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『バトルフィールドV』シリーズ創設メンバーが語る同作のビジョンとは

EA DICEが手がけるシリーズ最新作『バトルフィールドV』。本作公式サイトにて、シリーズ創設メンバーが語る同作のビジョンについて紹介するエントリが公開されています。

家庭用ゲーム PS4
『バトルフィールドV』シリーズ創設メンバーが語る同作のビジョンとは
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EA DICEが手がけるシリーズ最新作『バトルフィールドV』。本作公式サイトにて、シリーズ創設メンバーが語る同作のビジョンについて紹介するエントリが公開されています。

ビジョンでは、同作が『バトルフィールド 1942』とは異なる戦場を舞台にすることや、キャラクターのカスタマイズと言った要素など、同作のさらなる概要を知ることができます。

思いもよらぬ舞台での戦い
「バトルフィールド 1942」での戦場を再度訪れるのではなく、私たちは、他の舞台を模索し、プレイヤーの多くに馴染みがないだろう大戦のストーリーを語ることにしました。

「Battlefield V」のマルチプレイヤーでは、沼地や、橋の上や、運河、瓦礫と化した都市などが戦いの舞台として登場します。いずれも大戦の行方を左右しながらも、歴史から忘れ去られつつある戦場が、皆さんの戦う舞台となるでしょう。

公式発表トレーラーはその良い例で、思いもよらぬような舞台、すなわち大戦初期の北フランスにおける激しい戦いが描かれています。皆さんは、戦略的重要地点である橋のそばに空挺部隊が降下するような、まさに第二次世界大戦というべき瞬間を体験することができるでしょう。ですが、その舞台はエスコー川(スヘルデ川)沿いのイギリス軍陣地に対するドイツ軍の攻勢。歴史に残るダンケルクからの大撤退へとつながる出来事です。

思いもよらぬ舞台が取り上げられるのは、シングルプレイヤー「大戦の書」でも変わりません。「Battlefield V」はスウェーデンのストックホルムを拠点に開発されています。真っ先に浮かんだ思いもよらぬ舞台は、西の隣国ノルウェーでした。ここでは、ドイツ占領下における若きノルウェー・レジスタンスの物語が明らかにされます。物語は、世界を救うための壮大な戦いではなく、もっと身近な、愛する人を救うための戦いとして描かれます。プレイヤーに常に未知の体験をもたらすべく、私たちはストーリーごとに、新たな側面、新たな色彩、新たなゲームプレイを追求しました。

それらの舞台は皮切りにすぎません。「Battlefield V」のサービスが続く中で、皆さんは、壮大な第二次世界大戦の世界における、よりたくさんのマップや体験に触れることができるでしょう。


中隊の兵士たちと共に体験する、進化し続ける第二次世界大戦の世界
「Battlefield V」の世界をめぐる旅は、隊員の一人一人を個性豊かにカスタマイズ可能な「中隊」から始まります。私たちが目指したのは、プレイを通して、皆さんが、自身の中隊の隊員たちやビークルと共に成長するビジョンです。見た目だけでなくプレイスタイルに至るまで好みに合わせた、兵士・武器・ビークルを作成、カスタマイズすることができます。

中隊は、プレイヤーによりパーソナルかつ戦術的な体験をもたらします。プレイするのは自らの部隊の兵士であり、ビークルの見た目も自分の手で変えられます。部隊の男性兵士・女性兵士の顔やユニフォーム、ウォーペイントを編集し、さらに、それぞれの兵科やアーキタイプ、装備を変更して、そのプレイスタイルを設定してください。

かつてない技術発展の時代が生み出した兵器とビークル
私たちが「Battlefield V」で目指しているのは、忠実でありながら、同時に思いもよらぬ第二次世界大戦の体験です。これは、“未知の”内容と“誰もが知る”内容のバランスを上手く取らなければならないことを意味します。兵器とビークルにおいては、特に重要となるバランスです。

私たちは第二次世界大戦の兵器の発展を掘り下げ、歴史に忠実でありながら、ゲームプレイにインパクトを与える多彩な要素をゲームにもたらすため、新しい切り口を追い求めました。プレイヤーはもちろん、この時代の典型的な武器を手にすることになるでしょうが、同時に、V1ロケットのような驚異的な兵器も戦場で目にすることになるでしょう。

「必要は発明の母」と言われますが、第二次世界大戦ではまさにその通りの、かつてない技術発展が見られました。良い例として、戦車において、シャーシは共通のまま、上部や側面の構造物が急速に進化し、特化していった例があります 「Battlefield V」では、これを自走対空砲と同じシャーシの軽戦車が登場するなどの形で、はっきりと体験することができます。

また、私たちは、使い古された舞台で、同じようにステレオタイプなビークルを描写することは避けたいと考えました。それぞれのビークル、兵器、兵士が物語を持ち、そこに至るまでに辿ってきた歴史と経験の重みを感じ、それに興味を持ってもらえるようにしたいと考えています。ビークルは、しばしば兵士たちの“家”であり、絶え間ない戦闘の傷跡を宿していなければなりません。戦時中は、個人的なマーキングや改造もよく見られました。私たちは、プレイヤーが自身の個性やプレイスタイルを示すための全く新しい仕組みとして、この要素をゲーム中に取り入れました。

「Battlefield V」に備えよ
今回の第二次世界大戦を舞台にした新たな開発は、思い返すと大変な道のりでした。私の手元には、今も「バトルフィールド 1942」 と「バトルフィールド 1943」で用いた大戦の資料がロッカー一杯に残されています。ですが、私たちはあえて、それには触れないようにしました。新しい道を模索したかったからです。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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