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『L4D』遺伝子継ぐCo-opシューター『Back 4 Blood』ベータテスト―期待作の内容に迫る!【プレイレポ】

なんやかんやで遊べなくなってしまった『Back 4 Blood』のベータテストのプレイレポをお届けします。もっと遊びたかった!

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『L4D』遺伝子継ぐCo-opシューター『Back 4 Blood』ベータテスト―期待作の内容に迫る!【プレイレポ】
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傑作4人Co-opサバイバルホラーFPS『Left 4 Dead』シリーズを生み出したTurtle Rock Studioが手掛ける新作『Back 4 Blood』のベータテストが始まったのち…日本からは遊べなくなりました。(なんで……)

致し方もないところではありますが、注目作ではある同作。筆者もギリギリプレイすることができました。そこで、本記事ではその内容をなんとか読者の皆様にお伝えするため、1日だけ日本から参加可能だった幻のベータテストのプレイレポをお届けします。

Back 4 Bloodの内容に迫る!

ゲームの流れ

リドゥンを倒せば倒すほど血まみれに。

Co-opシューターである本作は、セーフルームとよばれる安全地帯から4人で出発し、ステージを進行、リドゥンと呼ばれるゾンビ的なヤツを倒しながら次のセーフルームまでたどり着けばクリア、というルールです。単純明快ですね。道中はリドゥンの対処にくわえ、ステージごとに設定されている様々な関門のクリア、要するに道を塞いでしまっている障害物をどかしたり、逆に川に道をかけたりとセーフルームまでの道のりを確立するために立ち回ります。このあたりは『Left 4 Dead』をプレイ済みの方にはお馴染みのスタイルではないでしょうか。

そんな『Left 4 Dead』と決定的に違う本作の特徴として「デッキシステム」が挙げられます。これは、ステージを進むごとにカードを選択し、自身やチームに必要な強化を行うというシステムです。体力、スタミナ、移動速度といった基本的なパラメータを増やすものから銃弾の貫通力、ADSへの以降速度といった武器に関するカード。Vキーで使える正面の敵を振り払う行動をナイフの攻撃に変えるといったユニークなものまで存在します。カードはステージクリア時にもらえる物資ポイントを自分の基地(セーフルームではなく、マッチが決まる前の準備エリア)で消費して入手可能。いわゆるバトルパスのレベル上げのようなもので、多くのカードの種類を手に入れるためにはとにかく遊べ。というわけですね。

上の写真でもわかるように「退廃カード」というものも存在します。ミッションの進行や難易度を管理するディレクターAIが自動で選択してくる、リドゥンを強化したり霧をかけ視界を悪くするといった効果を持つ、いわゆる「オジャマカード」です。今回はベータテストのためかあまり種類は見かけませんでしたが、後述する特殊リドゥンの種類を増やすといったカードもあるようです。他にも4人全員が生きたままセーフルームにたどり着けばボーナスが手に入るといった内容のチャレンジカードなども、この退廃カードの中で選ばれるようです。

ステージを進行中にわらわらと襲ってくるリドゥンには、中ボスタイプも存在します。背が高く、肥大化した右手で渾身の一撃を放つ「トールボーイ」。プレイヤーに近づき攻撃し、撃破されると爆発、体内の粘液を浴びせ付近のリドゥンを呼び寄せる「リーカー」。素早い動きと跳躍でプレイヤーを翻弄し、当たると移動速度減少と視界悪化の弱体を付与する粘液を吐き出す「スティンガー」。ベータではこの3種類に加え、それぞれのバリエーションが2種づつ、計9種類の特殊リドゥンが襲ってきました。(上記の退廃カードでさらなるリドゥンが呼び出されることもあるそうですが、今回筆者がプレイした最低難易度では現れませんでした。ベータテスト中は出ないのか、低難易度では出ないのかを調べる前にプレイ不可に…!)どれもメイン武器の掃射でも倒しにくいほどタフで、チームの進行を妨害してきます。弱点は赤く光った箇所。ここを撃ち抜けば大ダメージを与えられるうえにひるませることができます。狙う先がわかりやすいのは良いですね。

特殊リドゥンの中でも一際目立つ存在がこの「オーガ」です。巨体を生かした致命的な殴りつけと自身から抜き取った肉塊の投げつけが厄介です。特に肉塊投げは着弾地点の近くにいるプレイヤー全員に対して最低難易度でも約20ダメージに加えノックバックが発生するため、かなり危険な行動です。着弾までに撃って壊すことも可能ですが、至近距離ではそれも難しくなります。対策としては弱点である赤く光っている箇所を4人で撃ち続けるしかありません。また、足が遅いので雑魚をパイプボムなどで処理して一気に駆け抜けてしまうという手も。

