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初心者でも『GUILTY GEAR -STRIVE-』はワンチャン掴める!クローズドβテストで見えてきたシリーズの“らしさ”と新たな手触り

『GUILTY GEAR -STRIVE-』は初心者でもワンチャン、勝てる!?

家庭用ゲーム PS4
アークシステムワークスによるPlayStation 4用2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR -STRIVE-(ギルティギア ストライヴ)』(以下、GGST)。本作は『GUILTY GEAR Xrd REV 2』以来のシリーズ最新作となっており、期待して待っているファンの方は多いことと思います。

発売は2020年秋以降予定となっていますが、先日4月17日(金)~19日(日)にかけてクローズドβテストが行われ、一部ゲームモードやネットワーク対戦で遊ぶことができました。今回このテストで、実際に新たな『GUILTY GEAR 』に触れてみた感覚や気になったポイントなどをお伝えしていきます。



『GGST』は初心者でも楽しめるのか!?


ここで少しだけ自分語りを挟むのですが、実は筆者『GUILTY GEAR』シリーズに関してはズブの素人。何故なら『GUILTY GEAR』シリーズは歴史が長いだけあってかなりの数の古参プレイヤーが活躍しており、正直な話をしてしまうと初心者にはとても辛いゲームだと思っていたからです。


『MELTY BLOOD Act Cadenza』にハマってゲームセンターに通っていた頃、ちょうど隣で稼働していた『GUILTY GEAR XX SLASH』にも挑戦したのですが、玄人の方にフルボッコされた記憶が今でも頭をよぎります。その後、アークシステムワークスの格闘ゲームを本格的に遊び出したのは、『BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-』が出たあたりからでした。

そこから格闘ゲームの面白さに気付き、色々なタイトルに触れていったのですが、やはり『GUILTY GEAR』は対戦動画を見て楽しむばかり。そうしている間に『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』が登場。


「この時こそは参戦するぞ」と意気込んだ筆者は、見た目と初心者向けの性能が気に入ったカイを練習してランクマッチに参戦…したものの、どうしても根性が足らず、自分が元々やっていた別のタイトルに戻ってしまいました。

もっと練習しろよ!という声が聞こえてきそうですが、『GUILTY GEAR』シリーズはあまりにも上手い人が多いため、筆者にとっては“自分でプレイするよりも人のプレイを観ていたほうが楽しい”というタイトルになっていたのです。

そんな筆者が『GGST』のクローズドβテストを通して、実際に感じたことを記していきたいと思います。


プレイした感覚は新タイトルを触り始めた感覚に近い!?それでも『GUILTY GEAR』らしさは残っている!


結論から言うと、今回の『GGST』……間違いなく面白いです。『GUILTY GEAR』シリーズを本格的に遊ぶのは今回の『GGST』が初めてとなりますが、そんな人間でも楽しむことができたのです。

19日だけのプレイとなってしまったのでCPU戦での練習はできませんでしたが、勢いのままネットワーク対戦に突入した筆者。今回は前作までのシリーズで触ったことのあるカイや、ソルでチャレンジしました。


しかし、どちらのキャラクターも、ガトリングコンビネーションのルートをはじめ、様々な変更点があることに気付きます。

筆者が一番触っていたカイについても、相手を“帯電”状態にする新要素があったり、
過去作で頼ってばかりいた「グリードセバー」が違う技になっていたりして、戸惑わずにはいられませんでした。(お馴染みの必殺技も一部残ってはいましたが)


とはいえ、徐々に使い所が分かってくると「高火力コンボができるよう壁張り付きを誘発させる技を使えばいいのではないか?」、「ここで覚醒必殺技が入るのではないか?」といった考える余裕が生まれてきました。対戦中に新しい要素や技の使い方を考えて色々と試行錯誤している時の格闘ゲームはやっぱり最高に面白いです。そして、触っている感覚は新たなタイトルを遊び始めた時に近いものがありました。



格闘ゲームファンには馴染み深い『GUILTY GEAR』の人気キャラクターたちを、『Xrd』から更に進化したアニメと見紛うようなグラフィックで動かすことが出来る。これだけでも大きな魅力です。



格闘ゲームは勝利してなんぼのところがあるとはいえ、好きなキャラクターを自由自在に動かせるだけでも楽しいとなると、練習のモチベーションが更に上がってしまいます。早く好きなだけトレ―ニングモ―ドに籠りたいものです!


