本作は、元々2007年にアーケードで稼働した縦スクロールシューティングで、PS3版で発売された『雷電IV OverKill』のPC移植版。プレイヤーは、Fighting Thunder ME-2かRAIDEN Mk-II、そしてFAIRYを操り、敵を倒すというもの。広範囲に攻撃を出せるバルカン、一点に攻撃を集中するレーザー、敵を補足し続けるプラズマ、3方向にビームを収束/薙ぎ払えるプロトン改を駆使しして戦います。敵弾が早いため難易度は全体的に高いものの、練りこまれた敵配置や過去作アレンジBGMなど経験者にも楽しめる要素が詰め込まれた作品です。なお、Steamでは前作の『雷電III』も配信されています。
■『Jamestown』
2011年6月にリリースされた本作は、ある意味でSTGジャンルのSteam進出を印象づけたFinal Form Games 開発の縦スクロールシューティングゲーム。プレイヤーは、17世紀の英国植民地である火星を舞台に、スチームパンク風の機械に乗り込んで敵の火星人と戦います。マウスやキーボード、そしてジョイスティックの操作に対応していることが特徴で、新たな兵装はステージをクリアした時に手に入るコインからアンロックします。縦STGであるもののワイド画面に対応しているため、広い視野でフィールドが見渡せることとに加えて、広さを利用したボス戦などが特徴です。ワイド画面対応という点から、他のSTG作品とは一味違ったレイアウトとなっていますが、高いクオリティを持っているためSTGファンはチェックしておきたいタイトルではないでしょうか。
■『斑鳩』
本作は、元々2001年にアーケードで稼働したトレジャー開発のシューティングゲームをPCへ移植したもの。プレイヤーは、飛鉄塊“斑鳩”を操る森羅となり各地を武力制圧する「鳳来ノ国」と戦います。斑鳩は、機体の属性を白と黒に変更することによって敵弾を吸収出来る機能を備えており、同じ属性の弾に当たればミスにならず一定量の力を吸収した場合には力を解放してホーミングレーザーを放つことも可能です。効率的なプレイを目指すと難易度が高くなりますが、クリアのみに集中するなら独特のゲームシステムも合わせて一度はプレイしておきたいタイトルです。
■『REVOLVER 360 RE: ACTOR』
本作は、元々2013年にリリースされた同人サークル クロスイーグレット開発の回転式シューティング第2弾。プレイヤーは自機を操作し、ショットやレーザー、オーバードライブの機能を利用し、襲いかかる敵を倒します。カメラの回転システムを搭載していることが特徴で、扇状に発射された敵弾を画面を回転することによって簡単に避けることができます。青を基調とした癖のあるグラフィックも含めて、一味違ったシューティングをプレイしたいユーザーにオススメです。
■『LUFTRAUSERS』
本作は、2014年にリリースされたVlambeer開発の全方位シューティング。プレイヤーは、戦闘機を操り戦艦の撃沈や戦闘機の一定数の撃破などのミッション内容を達成することが目的です。レトロなグラフィックや豊富なカスタマイズ要素が備えられていることも特徴で、武装とウイングそして胴体を選ぶことで機体の性格やBGMを決めます。自機の自動回復に加えて華麗に敵をなぎ払えるシンプルなSTGのため、全方位シューティングに近い作品をプレイしたいユーザーにお勧めと言える作品ではないでしょうか。
以上、10タイトルを筆者のチョイスでご紹介しましたが、気になる作品は見つかったでしょうか。Steamのみならず、ここで取り上げた以外にもSTGタイトルは無数に存在し、多くのファンに遊ばれています。読者の皆さんが自信をもってオススメする作品もぜひ教えてください。