Cygamesは、大型オンラインイベント「グラブルフェス2020」にて、アクションRPG『GRANBLUE FANTASY Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』を2022年に発売すると発表しました。また、PS5版の発表に加えて、PS4とPS5間によるクロスプレイにも対応していることを明らかにしています。
本作は、『グランブルーファンタジー』シリーズのスピンオフとして発表された、オンラインマルチプレイ対応のコンシューマー向けアクションRPG。2016年当初はプラチナゲームズとの共同開発体制でしたが、2019年2月に開発契約が終了。それ以降はCygamesのみでの開発体制になっています。
「グラブルフェス2020」では、同シリーズのディレクターである福原哲也氏が発表当時から現在の開発状況について報告。2016年初頭に本作を開発してから半年くらいで発表したのは「早すぎた」としており、「本来、2022年に発売するのであれば来年の夏に発表するくらいの感覚」と反省の弁を述べています。
さらに同氏は、現在の開発段階について公開。すでに本作はアルファバージョン(様々な機能やリソースが仮、または未完成の状態のものが含まれるが、ゲーム全体を通してプレイできる状態)の段階であることを明らかにしています。
今年、開発チーム内で掲げた「2019年の開発で見えたゲームエンジンの課題の解決」「最終仕様にあわせ、各パート一斉に並行して制作開始」「PS5対応を含めた最終スケジュールの確定と、本開発及び量産フェースへの移行」の3つの目標はすでに達成し、現在はアセットを作りながら進行中とのことです。
加えて、本来、主人公として登場するはずだったジータにそっくりの「ブルー」について解説しており、2016年後半にグランとジータがただの主人公以上に人気が出たことを踏まえ、本作の主人公をブルーからふたりに変更し、シナリオも変えたとのこと。当初は、二人のプレイアブルキャラクターを制作するのは困難であるとの声があったそうですが、「そこは頑張ろうよ」と決断したことを明らかにしています。
なお、ブルーは、アークシステムワークス開発の対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』の「カラー11」で登場済み。開発チームからは「思い出カラー」と呼ばれていたそうです。
最後のセッションでは本作のゲームプレイ映像を公開(6時間16分50秒から)。ボス戦を含めた様々なバトルシーンが確認できます。後日、英語字幕付きで個別の映像として公開される予定です。
同氏は、「来年末からは、夏頃の発売に向けてどんどん情報公開ができるかなと思っていますので楽しみにしてください」と本作のセッションを締めくくっています。
『GRANBLUE FANTASY Relink』は、PS4/PS5向けソフトとして発売予定です。