今回の騒動はGameTrailersにて公開されたポッドキャスト番組Invisible Wallsの最新エピソードで、出演者Marcus Beer氏が“Xboxのセルフパブリッシングに関するニュースを我が物顔で語り注目を集めた”としてPhil Fish氏を激しく非難しことが原因で発生したもの。Fish氏はこのBeer氏と口論を繰り広げたものの、「自殺しろ」といった過激な発言などが原因で他のユーザーにも非難され、後に『Fez 2』開発中止と引退をほのめかすツイートを投稿しています。
Fish氏と過去に出会い何度か会話を楽しんだと語るCliffy Bは、事実を伝えながらも時に偏向報道に陥るジャーナリズムや、素晴らしく楽しいものでありながらも時にモニタ越しの“匿名の負け犬”たちにより非難されるなど恐ろしく酷いことが起きるインターネットについて自身のtumblerにて言及しました。
Bleszinski氏は自身も同様の事態に巻き込まれてきたと過去を振り返りつつ、こういう際には上手く攻撃を避けるか、あるいは感じた憎悪を「胃袋の中にあるモチベーションの巨大ファイアボール」に溜め、「超強大な波動拳」を放つまでは全てのエネルギーをゲーム開発に注ぎ込んでいくべきだとアドバイス。アワードを受賞し数百万本を売り上げるようなタイトルを放てば、多くの利益と称賛、コミュニティの愛が転がり込んでくることになり、それが批判していたユーザーに対する反撃になるとしています。
また同氏は今回のようにジャーナリストによる“叩き行為”はゲーム界隈では良くある件であり気にすることは無いとも述べ、業界には脳では無く心で語るFish氏のような人間が必要だともコメント。「戻ってこいよPhil。みんなもう君のことを待っているよ」と、Phil Fish氏のカムバックを望んでいます。
(ソース: Clifford Unchained)
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