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編集部が選ぶ『BitSummit 4thいち押し国産インディー』3選

京都はみやこめっせにて7月9日から10日の2日間にかけて開催されたインディーゲームの祭典BitSummit 4th。編集部スタッフがプレイした十数タイトルの中から、3つに絞ってご紹介します。

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編集部が選ぶ『BitSummit 4thいち押し国産インディー』3選
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京都はみやこめっせにて7月9日から10日の2日間にかけて開催されたインディーゲームの祭典BitSummit 4th。公式サイトにリストアップされている作品だけでも213のタイトルがあり、会場ではNindiesブースなどを含めて更に多くの作品が展示されていました。限られた時間の中で、全タイトルをプレイすることはできませんでしたが、編集部スタッフがプレイした十数タイトルの中から、3つに絞ってご紹介します。


■ノスタルジックなピクセルで描く自然環境変化2Dアクション『アガルタ』

同人ゲーム&インディーゲームサークル神奈川電子技術研究所が出展していた、2Dアクション『アガルタ』。プレイヤーは能力の異なる8人のキャラクターから1人を選び、ゴールを目指していくというゲームです。ファミコン時代を思い起こさせるノスタルジックなピクセルグラフィックで表現されており、そのひとつひとつが、水や土といった自然環境を再現しています。


また、水の気化や凝固といった自然現象も再現されており、ゲームの攻略要素として組み込まれている点がユニークな所。水に炎を当てれば水蒸気に、水蒸気を冷やせば水に、水を冷やせば氷にといった具合にキャラクターのスキルを利用して環境を変化させゴールを目指します。岩などを破壊すれば、消えるのではなく積み重なって崩れる所もポイント。開発者曰く「まだ調整中でキャラクターによってはクリアできないステージもあるので、クリアできないと思ったらリセットしてください」とのことでしたが、それが逆に「何が何でもクリアしてやろう」という気持ちが沸き起こる、攻略精神くすぐるゲームでした。


■17世紀の科学者となって偉大な発見をする『PRINCIPIA: Master of Science』

ゲームアプリが作りたくて医療機器開発からスピンナウトした、インディー魂あふれるTOME氏が手がける『PRINCIPIA: Master of Science(プリンキピア:マスター・オブ・サイエンス)』。ゲーム内容は17世紀に飛躍的な進歩を遂げた科学革命をテーマにしたもので、当時活躍したアイザック・ニュートンやガリレオ・ガリレイなどの実在の人物を選び、育成&科学の発見して名声を得ることを目的としたシミュレーションゲームです。説明を聞いて「あれ?前に遊んだことあるぞ」と思った人も居るかもしれません。それもそのはず、本作は16年ほど前にフリーゲームとしてリリースされた『PRINCIPIA』の完全版として開発されています。


実際のゲームの流れは光学や物理学、生物学といったテーマの中から研究対象を選び、研究や推理を繰り返して「万有引力の法則」などを発見、理論の検証実験を重ねて論文を制作し、学会へと提出して認められることで名声を得ていくというもの。他の科学者と交流したり、あるいは反目したりと人物外交的な要素もあり、研究一筋では行かないところがゲーム性を豊かにしています。完全版となる『PRINCIPIA: Master of Science』ではグラフィックと音楽が大幅にグレードアップしており、17世紀的な雰囲気を存分に感じ取れます。2016年夏にPLAYISMからリリース予定で、オリジナル版の『PRINCIPIA』がiOS向けに配信されています。

ゲームサウンド


■ゲームレーベルSIDE KICKの不気味で不思議なボードストラテジー『KAIJIN』

昨年のBitSummitにも参加していたThunderboltが、新たにゲームレーベルSIDE KICKを立ち上げ、処女作となるiOS/Androidゲーム『KAIJIN』を出展していました。ゲームはボードゲーム風のターンベースシミュレーション。ステージクリア型の構成となっており、ロボットなのかガイコツなのか良く分からない、タイトルどおりの怪人チックなキャラクターを操り、謎の巨大施設で繰り広げられる殺し合いを生き抜いていきます。基本ルールはランダムに配られる手札を用いて移動や攻撃を行うというもの。敵の動きやゴールへの道順を考えながら適切な手札を使用していく、詰め将棋的な要素が感じられました。展示されていたのはチュートリアル的な要素を含んだデモ版でしたが、製品版では敵を倒した手段などで次のステージが変化していくというギミックが用意されるとのこと。リプレイ性の高いゲームプレイが体験できそうです。


SIDE KICKレーベルでは他にも、ソーシャルでの共有体験をテーマにした『PICTRIS』なるゲームを開発中とのこと。Thunderboltとあわせて4本目のタイトルで、小規模なデベロッパーながら非常にハイペースに新作を開発する、ゲームに対する意欲がうかがえます。

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国内外のインディーデベロッパーが集まったBitSummit。今回紹介したのは3作品ですが、上記以外にもインディー魂あふれる素晴らしい作品が多数ありました。それぞれのインディーデベロッパーが持つ情熱や魂が形となり、それを発表する場が国内にあるというのは、かけがえの無いことだと筆者は思います。こうしたイベントを繰り返すことで、国内インディーシーンが更に活発になり、日本のゲーム業界に良い刺激をもたらしてくれるのではないでしょうか。

なお、BitSummit 4thでアワード授賞式でGame*Spark賞を贈った『にょきにょき』はこちらで紹介しています。興味のある人はチェックしてみてください。
《水京》

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