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SFC風ドット絵JRPGがローグライトに!『Time Break Chronicles』頼れる仲間を集めてカルトの野望を阻止せよ【爆速プレイレポ】

発売からなるべく早いプレイレポートをお届けする爆速プレイレポ。今回は、スーファミのRPGチックな雰囲気の中、仲間を集めて強敵と戦うローグライク系ゲーム『Time Break Chronicles』です。

連載・特集 プレイレポート
SFC風ドット絵JRPGがローグライトに!『Time Break Chronicles』頼れる仲間を集めてカルトの野望を阻止せよ【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年9月1日にWarrior General GamesよりPC向けにリリースされた『Time Break Chronicles』について生の内容をお届けしたいと思います。



『Time Break Chronicles』とは


アメリカのデベロッパーWarrior General Gamesが開発する古典的JRPGとローグライトの要素を組み合わせたというRPG。主人公が巻き込まれた謎の世界で、恐るべき力を持つ悪の組織の野望を打ち砕くのが目的です。プレイヤーは世界を探索して数十人という仲間を集め、それぞれのスキルを活かした戦略性の高い戦闘が楽しめます。


拠点の構築やアイテムによるパワーアップなど、自身を強化しながら繰り返し世界を進んでいく、じっくり遊べるゲームプレイが魅力的です。

『Time Break Chronicles』の実内容に迫る!


物語は2029年のカナダ、祖父の研究を引き継いでタイムポータルを作り出そうとする若き女性科学者「クレア・クイン(以後クレア)」の実験シーンから始まります。ポータルを開くことに成功し、祖父の研究は正しかったと喜んだのもつかの間、装置が突如として暴走。なんとか止めようとしたクレアはポータルの中に吸い込まれてしまいます。

ポータルの先にあったのは奇妙なクリスタルのような殺風景な世界。目を覚ましたクレアはアナザーバージョンの自分自身「クレア・クイン(以後クイン)」と名乗る人物と出会います。クインからこの世界が密集したエネルギーで存在していること、そのエネルギーを元に生活している人々がいること、この世界の平和を脅かしている「カルト」と呼ばれる勢力が存在することを教わります。



カルトの魔の手から逃れるため戦い、クインの集めた仲間のいる拠点まで逃げ込んだクレア。こうして否応なしに異世界の平和を守るための戦いに巻き込まれることになるのでした。


進む道はプレイヤー次第!頼れる仲間を集めよう!


本作のルールは『FTL: Faster Than Light』などのように、次に進むルート決めながらゴールを目指していくシステム。ルートにはそれぞれ戦闘、仲間加入イベント、ランダムイベント、強敵との戦闘などが用意されています。ランダムマス以外は見た目で判断できるため、目的のマスを狙ってルートを逆算するのが重要です。なお、本作では元のルートに戻ったりすることはできないため、ルートは慎重に選びましょう。



なるべく序盤は仲間を集めるルートを選んでいくのが大切です。解放した仲間はその場でパーティーに加入させられるほか、人数オーバーなら拠点へ送り以後使用することが可能。また、パーティーは移動するたびにスタミナを消費し、減りすぎるとデメリットが生じるため「キャンプ」マスを通ることも考えなければなりません。

基本的にはキャンプなど特定のマス以外では戦闘が起こるため、戦闘回数を減らして進むか仲間加入やアイテム入手を求めて複雑な道を選ぶかのルート構築は消費アイテムやスタミナの残りを見て決めるのが大切です。なお、パーティーのHPやMPは戦闘ごとに回復します。



戦闘は歯ごたえあり!スキルを見極め戦場を支配せよ


戦闘システムはオーソドックスなコマンド戦闘式で、行動順を示すゲージが溜まった順から行動可能。プレイヤーは主人公を含む最大6人のキャラは、位置や武器によって攻撃できる先が異なります。

主人公クレアは話が進むとトランスフォームを覚えます。
前衛後衛どちらも可能になるためパーティー選択に幅が出るのです。

本作の戦闘の傾向としては、敵の耐久力が高く、長期戦になりやすいです。また「バフやデバフが乗算する」システムを採用しており、後衛にいる強化能力を持った敵を優先して対処しなければ敵は強くなる一方。これはゲーム初期でもレスラー「Zeke」で挑発して相手に攻撃を優先させるなどで対処可能です。マップや戦闘で拾える爆弾やドローンを使用して戦況を有利にすることもできます。

