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気になる*Spark:『Papers, Please』作者新作ADV『Return of the Obra Dinn』―現実と過去の幻影が交差する不可思議ミステリー

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。今回は『Papers, Please』で知られるLucas Pope氏が、2018年10月19日に配信開始した新作アドベンチャーゲーム『Return of the Obra Dinn』をご紹介します。

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気になる*Spark:『Papers, Please』作者新作ADV『Return of the Obra Dinn』―現実と過去の幻影が交差する不可思議ミステリー
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!注意!本記事には、本作序盤のネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。


Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。今回は『Papers, Please』で知られるLucas Pope氏が、2018年10月19日に配信を開始した新作アドベンチャーゲーム『Return of the Obra Dinn』をご紹介します。

本作は、1807年を舞台に、出港後一旦消息不明となったものの、数年後に朽ちた状態で再び人々の前に姿を表した商船「オブラ・ディン号」へと乗り込み、同船に何が起こったのかを突き止めていく1人称の3Dアドベンチャーです。



会社により「オブラ・ディン号」へ出向させられた保険調査官のプレイヤーは、持たされたアタッシュケースの中に含まれていた不思議な懐中時計の力を用いて、船内で死亡している者たちの残留思念をシーンとして閲覧、事の真相を推理していくことになります。


ゲームが始まると、プロローグの後、プレイヤーは「オブラ・ディン号」に接舷した小舟の上から物語を始めることに。まずはすぐ横にあるはしごを登り、「オブラ・ディン号」へと乗り込みましょう。その後は舵へと向かうと既に白骨化した死体を発見します。この時点ではプレイヤーは行えることはないため、「オブラ・ディン号」の行ける部分を探索して下さい。


ある程度探索すると、プレイヤーの持ってきたアタッシュケースが重く、船へと持ち込めないため、中身を直接持っていってくれと言われるので、プレイヤーは自身でも内容物を知らないアタッシュケースを開封することに。


そこからでてきたのは一冊の手記と、おどろおどろしい骸骨をあしらった懐中時計。プレイヤーが手記を開くとそれはなんと「事の一部始終」のあらましを記したとされる手記。しかし、手記の殆どの内容は白紙となっています。


手記と懐中時計を手に取りプレイヤーが再び最初に発見した死体の前へと向かうと懐中時計が反応します。ここでクリックすることで時計が起動し、なんとプレイヤーは過去の情景へと訪れることになるのです。






情景の中にある開いた扉から現代へと帰還したプレイヤー。このようにして何らかの情報を手に入れると、白紙であった手記が更新されます。



これ以降、プレイヤーはこの手記をインタラクティブにクリック、様々な追加情報を得たり、船員の死因や「どの死体が誰であるか」と言った情報を記入していくことに。ここから本作のゲームプレイは本格的に幕を開ける事となります。行ける場所も増えていくので様々な過去の思念を覗き見ていきましょう。





本作の操作そのものはWSADの移動ボタンとマウスでのクリックという比較的容易な作りですが、演出も相まって十分にプレイヤーをゲームへと引き込む力を持っています。なお、本作は日本語にも対応。英語が苦手でも十分にゲームを楽しむことができるでしょう。


また、本作の大きな特徴はそのグラフィック。かつてのマッキントッシュなどをイメージした白黒階調の画面は独特の雰囲気をもたらしています。なお、この階調の度合いはオプションでIBMやZenith、Commodoreなど各種モノクロオールドPC調に設定可能なので、思い入れのあるマシンが選択肢にあるならば迷わず選択すると良いでしょう。



謎が謎を呼ぶ船内模様、プレイヤーに渡された懐中時計の謎、「事の一部始終」が記載されているという謎の白紙の手記とその目次、そしてプレイヤーが全ての事を終えた際に初めて開示されるという謎の「取引」の内容。これらの魅力的な物語だけでなく、推理要素を通じてのゲーム性も十分に備えた本作、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。


『Return of the Obra Dinn』はWindows/Mac向けにSteam/GOG.comでそれぞれ2,050円/19.99ドルにて配信中です。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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