先日より、複数の関係者からセクハラや相次ぐ誠意に欠く対応などで告発されていたDangen EntertainmentのBen Judd氏が同社のCEOを辞任し、日本インディペンデント・ゲーム協会の理事も辞任することが発表されました。
有名インディーパブリッシャーのCEOが辞任するまでに至ることの発端は、11月29日に匿名の告発者を中心に、Judd氏の元パートナーで元Comcept所属のAlex氏、3Dダンジョン格闘アクション『Fight Knight』開発者、2DSTG『Devil Engine』開発者らより、個々のエピソードとしてJudd氏による過激なセクシャルハラスメント、Dangenによる各ゲームのパブリッシングに関する数々の不誠実な対応(契約解除の拒否を含む)が告発(当該ページはアーカイブで確認可能)されたことでした。
その後Dangenより告発が事実無根であるとして、様々な証拠としたやりとりとともに反論文が掲載されました。それに対し再び匿名の告発者による反論があり、事態は泥沼化していました。
今回の発表によれば、十分な反論と証拠を先の反論で提示してあるものの、従業員やクライアントを更なるトラブルから保護するためJudd氏の辞任が決定したとのこと。またともに各ゲームのパブリッシングに関する問題を引き起こしていたとされたNayan Ramachandran氏も退社し、今後はフリーランスとしてプロジェクトに関わるとしました。なお、争点となっている未払いについては「財務的義務を果たす」とし、「販売レポートを受け取っているが、まだ請求をしていないデベロッパーはレポートに基づき請求してほしい」と呼びかけています。
Judd氏はコメントにて、関連する無謀で不適切な行動について繰り返し謝罪の言葉を述べた上で、「ここから学び、私自身、家族、そしてすべての人のために、より良い人間になりたいと心から願っています」としました。氏は今後DangenとBitsummitから離れ、他の業界の取り組みからも一旦距離を置くとしています。Judd氏の後任には暫定としてDan Stern氏が就任し、会社の所有権も引き継がれるとのことです。
なお、編集部では内容を確認するため各所に確認をいれ、告発者のうちの2名である『Devil Engine』開発者および、告発文の作成者に12月10日にコンタクトをとることができました。告発文の作成者は「日本の皆様が私達に味方してくれたことに感謝します」とコメント。『Devil Engine』開発者は「同作及び『Fight Knight』の権利が製作者のもとに返還されることを願っている」としました。ただし、両者とも10日時点ではDangenからの連絡はないとしています。
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