脱出支援ADV『STAY』「忘れられないゲーム体験となることをお約束します」【注目インディーミニ問答+】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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脱出支援ADV『STAY』「忘れられないゲーム体験となることをお約束します」【注目インディーミニ問答+】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Appnormals Team開発、PC/Mac向けに5月17日リリースされた脱出支援ADV『STAY』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Appnormals Team開発、PC/Mac向けに5月17日リリースされた脱出支援ADV『STAY』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、パソコン以外は何もない部屋に閉じ込められた男、クイーンを描いた作品。彼がパソコンを通じて唯一コンタクトできるプレイヤーが様々な指示を行い、脱出を手助けします。緊張感のあるリアルタイムな脱出行が特徴で、日本語にも対応しています。

『STAY』は1,220円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Inaki:2人で活動しているスペイン・バルセロナのインディースタジオ、Appnormals Teamの共同設立者のInakiです。『STAY』は私たちのPCとコンソール向け作品としてはデビュー作であり、これまでにリリースして来た『Super Barista』といったモバイルゲームよりも野心的なプロジェクトです。『STAY』の開発にあたっては、ライター、ミュージシャン、アーティスト、デベロッパーと言った、多くの外部のプロたちと共に作業を行いました。彼らの才能と努力なしでは、本作のような奥深さと複雑さを備えたストーリー主導の作品を作るのは不可能だったでしょう。本作は開発期間中にも、Busan Indie Connect、パリのGame Development Awards、そしてブラジルのBIG Festivalと言った多くの賞にノミネートされました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Inaki:『STAY』の開発は2年前、「空想上の友達の世話をする」というアイデアから始まりました。その後すぐに、このアイデアをよりダークにし、スリラー要素を追加しました。この人物は誘拐され、意思に反して見知らぬ場所に監禁され、プレイヤーだけが彼の希望の光だというものです。そしてこのコアとなるものを前提に、ライターが様々な要素を融合、愛と死の揺れ動く物語を書き上げることができました。このストーリーができたことで、『STAY』の基盤が完成し、私たちは感情に訴えかける独特なゲーム体験を提供するゲームデザインの開発に取り掛かったのです。開発初期、私たちはバルセロナのスタートアッププログラム「Game BCN」に選ばれました。数ヶ月の準備期間の後、開発は一気に進展しました。会社設立のために多少の資金提供を受けたこともあり、このプロジェクトにはフルタイムで取り組むことができたのです。

――本作の特徴を教えてください。

Inaki:『STAY』にはいくつかのユニークな点があります。まず、プレイヤーが責任感を持てるようにAWAY/STAY時計を導入しています。ゲームをしていないときにも時間は流れ、その間キャラクターは独りぼっちになってしまいます。もちろん、長い間放置してしまうと、悪い結果になってしまうでしょう。本作の主人公であるクイーンは絶望的な状況下におかれ、ほぼプレイヤーの言葉だけが頼みの綱です。彼は希望(と精神的な安定)を求めるため、あなたを信頼するように絆を構築するのがプレイヤーの任務となります。

それに加え、本作ではあえてゲーム内のチュートリアルや説明を省いています。本作をゲームではなく、現実に起こり得るシチュエーションということをプレイヤーに訴えかけたいのです。パズルはゲーム進行に合わせて難易度が上がるため、抽象的でわかりにくいかもしれませんが、これはプレイヤーがクイーンと同じように、混乱、苦労、ヒントのない孤独といった感覚を体験するために取り入れられています。これにより、絆が深まり、彼を放り出したりせず、最後まで一緒にいようと思うのです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Inaki:『STAY』はそのアートを含め、ゲーム以外の幅広い分野(特に心理学)からインスピレーションを受けています。文学の古典ではエドガー・アラン・ポーやフェルナンド・ペソアの詩から、「オールド・ボーイ」のような韓国映画まで。大友克洋の「AKIRA」からの影響も直接的でないにせよあります。本作は、私たちが大好きなアーティストやクリエイターたちへの尊敬の印なのです。

他には、私たちが子供の頃に遊んだ、昔ながらのテキストベースのクリックゲームからインスピレーションを受けました。実際、ピクセルアートは私たちのスタジオのビジュアルトレードマークでもあります。私たちのプロジェクトはすべて、自分たちの子供時代へのオマージュなのです。私たちの目標は、レトロな見た目と感覚でありながらも、新しくユニークな体験を作り出すことです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Inaki:『STAY』は昨年、日本でも何度かお見せする機会があり(具体的に言うと、TOKYO SANDBOXと東京ゲームショーのインディーゲームエリアです)、素晴らしいフィードバックをもらうことができました。多くの日本人の方がクイーンと繋がり、親しい友人になっていただけると嬉しいです。そうすれば、彼も様々な障害を乗り越え、自由への旅を完遂させることができるでしょう。その過程には多くの驚きがあり、忘れられないゲーム体験となることをお約束します。その道は簡単ではありませんが、人生と同様、最後に得られるものはクイーンと過ごす時間と努力に見合うものとなるでしょう。

――ありがとうございました。





『STAY』の開発元であるAppnormals Teamに質問がある方は、コメント欄までお寄せください(日本語または英語)。開発元から回答があった場合、同様にコメント欄でご報告します。
※すべての質問にお答えいただけるわけではありません。ご了承ください。
《SEKI》

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