対戦を重ねていると、βテストにも関わらずもうコンボが完璧に見える方とも遭遇しました。しかし『GGST』は全体的に技のダメージ量が大きく、切り返しに覚醒必殺技を当てたり、投げを決めたりするだけで、それなりに体力差を縮められました。無論、研究が進めば実力の差はしっかりと出るのでしょうが。





また、『GUILTY GEAR』の代名詞と言えるのが、画面端に相手を追い詰めた時の苛烈な攻め。これこそが『GUILTY GEAR』らしさと言えますが、初心者にとっては心がポキっと折られる瞬間でもありました。

しかし『GGST』には、一定以上画面端で対戦相手にコンボされると、壁が砕ける演出を挟んでキャラクターが移動するという、新たなゲームシステムが存在。


βテストではひたすら負けまくっていた筆者ですが、このシステムにはかなり助けられました。何度も画面端で固められずに済むというのは、それだけでありがたいのです。

これも研究が進めば、移動を誘発させないで起き攻めに行くコンボなども開発されそうですが、色々とこの辺りも突き詰めてみたいものです。


そんなこんなで対戦しまくった筆者ですが、もしかしたら『GUILTY GEAR』でも勝てるかも知れないという希望が湧いてきました。せっかくここまでモチベーションが高まったので、発売日に購入して練習を積み重ねたいと思います。


なお、本作のキャラクターたちの覚醒必殺技は、従来からさらにパワーアップを遂げ、どれもイカしたものばかりになっていました。発売された暁にはぜひ色々なキャラクターの技を試してみてはいかがでしょうか。



筆者は特に気になっていたチップの「斬星狼牙」を今回見ることができなかったので、発売されたら心行くまで堪能したいと思います。


以上、『GGST』クローズドβテストの体験レポートをお届けしました。このテストで筆者は今度こそ、『GUILTY GEAR』シリーズを本格的にやり込む決意ができましたので、発売されたら即トレモに籠って、誰かひとりキャラクターを動かせるようにします。


その際はランクマッチやロビーマッチでお会いしましょう。今度は生まれ変わったロマンキャンセルなどの要素もしっかり活用して、βテストの時以上に勝てるよう頑張ります!



(C)ARC SYSTEM WORKS
《井の上心臓》
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  • スパくんのお友達 2020-04-23 0:39:43
    システム的な事より、ロビーでもランクマ見たいに勝率高い人が下の部屋に入れないように棲み分けさせようとしてる点が好印象だったな。(デザイン面の賛否は別として)
    ただ、ランクが上下する的な要素が無いロビーの気軽さは失われてるから、その辺で引っかかりを覚える人は居るかも知れないけど・・・
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  • スパくんのお友達 2020-04-22 9:38:12
    グラブルVSの惨状を目の当たりにし、シリーズ経験者の配信を見たり感想を聞いたりすると…。

    初心者狩り云々は、バランス調整がアレ過ぎるから中級者が弱キャラ使って結果的に初心者狩りになってる気がする。それで結局、強キャラ使いの上級者しか残らずバランス調整も放置され過疎る。

    あれ?アークゲーってそんな道ばっかり辿ってない?

    しかし、グラブルVSの記事でアークゲー大好きと書きながら、この記事でギルティ素人と書いてしまうライターの胆力よ。
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  • スパくんのお友達 2020-04-22 6:03:19
    みんな上手い人たちで操作スキルがないとプレイするの厳しいのかなーって思いがちだけど、
    実際前作の途中から始めてみたけどガチャガチャやってる自分と同じくらいのプレイヤー結構沢山いるんだなと思った
    変に難しい事しようとしなければ基本操作自体は簡単だし
    先入観で、これもあれも覚えないと対戦できないとか思い込まない方がいいかもね
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  • スパくんのお友達 2020-04-22 3:58:25
    いい加減、初心者が勝てる事は無いって認めようぜ
    格ゲーに必要なのは、確立したランク分けと
    ランク分けが成り立つための人口

    初心者に限って、プレイ戦績の反映されないプレマに行くのはなんでなんだ
    ランクに籠もって同じランク帯の人を探して、そこからマッチングすればいいのに
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