海外のレトロゲームコレクターが購入した中古のNES版『ゴルフ』ソフト内に違法薬物が隠されていたことが明らかになり、YouTubeや海外メディアの間で注目を集めています。
米国ジョージア州のコレクターJulian Turnerさんが公開した映像では、フリーマーケットで購入した『ゴルフ』の重さが通常のものと違うことに気付き、ドライバーで開封するシーンが紹介されています。デジタルスケールで比べたのちに中身を調べてみると、見つかったのは「銀紙に包まれた謎の物体」でした。
銀紙の中には「白い粉」が入っており、異常を感じたTurnerさんと同伴していた撮影参加者は警察に通報。Turnerさんは取り調べを受け、購入元のフリーマーケットにも捜査の手が入ったようです。『ゴルフ』カセット内に入っていたのはヘロインと思われることものちに分かっています。
Turnerさんは独自に調査を進めるうち、2012年8月の時点で中古NES版『ゴルフ』に合計5,000ドル分の紙幣が入っていた事件を発見していたとのこと。これが事実であれば『ゴルフ』に隠された密輸ルートの存在をつい考えてしまいますが、約30年前の古いゲームのカートリッジに、いつどこでこのような細工が仕込まれたのかは今となっては知る由もなさそうです。
似通ったケースとして、今年3月には3Dプリンターで製造した「偽ゲームソフト」などに違法薬物を隠して密輸していたグループが摘発されていました。「中古カセットに残っているセーブデータ」には過去の所持者の思い出が詰まっていることもままありますが、このような形で事件発覚に繋がってしまうのは珍事としか言いようがないでしょう。
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