ポスターやプロトタイプなど、消失の恐れがあるゲーム関連資料の保存を目的としたグループGaming Alexandriaは、ファミコン/NESで発売予定だったものの結局実現しなかったゲーム版『ターミネーター』のプロモーション映像を公開しました。
ファミコン/NES版『ターミネーター』は原作映画の公開から4年後の1988年後半にライセンスを取得したSUNSOFT(サン電子のゲームブランド)が開発を手がけ、1989年のWinter Consumer Electronics Showでゲームのタイトル画面といくつかのカットシーンを収めたプロモーション映像とともに正式発表。Gaming Alexandriaでは当時のチラシも掲載されています。
その後、原作映画のストーリーに沿っていないとしてライセンスが取り消されてしまい、ゲームはキャラクターや設定を変更した『ラフワールド(海外ではJourney to Silius)』として1990年に発売となりました。ちなみに本作はファミコン/NESとは思えない重厚な音楽(拡張音源非搭載)が高く評価されています。
もしライセンスが取り消されず、予定通り発売されていたら一体どうなっていたのでしょうか。非常に気になりますね。後に別会社から発売されたゲーム版『ターミネーター』の評価はあまり良いものではなかったため尚更です。
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