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「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」全体レポート…初開催の『エースコンバット』ファンイベントに多くの参加者が集った!

バンダイナムコエンターテインメントは、『エースコンバット』シリーズ初のファンイベント「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を開催しました。最新ダウンロードコンテンツ情報公開も含めたファンとの交流を伝えるイベント全体の内容をお届けします。

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「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」全体レポート…初開催の『エースコンバット』ファンイベントに多くの参加者が集った!
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バンダイナムコエンターテインメントは、5月19日に東京都立川市にある映画館シネマシティ/シネマ・ツーにて、『エースコンバット』シリーズ初のファンイベント「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を開催しました。最新ダウンロードコンテンツ情報公開も含めたファンとの交流を伝えるイベント全体の内容をお届けします。

このイベントには、ブランドディレクター河野一聡氏と『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』プロデューサー下元学氏、サウンドディレクター渡辺量氏、サウンドスーパーバイザー中西哲一氏が登壇しました。なお、今回登壇予定であった脚本の片渕須直監督は、ご体調が優れないとのことで欠席。その代わりとしてメインコンポーザーの小林啓樹氏が出席しました。


本イベントのプログラムのひとつであった「開発陣トークショー」のレポート記事はこちらからご覧ください。

『エースコンバット』シリーズ初のファンミーティング―会場には大勢のファンが集結


今回の「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」の会場となったのは、映画館シネマシティ/シネマ・ツー。この映画館は、座席が音で振動するぐらいの音量で映像作品を上映する「極上爆音上映」という形式で、コアな映画ファン達から注目を集めた劇場です。

スクリーン両脇に見えるのが、約6,000万円の費用を投じたというラインアレイスピーカー

立川シネマシティでゲームイベントは今回が初開催。ゲームイベントのオファーはこれまでもあったとのことですが、実現に至ったのは今回が初めてであるようです。

シネマシティは、2015年の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」公開以降、様々な音響設備を拡充させており、約6,000万円のラインアレイスピーカー(Meyer Sound製LEOPARD)をスクリーン両側に備えたことでも知られています(他にも2015年にサブウーファーの1100-LFCを 、2017年にサラウンドにHMS-12を導入している)。また「ボヘミアン・ラプソディ」のように、音楽にを重視している作品なら「極上音響上映」という大音響かつ音質にこだわった形式で上映しています。

LEOPARDラインアレイスピーカー

「極爆FAN MEETING」会場となるaスタジオが開放されると、サウンドディレクター渡辺量氏による「ACECOMBATシリーズ楽曲爆音DJパフォーマンス」がスタート。『エースコンバット』シリーズで使われた「ZERO」や「Journey home」、「Megalith Agnus Dei」、「The Execution」、「Linkage Remix」などの歴代楽曲が、ゲームプレイ映像と共にファンミーティング参加者を迎えました。

ノリノリで『ACE』ファンを沸かせるサウンドディレクター渡辺量氏

開始時刻になると、『ACE7』ミッション6「Long Day」の楽曲と共に『7』プロデューサーの下元学氏が登壇。「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を宣言し、ブランドディレクター河野一聡氏とメインコンポーザーの小林啓樹氏も壇上に上がりました。

今回のファンミーティング開催に当たっての事前抽選は、定員の約224名様に対し応募総数1200名以上を数える倍率となったのだとか。特に関東圏以外だと愛知県から応募が多かったそうです(ちなみに下元氏は愛知県出身とのこと)。さらに、北海道やイタリアから来たファンもいると話します。

あのエンジン音はどの機体?「爆音で楽しむ、戦闘機エンジン音LIVE」


「開発陣トークショー」の後に実施されたのは、サウンドスーパーバイザー中西哲一による「爆音で楽しむ、戦闘機エンジン音LIVE」。中西氏いわく、『ACE COMBAT 7』のエンジン音は実機の音を取材して収録することもあるとのことですが、ジェットエンジンのモデル形状データからタービンの回転数をシミュレーションしたサウンドも加えて使用していたと説明します。

サウンドスーパーバイザー中西哲一氏

『ACE COMBAT 7』では、エンジンの出力によって唸り音が発生するところも再現されており、F-16のジェネラル・エレクトロニックF110エンジンなら出力30%付近で共振する場所があることや、MiG-29などが搭載しているクリーモフRD-33なら5%や25%、そして35%付近に共振する部分があると補足。実際にエンジン音シミュレーターを使用した極爆音も披露しました。

BOOM Libraryの「TURBINE」というオーディオプラグイン

これについて河野氏は、「『ACE COMBAT 7』でずっと隠してきたエンジン音の秘密が明らかになってしまった(笑)」とコメント。中西氏は「ようやく主役になることが出来ました(笑)」と、重要なサウンドでありながらも音楽の裏側に隠れてしまう「エンジン音」をフィーチャー出来たことに満足した様子でした。その後は、下元氏の進行で「エンジン音当てゲーム」に移行。エンジン音から機体名を当てていく、4つの問題が出題されました。


1問目はSu-35S、「Fが付くティーンシリーズ」というヒントも示された2問目はF/A-18F、「単発機」の3問目はF-104C、そして「実在しない機体」である4問目ではADF-01 ファルケンのエンジン音が出題されていました。それぞれ数人の回答者を経て正解者が現れましたが、なかなかの難易度の高さを感じさせました。


DLC機体「ADF-11F レーベン」先行公開!ミッション19「Lighthouse」の爆発音に圧倒される場面も


4問目で『ACE COMBAT 7』仕様のファルケンが登場したことから、次いでシーズンパス機体トレイラーを極爆仕様で上映。「ADF-11F レーベン」のプレイを先行公開しました。プレイするのは、『エースコンバット』チームで一番の腕前を持つという宍戸氏。6月14日に開催される「RED BULL FRIDAYNIGHT STREAKS」決勝戦後に行われるエキシビションマッチの開発者チームから出場する選手です。