戦闘の難易度は基本的に高めなので、いかにして強力な仲間の組み合わせを見つけるのかがとても重要です。そのための鍵となる、仲間の持っているスキルは、危険な敵を挑発する、毒で継続的にダメージを与える、仲間をかばう、1ターンかけて各属性攻撃を発動可能になるなど様々。ゲームを進めていくたびにプレイヤーの戦術の幅が次々と広がるのはとても魅力的です。


頼りになる「Zeke」の必殺技。
タンク役も攻撃役もできる便利キャラです。

また、イベントで習得する「Break」スキルを使用することで仲間の行動順を大幅に短縮したり、敵グループの速さを下げたりなどの効果を与えることも可能。ただし「Break」スキルは強力な代わりに、お金代わりになる「パーティクル」というリソースを消耗するので、なるべく使用せず、ここぞというときに使うことをおすすめします。

拠点の強化は生存の鍵!


プレイヤーたちの拠点ではパーティクルを使用して新たな施設を建築できます。ステータスやスキルアップなどのパッシブ効果を獲得することができるほか、探索で見つけたアイテムを使用して仲間のパワーアップが行えます。パワーアップにも固有のアイテムやパーティクルが必要です。

図書館で行えるスキルのレベルアップはかなり重要です。主人公の初期スキル「レーザーピストル」は初期状態だとただの射撃攻撃なのですが、レベル2になると炎ダメージの追加、レベル3になるとステータスを3ターン減少させる効果を持つようになります。バフとデバフの効果が大きい本作では「攻撃&デバフ」効果を持つスキルはとても強力。同じく主人公の「メディキット(仲間単体を回復)」もレベル3になるとすべてのデバフを解除という強力な効果になります。



現在のビルドではそこまで属性攻撃の強みがないため、ステータス変化のスキルを優先したほうがいいでしょう。また、ステータスアップは防御キャラを固くするのが最優先です。強化を重ねた敵の攻撃がとにかく痛いため、少しでも生存能力を伸ばすのがおすすめです。

ミッションを受けてマップに出る際には、持ち込みアイテムなどの購入も可能です。蘇生アイテムや爆弾を持ち込める程度のパーティクルを確保しておきましょう。


爆弾がなかったために新たな仲間のいる道を拓けなかった一行。



ここまで紹介してきた『Time Break Chronicles』は、SFチックな世界観と歯ごたえのある戦闘が魅力的な作品です。どこか懐かしいドット絵のキャラクターの動きも良く、それぞれが個性のあるスキルを持っているため仲間集めの楽しさもあります。



一方で、本作の特徴ともいえる難易度の高い戦闘は人によってはただ「面倒くさい」と思ってしまう可能性もあります。仲間が増えてくると改善されるのですが、初期状態だと火力不足が目立ち、戦闘は少し単調で長いものになってしまいます。仲間が増え、新しい組み合わせを試そうとしても、性能確認のためのトレーニングバトルなどがないのも少しもったいないポイントです。

それでもルートを構築して仲間を組み合わせを考える楽しさや、拠点やレリックなどのパワーアップで少しずつパーティーが強くなっていく感覚はとても魅力的。早期アクセスの現在はまだステージや仲間もそこまで多くないのですが、今後製品版に向けてステージやキャラ、マップイベントの追加など基本的なゲームコンテンツの拡大が行われる予定です。


本作は現時点では日本語には対応しておらず、専門用語を使用した説明シーンだけでなく、パワーアップ項目やスキルの数も多いため、英語が全く理解できないと少し遊びづらい部分があるかも知れません。しかしながら、内容自体はローグライク系と昔懐かしのJRPGを組み合わせた、かなりわかりやすいゲームデザインです。実際に色々と試しながら面白い戦術の組み合わせを試したい人、少し骨のあるゲームをじっくり遊びたい人にはおすすめです!


タイトル:Time Break Chronicles
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年9月1日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:1,520円



《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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