報道によれば、中国オーディオ・ビデオ・デジタル出版協会は、『PUBG』のゲーム性について「社会主義の中核価値と中国の伝統文化や道徳的ルールから大きく逸脱しており、青少年の心理的および身体的健康に反する」として、否定的見解を示しているとのことです。また、同協会は中国企業に対し、バトルロワイアルタイプのゲームの研究・開発・輸入を停止する勧告を発表。ゲームプラットフォームやライブストリーミングサイトは、こうしたゲームに宣伝や広告サービスを提供すべきではないと付け加えています。
中国では『PUBG』の爆発的な大ヒットを受け、多くの類似作品が開発されていました。なお、副社長が同協会の委員でもあるテンセントは、『PUBG』の中国展開の動きを見せていたとのことですが、今回の決定に際し公式なコメントを行っていません。
現時点では、中国政府がSteamなどに働きかけ、中国国内での『PUBG』の全面的な禁止を求める動きはありませんが、もしそのような事態へと発展した場合、SteamSpy調べによれば同作プレイヤー数の4割超を示す中国プレイヤーが軒並み排除されることとなり、同作の勢いや評価について大きな変化が生ずる可能性は想像に難くないでしょう。
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