【特集】ゼロから始めるSkyrim英語講座―第2回「クエストを遂行する」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【特集】ゼロから始めるSkyrim英語講座―第2回「クエストを遂行する」

この単語さえ覚えればひとまずクエストで迷うことはありません。

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連載『ゲームで英語漬け』では語学学習の手段としてゲームを薦めてきましたが、『The Elder Scrolls』シリーズのようなオープンワールドRPGは、物量と能動性の点からとても優れていると言えます。与えられた目標ではなく自分の意思による目的で行動するため、自発的な探求の喚起が学習の効果を飛躍的に高めてくれます。

日本人が英語を使えない原因の一つとして、読解中心の学習方法が挙げられます。文字上で単語の意味を理解することと、その言葉が自分の言葉として出てくることは全くの別次元なので、対面コミュニケーションで使うには自分の感覚、思考と英語を直結させる訓練が必要です(かくいう筆者も対話インタビューは大の苦手です)。

聞き流し学習法などもありますが、要は「慣れるまで我慢してやれ」以上でも以下でもなく、自分の意思のアウトプットとして使えるようになるには、日本語の思考を抜いて英語で直接思考する練習を多く重ね、相手に通じなかったときの挫折と通じたときの達成感を山ほど味わうしか道はありません。

ゲームを使った英語学習が効果的な理由は、この慣れるまでの時間をより多く、より楽しく、そして何よりも自発的に稼げる点にあります。オンラインは別にして、シングルのゲームであればいくら失敗しても誰にも迷惑はかかりません。好きなように暴れ回っている間に「見たことのある単語」の量を圧倒的に増やせます。別の場所で出くわしたときに、ゲーム内の状況を思い出すことができれば、辞書を使わずともその言葉の意味を体得したことになるのです。

肝心なのはいわゆる「英語漬け」を始めたばかりに経験する、情報過多による脳のオーバーヒートを克服するまで継続することです。とても疲れるので途中でやめてしまう気持ちも分かるのですが、この状態を経ることによって、重要な情報だけを拾い出す態勢が整えられます。

Reading -Quest Objectives

『Skyrim』では序盤から圧倒される量のお使いが押しつけ…もとい、クエストが発生します。あっという間に情報欄が文字で埋め尽くされてしまいますが、プレイヤーにとって最も重要なのは、提示される「Objectives(目標)」の「最初の1単語」を確認することです。

全て命令形なので、基本的に文章はいわゆる「V+O」、「動詞」と「目的語」で構成されています。つまり、文章は「○○を××しろ」の形に決まっているので、一見長そうな文であっても動詞一つが分かれば文意をとるのは難しくありません。よって、「英語漬け」が初めての人は人物の会話などは聞き流しても構わないので、とにかく「クエスト目標の最初の1単語」を読むことに集中しましょう。

探索系

  • Locate:突き止める、場所を特定する

  • Travel:旅立つ、向かう

  • Visit:訪れる

  • Search:探す

  • Look for:探す

  • Find:見つける

  • Explore:探険する

  • Investigate:調査する

例:

Look for the knight’s ghost in the area south of Markarth
Markarthの南周辺にいる騎士の亡霊を探せ

Find the secret of Bleak Falls Barrow
Bleak Falls塚の秘密を見つけ出せ

戦闘系

  • Kill:倒す、殺す

  • Eliminate:殲滅する

  • Assassinate:暗殺する

例:

Kill the giant located at Guldun Rock
Guldun岩場にいる巨人を倒せ

アイテム系

  • Retrieve:回収する

  • Recover:取り戻す

  • Bring:持って行く

  • Deliver:届ける

  • Gather:集める

  • Steal:盗む

Deliver the Dragonstone to Farengar
ドラゴンストーンをFarengarに届けろ

人物系

  • Speak:話しかける

  • Talk:話す

  • Meet:会う

  • Attend:出席する

  • Persuade:説得する

Attend the banquest feast
宴会に出席しろ

ここにある動詞さえ覚えれば、ほとんどのクエスト目標でやるべきことは理解できるでしょう。固有名詞はキャピタライズされているので、動詞と名詞、前置詞の見分けがとてもやりやすくなっています。「文型」の見極めをするにはちょうどいい訓練になりますね。

英語は文頭的に頭の部分の情報が最も重要であり、後ろに続くのは補足的な情報になる傾向があります。ですから、無理に全体を読むのではなく、最初の重要度の高い情報を拾って、あとはその場の雰囲気から察するくらいでもなんとかなります。リスニングで会話スピードに追いつける英語力が付くまでは、大半を「捨てる」つもりでやっていかないと、分からないストレスで前述のように脳が疲れてしまうでしょう。

何も分からず寒空の下に放り出される『スカイリム』でも、一つずつできることを増やしていくことで戦いや魔法をマスターしていきます。それと同じように語学を続ける上でも、少しずつでも「分かった」という手応えを着実に積み重ねることが、大事なモチベーションになるのです。

今週の衛兵さん:当ててやろうか、誰かにスイート・ロールを盗まれたかな?

Let me guess - someone stole your sweetroll...

何ですか藪から棒に、と思わず返したくなるくらい、唐突にスイートロール盗難疑惑をふっかけてくる衛兵さん。そんなに主人公がお菓子をとられて悔しい顔をしているのでしょうか。

実際のところは『Fallout 3』のイースターエッグのようですね。“Let me guess”は日常会話のとっかかりとしてもよく出てくるので、いつもと様子が違う人に声をかける場面で使ってみましょう。ちなみにスイートロールの公式レシピが存在します。

練習問題:次の台詞の原文を確認し、改めて訳しなさい。

ああ、愛、愛!人間としてさえタロスは我々を大事にしてくださった。彼が我々一人ひとりの中に、スカイリムの未来を見ていたから!タムリエルの未来を!

ホワイトランで白昼堂々とタロス信仰の演説をぶち上げているヘイムスカー氏より。広場を通るたびに聞こえてくるのでちょいとしつこいですが、たまにはタロス像にお参りしてみてはいかがでしょうか。

《Skollfang》
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