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Greenlight通過の和製インディーゲーム『LA-MULANA』が配信開始、ニコ生で記念放送。売上は堅調

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Valveから与えられた数々の試練を乗り越え、和製インディーアクションゲーム『ラ・ムラーナ』がついにSteamで配信されました。スチマーなら誰しもが知る恐怖のValve Timeは発動せず。

それを祝し、ニコニコ生放送の公式チャンネルで午前2時から記念放送も執り行われました。ゲストにはNIGORO関係者だけでなく、『洞窟物語』や新作『Gero Blaster』で著名なPixelの天谷大輔氏や宮澤修平氏、ローカライズを担当したPLAYISMから水谷俊次氏やJoshua Weatherford氏、そして記者も参戦しました。場所はリニューアルしたてのPLAYISM本社。録画はタイムシフトで視聴可能です。深夜のよくわからないテンションなどはそちらでご確認ください。

ほぼノープランで始まってしまった放送ですが、興味深い話もいくつか飛び出ました。まず、じつはスペイン語版のローカライズはPLAYISM社長イバイ・アメストイ氏自らが手がけていたこと。結構な文章量のはずですが、2012年のゲーム業界人50選の肩書きは伊達ではないということでしょう。本作は日本語/英語/ロシア語/スペイン語の多言語対応。ほかには、ゲームバランス調整について衝撃的発言や、プロトタイプの高解像度版の紹介も。

また、Steamでリリースするにあたり若干の修正があったこともあきらかにされました。具体的には、致命的ではないもののファンの間では顕在化しつつあった壁埋まりバグを修正。そして、ストーリー上重要であるにもかかわらずなぜか表示されなかったいくつかのメッセージが表示されるようにもなりました。いわく「完全版」。

『ラ・ムラーナ』はこれにて一旦一区切りとなり、次回作のシューティングゲームへフォーカスしていくようです。グラフィックス面の方向性で悩んでいることは既報の通りですが、GDC Playなどで目にしたレトロ調グラフィックスのパワーを感じたのこと。ただし、まだはっきりとした形にはなっておらずリリース日はかわらず未定。

ほかにも、楢村氏自身が「実績」要素が好きでないため、少しひねった内容にしたそうです。「実績」を嫌う理由は、プレイヤーへ遊び方を押し付けるから。記者はXbox360実績/PS3トロフィー収集の中毒者でありますが、それゆえその主張は非常によくわかります。実績の存在自体は一つの遊び方を提示するかもしれませんが、あきらかにゲームの本質から逸脱した実績設計も多々見受けられます。一本筋の通ったゲームを創るNIGOROが実績を忌避するのもやんぬるかなといったところです。

また、生放送中Valveへの不満も見え隠れしました。そもそも『LA-MULANA』クラスの実績と規模と完成度のタイトルであるにもかかわらず、密な連携ができず結局Greenlight送りになったこと。さらに、なぜかサウンドトラックの販売を拒否されたこと。他の著名なインディーゲームでサントラを配信しているケースは多々あるうえ、本作のサウンドは質・量ともに決して遅れをとるものではありません。Valveに秘められた謎リストに追加してもかまわないでしょう。ちなみに、デザイナーかつ作曲家の楢村氏らしく、お手製のスコアブックなどの紹介もありました。

ともあれ、Steamでの売上は4月16日時点で20位前後を堅調に推移しています。面白いゲームが売れるとは限りません。売れたゲームが面白いゲームとも限りません。しかし、いずれにせよゲームを創るには(さらには生活するためには)カネが絶対に必要です。インディー界隈では、たとえばKickstarterでの目的が生活費だったりします。

ゲームを創るのは人です。まずマネタイズありきの作品の行く末がどこかはともかく、優れたゲームが売れて製作者に還元されることは、次なる名作が生まれる契機となることに疑いようはありません。NIGOROからもPixelからも、インディーというまだ国内では華々しいと言い難い世界で生き抜く執念がにじみ出ていました。

なお、配信終了後の放送不可能な情け無用空間では様々なやりとりがありました。すぐに続報とはいかないかもしれませんが、Pixel『Gero Blaster』や、NIGOROの新作の動向には期待してよさそうです。











(ソース: Steam, ニコニコ生放送)【関連記事】NIGORO新作フラッシュゲーム『こちら未来開発宇宙支社』公開、配信終了となっていたタイトルの移植作品
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【BitSummit】開発者インタビュー『LA-MULANA』のNIGORO
《Gokubuto.S》

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