Eurogamerが報じるところによると、この裁判は、海外で海賊版データ配信サイト「LoveROMS.com」、海賊版ゲームをブラウザ上にてプレイ可能なサイト「LoveRetro.co」(いずれも訴訟開始直前に実質上の閉鎖)を運営していた米国アリゾナ州の夫婦、Jacob Mathias氏とその妻Cristian Mathias氏に対し、両サイトでの任天堂タイトルの配布行為を巡って行われたもの。
公開されている判決書によれば、裁判は1,223万ドル(約13億9000万円)の損害賠償を被告が支払う形で合意し、決着となる見込み。Eurogamerは、この高額の賠償金は他の海賊版サイトへの萎縮効果を狙うものと見ています。なお、問題となった両サイトは、本記事執筆時点で全てのコンテンツが廃棄され、任天堂のゲームの違法配信を認めると共に、任天堂の公式ゲームストアへの誘導を促す文章が掲載されています。
なお、日本に目を向ければ「TPP11」の発行により、2018年12月30日より著作権保護期間が70年へと延長される他、有償著作物等について、いわゆる「海賊版」の配布行為などは全て非親告罪となる流れ。今回のような大規模なケースがあるかは不明ながらも、今後国内でも大きく「海賊版」対策が加速するところであるのかも知れません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得
-
『GTAオンライン』最新アプデで満を持して本編主人公マイケルが登場―“ちょっと老けた“姿に時の流れを感じる
-
『モンハンワイルズ』1,958円、『FF16』『グレイセス エフ リマスター』『P5R』『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は全て2,178円! ゲオ店舗のセールを実地調査
-
ゲーム開発においてAIは「ツール」である―ベセスダのトッド・ハワード氏が見解述べる
-
Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析
-
全て最安値を更新!『風来のシレン6』3,000円、『DREDGE』1,028円、STG『コットン』シリーズ2作品が各214円に【eショップのお勧めセール】
-
サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ
-
発表わずか2日で…『POSTAL』スピンオフ『POSTAL: Bullet Paradise』生成AI利用の疑いで発売中止を決定―コミュニティから意見が殺到、殺害予告も
-
カプコンタイトルがお得に買える「CAPCOM DECEMBER SALE」PS Store/ニンテンドーeショップにて開催中。最大86%オフのタイトルも
-
「またベヨネッタを演じたい」―キャスティング騒動に沈黙を強いられた英語版声優、当時の葛藤を振り返る





