9月24に実施された「Nintendo Direct 2021.9.24」にて、オンラインサービス「Nintendo Switch Online」の新料金プラン「Nintendo Switch Online + 追加パック」が発表されました。
同サービスでは、様々なオンラインサービスのほか、ファミコンソフトやスーパーファミコンソフトなどがプレイ可能でしたが、今回追加予定の新料金プランに加入することによって、NINTENDO64ソフトとメガドライブソフトも遊べるようになります。
また、最大4人まで、ローカルだけでなくオンラインでも一緒に遊ぶことができ、遠く離れたプレイヤー同士の対戦も可能に。新プランの追加は10月下旬に予定されており、従来のプランも引き続き利用することができます。なお、新プラン開始時から遊ぶことができるソフトは『スーパーマリオ64』や『ゼルダの伝説 時のオカリナ』などの計8タイトルが予定されています。
さらに『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』や『F-ZERO X』などのタイトルも順次追加が予定されており、往年の名作の登場が期待されるところですね。ところで、NINTENDO64の名作と言えば、1999年に発売された『ニンテンドウオールスター！ 大乱闘スマッシュブラザーズ』も忘れてはならないでしょう。
今回発表されたラインナップにはNINTENDO64版『スマブラ』は含まれていませんでしたが、新プランで導入されるタイトル群はローカルまたはオンラインでの最大4人プレイに対応するということで、今後の追加に動向に注目が集まっています。かねてより『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズはe-Sportsとしての大会が盛り上がりを見せており、一部の作品は、賞金付きの大会が世界中で開催されていました。
オンライン機能も搭載されていなかったNINTENDO64版『スマブラ』はその観点で言えば、小規模なオフライン大会のみにとどまっていたのが現状です。しかし、新プランはやがてNINTENDO64版『スマブラ』のオンライン大会に道を開くのかも知れません。
過去には、e-Sportsの定番とも言えるタイトルとして親しまれているニンテンドーゲームキューブ専用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』において、オンライン対戦を熱望するユーザー達が、それを可能にするModツールを開発。その後、昨今のコロナウイルス流行でオフラインでのe-Sports興行が難しくなった中、そういったツールを利用したオンライン大会も開催されようとしていましたが、任天堂の勧告により中止される運びになったことも。その件は海外ではトレンド入りするほどの抗議活動にまで発展しましたが、やはりModツールはあくまで非公認。大会での利用となると、任天堂が動かざるを得ないのも納得でしょう。
そんな背景があったからこそ、「公式」のオンライン機能がより近年の多数のゲームに搭載される可能性のある今回の新プランは『スマブラ』プレイヤー含むe-Sportsシーンにおいて新たな希望となる可能性もあります。オフラインでのイベントの開催が難しい現状においては、オンラインで開催できるというのは大きな強みです。NINTENDO64には対戦ツールとしての評判も高いタイトルが多数あるだけに、今後、オンライン対戦が可能になるゲームが増えて行く過程では、新たにe-Sports化するタイトルも出てくるかもしれませんね。
「Nintendo Switch Online」の新料金プラン「Nintendo Switch Online + 追加パック」は10月下旬開始予定。詳しい開始日や価格は後日発表が予定されています。また、当時のままのボタン配置や操作感で遊べる「NINTENDO 64 コントローラー」と「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」の発売も決定。「Nintendo Switch Online」であれば購入できるほか、ワイヤレスでプレイすることができます。
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