Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ansdor開発、PC向けに5月22日にリリースされたSNES風レーシングゲーム『Slipstream』開発者へのミニインタビューをお届けします。

連載・特集 特集
Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】
  • Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】
  • Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】
  • Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】
  • Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】
  • Vaporwave風味なレーシングゲーム『Slipstream』「開発中に抱いた疑問は“日本のゲーマーにどう感じてもらえるか”」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ansdor開発、PC向けに5月22日にリリースされたSNES風レーシングゲーム『Slipstream』開発者へのミニインタビューをお届けします。

今作はSNES/スーファミ時代を彷彿とさせるレーシングゲーム。『アウトラン』さながらのビジュアルとメカニクスが特徴で、VaporwaveなBGMと迫力のある演出でレースを鮮やかに彩ります。対象OSはWindows/Mac/Linux。日本語は現段階でサポートしていません。





――まずは自己紹介をお願いします。

Sandro Luiz de Paula氏(以下、ansdor):私はSandro Luiz de Paula、ansdorという名義で活動しています。29歳で、ブラジル在住のプログラマー/アーティストをやってます。Webサイトはこちらです。

――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?

ansdor:開発が始まったのは2014年のことです。今作は古い2Dレースゲームの仕上がりへの好奇心から生まれました。そういった作品がどのようにSNESのような2D用プラットフォームで、3D的な奥深さの魔術を生み出すことができたのか、とても気になっていました。そうして研究し始めて、独自のpseudo3Dエンジンを開発しようと決心しました。当初は小規模なモバイルゲームのつもりでしたが、時が経つにつれて完全なPC向けタイトルになるまでプロジェクトが巨大化していきました。

――本作の特徴を教えてください。

ansdor:ゲームプレイ面においては、「ドリフト」と「スリップストリーム」という2つの要素に基づいたレーシングゲームと言えます。この要素こそ、今作のゲーム性を他のレーシングゲームと大きく異なるものと思います。まったく知られていませんが、2018年のpseudo3Dゲームもそのような感じです。グラフィックス/音楽面においては、VaporwaveやSynthwaveの影響が大きく、個人的にはユニークなものになったと感じています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

ansdor:もちろんありますよ!最も大きな影響を受けたのは『アウトラン』と続編の『アウトランナーズ』です。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のようなゲーム性もありますし、トラックの半分以上が『ソニック』にちなんだものです。本当に『ソニック』とセガが大好きなんですよ。

――本作の日本語対応予定はありますか?

そうしたいと思ってはいますが、今のところ計画はありません。もし今作のローカライズを行うとしたら、日本語サポートは最優先になるでしょう。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

ansdor:『Slipstream』を開発する中で抱いた最も大きな疑問のひとつは、「日本のゲーマーにとってどう感じてもらえるか」でした。『Slipstream』のインスピレーションの源はすべて日本のゲーム、特にセガの作品で、皆さんがそれらを好んでいるかどうか知りたいです。私はセガの超大ファンなのですが、彼らはリアル志向かつ完璧な“洋ゲー”よりもはるかにカラフルでスタイリッシュで陽気なゲームを作ってきたと思います。『Slipstream』では私が子どもの頃に遊んだ日本産ゲームのスタイル、カラー、魔術的なポイントをできる限りエミュレートしています。日本のWebメディアからインタビューを受け、一部の読者が私のゲームを気に入ってくれているということは、個人的に本当に大きな名誉です。皆さまが、日本の素晴らしいクリエイティブ産業へのちょっとしたトリビュートを楽しんでくれることを期待しています!

――ありがとうございました。


《キーボード打海》

「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『絢爛舞踏祭』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top