『L4D』シリーズから変わった部分など

本作の基本的な要素には『Left 4 Dead』シリーズから引き継いた多くのシステムもあれば、しっかりと進化している部分も見受けられました。

道中では武器が拾えるのはもちろんのこと、「武器に取り付けるパーツ」も拾えます。パーツと武器、消耗品などはすべてクオリティが設定されてあり、当たり前ですがクオリティが高ければ高いほどダメージや精度、回復剤なら回復量などが上昇します。そして、一度銃に取り付けたパーツは基本的に取り外せません(新たなパーツを拾った際に交換という形で落とすことはできます)。これによって「序盤に入手したコモンの銃に道中拾った高クオリティパーツを付けた銃」と「パーツは不足しているけどこの先パーツを揃え直せば、さらなる威力上昇が期待できる高クオリティな銃」のどちらを持っていくか、といった葛藤が生まれます。

また、今作では道中、山盛りになったコインがいくつも落ちているのを見かけると思います。これは「銅貨」と呼ばれ、セーフルームでの買い物の際に使います。『L4D』シリーズではセーフルームでの補充は自由に行えましたが、今作では体力回復、弾の補給もこの銅貨を使って行います。セーフルームではそれ以外にもチーム全員が恩恵を受けられるカードやランダムに店に並ぶ武器パーツ、自由に持ち込める消耗品なども購入できるため、個人的には探索無しにスタスタ出口まで一直線に向かうプレイはむしろ不利な状況になりやすいかも…といった印象を受けました。

銅貨の使い道は他にもカードを購入できるボックス?が道端に落ちていたり、道中で見かける回復用「救急キャビネット」が高難易度では有料になったりと、使いみちは様々です。

画面左下の顔アイコンの左にPC、PSなどのマークが表示されます。

なお、今作はクロスプレイに対応しています。今回のベータテストもクロスプレイは有効になっていたため、最初のプレイからPC版ふたり、PS版ふたりというチームでプレイできました。友達と『Back 4 Blood』を遊ぼう!という時に「ごめん僕PC版しか持ってなくて…」といった悲しみを産まない作りは素直に喜ばしいことです。ちなみにクロスプレイのオン、オフはマッチ作成画面のオプションで選択できるため、「今日はPCの人だけで遊ぼうかな」といった選択も自由に行えます。

テクニックで死線をくぐれ!

アイテムでも強敵でも、とにかく「Q」でPing!

キーボードのQには照準へ向けてPingを打つ機能が設定されています。レアリティの高い武器やパーツが落ちていたらQ、特殊リドゥンが現れたらQ、カギのかかった扉を見かけたらQと、とりあえずPingを打ち込んでおけば味方同士の連携が取りやすくなるため、打っておいて損は無いです。でも連打はNG。

体力には余裕をもたせて!

今作は『Left 4 Dead』と違い、ダメージを受けて体力が減っていくと、加えて体力の最大値もジワジワと減っていきます。減った最大値はHPゲージで赤黒く表示されます。HPが30%を切ると瀕死状態となり、移動速度が落ちてしまうなどのデメリットがあるため、もちろん最大値が減っていいことはありません。その上最大値を回復するためだけに体力最大のまま回復アイテムを使用することもできないため、アイテム類は早め早めに使っておくのが吉でしょう。ちなみに、減った最大値は鎮痛剤では治せず、包帯、メディキット、救急キャビネットの順に多く治療可能ですが、ベータテストの段階では包帯やメディキットでのHP最大値回復はそこまでアテにできなかった印象です。

ある程度武器種をばらけさせてみよう!

今作はTabキーを押して開く所持品画面から弾薬の譲渡が可能です(地面に弾を落とす)。そのため、アサルトライフル、ショットガン、スナイパーライフル、サブマシンガンといったように各プレイヤーが武器種をバラけさせておくことで弾薬が不足の際に融通でき、結果として生き残る可能性が上がります。ただ、残念ながら簡易チャットなどに弾薬不足を知らせる項目が無かった(と思う)ので、野良プレイではメッセージを打ち込むかボイスチャットが必要になりますが…。知り合い同士のボイチャ有り4人プレイでは非常に有効な戦略でした。


全部で8つのステージがプレイ可能な今回のベータテスト。まずは10日までプレイ可能ですので予約した方は是非参加してみては……といった文章を最後に書こうとしていたのですが、この現状です。この先8月13日から行われる誰でも参加可のベータテストもこの調子だとプレイは残念ながら難しそう……なので筆者を含めゲーマー諸兄は10月の発売日をじっと待つことにしましょう。ではまた10月にリドゥンあふれる世界でお会いしましょう。(発売時にも“不測の事態“が起こりませんよーに!)

Back 4 Blood』はPC(Steam、Epic Gameストア)、Xbox Series X|S/Xbox One、Playstation 5、Playstation 4で10月13日配信予定です。価格はスタンダードエディションが8,580円。年間パスと発売日前4日間の先行アクセスがついたデラックスエディションが11,550円。デラックスエディションの内容に加え、「百戦錬磨スキンパック」、レアバナー、エンブレム、スプレー、称号などが付属したアルティメットエディションが12,430円となっています。

《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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