美しい世界に没入する一人称視点のパズルアドベンチャーと言えば、Cyanが手がけた1990年代のタイトル『Myst』が最も有名ですが、海外にて似たコンセプトを持つ一人称視点パズルアドベンチャー『Mind: Path to Thalamus』が正式発表を迎え、Steamでの配信を目指すSteam Greenlightへと登録されています。
「私は彼女を何回殺すのだろう?」と衝撃的なメッセージで始まるトレイラーは、非常に美しく幻想的な同作のワールドを披露していき、見る者の心をわしづかみにしてしまう輝きを放っています。『Mind: Path to Thalamus』は「エモーショナルで衝撃的な物語」を紐解いていくため、天候や周囲の環境を操作しパズルを解いていくというタイトル。具体的にプレイヤーは昼夜をサイクルさせたり、霧の濃度や雨、さらには季節をも変化させることが可能となっています。
周囲の環境を様変わりさせてしまうゲームメカニックは、プレイヤーが操作する謎の主人公の素性にも関連しており、現実から逃れてしまう気質の彼の心を紐解き、彼が何を起こして今なにをしているのかを探らなければなりません。「彼女を何回殺すのだろう?」のセリフと共に、『Mind: Path to Thalamus』のストーリーは非常に興味深いものとなりそうです。
なおトレイラーに登場するナレーションは、『The Curse of Blackwater』のDavid Jason役や『Dreamcatcher』のGabriel役、『Shattered Heaven』のStephen Novusを演じたGreg Nugent氏が担当しているとのこと。また開発を担当するCarlos Coronado氏は、『Left 4 Dead 2』にて100万回のダウンロード実績があるユーザー製キャンペーン「Warcelona」を作成した人物とされています。
本作はそんなCoronado氏が手がけたものの未発売で終わったプロジェクト「COMA」の精神的続編という位置づけで、2014年Q3のリリースが予定されているようです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
Epic GamesストアにおけるPCゲーム無料配布の今週分は日本対象外―4月5日はSFRPG『アウター・ワールド』&アクションADV『Thief』予定
-
“ゲーム中毒になったから”訴訟します!…米で相次ぐ訴訟に大手ゲーム会社反論「憲法に違反する」
-
『Hellgate』またもや復活!?ハクスラシューター『Hellgate: Redemption』発表―「やり残したこと」を生みの親自身による清算へ
-
『Risk of Rain 2』や『Vampire Survivors』などの開発が参加する謎のプロジェクト「iii initiative」が進行中―29日午前3時に新情報公開
-
2023年ゲーム賞を席巻した『バルダーズ・ゲート3』が3,828円!『スーパーマリオRPG』『テイルズ オブ アライズ』もお買い得なゲオ店舗セールを現地調査
-
賞金稼ぎRPGシリーズ最新作『メタルサーガ ~叛逆ノ狼火~』最新プロモーション映像公開!音楽はベイシスケイプの工藤吉三氏が全楽曲担当
-
『ライフ イズ ストレンジ』などで知られるDON'T NODが「RPG」「ナラティブADV」「アクションADV」に特化した3つの部門を新設
-
Take-TwoがGearboxの買収を発表―『ボーダーランズ』フランチャイズの完全所有権を取得し新作を開発中
-
ユービーアイ新作FPS『エックスディファイアント』ふたたび延期か―海外の噂報道「難航の理由は『CoD』のパクリだから」はバッサリ否定
-
ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる