atum』でユニークなのは使用したオブジェクトの効果がディスプレイ上のゲームへも影響を与えるという点。例えばプレイヤーがライターをディスプレイにかざせばゲーム内の暗闇が照らされ、タバコの煙をかざせば監視カメラの目を欺くことなどができます。
『ブレードランナー』やフィリップ・K・ディックの『タイムスリップ』などにインスパイアされたという『Atum』は、オランダのNHTB Breda大学3年生たちで構成されたTeam Cupcakedが開発を担当しており、公式サイトではブラウザ上でプレイできる無料デモも公開されています。
(ソース&イメージ: Atum)
【関連記事】
人気インディーズゲーム『Minecraft』に公式『Far Cry 3』Modが配信決定
海外Segaがモバイルインディーズ向けのイニシアティブSega Allianceを発表
海外でインディーズ9作品の開発資金獲得を目指す“Kickstarter Indie Bundle”が開始
インディーズADV『Dear Esther』が25万本セールスを記録、開発者がTwitterで報告
7歳と3歳の少女がアートを担当したインディーズ数字FPS『NumberGun!』