開幕の爆発音と共に、極爆仕様でミッション19「Lighthouse」のデモプレイが展開。そのサウンドの品質は、一般的なTV画面でのプレイでは味わえないものでした。シネマシティ/シネマツーaスタジオでの開幕デモシーンは、低音で強い爆発音の音圧と、背後に流れるエンジンの高音バランスが良く、初プレイで体験する以上に迫力あるシーンとしてまとまっています。


ここでのADF-11Fレーベンは、UAVを選択した状態で戦闘し、PLSLの弾数は600発、UAVの射出数は24発、FLRは2発。この機体を収録するDLC第1弾は5月22日に配信されました。



公式大会「RED BULL FRIDAYNIGHT STREAKS」は6月7日に予選が、6月14日に本戦が開催予定。決勝戦の後に開かれるエキシビションマッチでは、上位4名と『エースコンバット』開発チームが対戦します。ちなみに、河野氏と下元氏はチームのプライドを守るために出場しようとしていたということですが、残念ながらそれほどの腕前ではなかったのだとか……。また、大会の模様はストリーミング配信も予定。大会優勝者は賞金9万9,999円を手に入れられるとのことです。

「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」詳細公開!サントラ、3本線ジャケット、全国ツアーなど要望は様々


続いては、『エースコンバット』シリーズ初の音楽イベント「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」の詳細が公開されました。過去には『エースコンバット インフィニティ』関連のイベントとして、2014年3月に開催した「~Aces at Operation: “Digital Hollywood”~」にて、『INF』の最新情報や裏話と共にグランドピアノを用いて様々な音楽を生演奏で披露していました。


今回発表された「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」は、7月27日に開催予定。昼と夜公演の2部で構成されており、開場は羽田空港近くのTIAT SKY HALL。チケット料金は9,000円(税込)で、チケット先行抽選販売は5月21日から受け付けスタート。詳細は公式ホームページに記載されています。


なお、小林氏によれば「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」は、大規模オーケストラとはいかない規模だが、お客様を絶対に満足させる内容を目指すとのことです。

ここで小林氏は要望は何かないかとファンに問いかけました。会場の参加者から出てきた要望は「『ACE COMBAT 7』のサウンドトラック」、「オケコンの全国ツアー」、「JOURNEY HOMEの大合唱」、「スタッフが着ている3本線ジャケット販売」といったものでした。

左から下元学氏、河野一聡氏、小林啓樹氏

河野氏は、サントラについては「検討する」と答え、「全国ツアーはオケコンが成功すればワールド……」と言葉を濁しました。3本線ジャケットについては、ミリタリーブランドのアルファ関係者が会場に来ているとのことで「お願いします」と述べました(河野氏とアルファは以前にコンタクトしている)。また、楽曲のセットリストは現時点で構成中ということです。最後に河野氏は集ったファンに「楽しかったですか?」と問いかけると、参加者たちの大きな拍手が会場を包みました。

サウンドディレクター渡辺量氏は、『ACE COMBAT 7』が家庭のTVで音が鳴ることを想定したタイトルであるものの、スタッフとしてはフルレンジの音響設備も意識していたと述べ、「ゲームの素材をほぼいじることなく今日のイベントを楽しむことができた」と話しました。


サウンドスーパーバイザー中西哲一氏は、この企画を見たときには「なんてものをやるんだ!」と驚きつつもワクワクしたらしく、サウンドに焦点を当てたこのイベントの幕が無事に降りることに安堵しながら「新しい楽しみ方も出来たかと思います」と述べました。


メインコンポーザーの小林啓樹氏は、『エースコンバット』シリーズを作りたいという気持ちで20年前にナムコ(当時)に入社したとのこと。「『エースコンバット』に対する想いは皆さんと同じですので、引き続き空の憧れや素晴らしさを共に作って行きたい」コメント。


プロデューサーの下元氏は、「今回のシネマシティでの「極爆FAN MEETING」だけでなく交流の場をなるべく設けていきたい、そこでファンの皆様からのご意見をいただきながら、長く楽しめる『エースコンバット』シリーズにしていきたいと思います」と話しました。


最後にブランドディレクターの河野氏は、「『エースコンバット』というブランドは、『7』が発売するまでに“人と人を繋ぐこと”があまり出来ていませんでしたが、今回のファンミーティングや公式大会、オケコンで直接お話するといったような、“人と人の繋がりを大事にするブランド”と決めましたので、今後とも皆さんとお会い出来ればと思っています。今日お会いした結果、空中戦とサントラ、ジャケット、ワールドツアー……とこのように直接ご意見を伺って皆さんのための『エースコンバット』でありたいと思います」と述べると共に、今回の開催に当たって裏で動いた多くのスタッフに向けても拍手が起こりファンイベント「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」は終了しました。




新情報や要望、意見、感謝など様々な形でファンとの交流が行われた初開催の「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」。6月開催の公式大会や7月開催のオケコン、今後配信されるDLCなど今後もイベント盛り沢山なため、今後も新展開に注目しておきましょう。

なおシネマシティ/シネマツー内では、カットシーンで動かないことで多くの注目を集めた「.jpegドッグ」のパネルや、コトブキヤから発売が予定されているプラモデル1/144「X-02S ストライクワイバーン」と1/144「ADF-11F レーベン」のモックアップが展示されていました。1/144「X-02S ストライクワイバーン」は、1/144「XFA-27」と同じく通常版との2種類が発売される予定です。



《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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