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破壊と創造で終末を生きるオープンワールドサバイバル『DYSMANTLE』【プレイレポ】

今回は、終末後の世界を舞台にしたオープンワールド・サバイバルARPG『DYSMANTLE』のプレイレポをお届けします。

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破壊と創造で終末を生きるオープンワールドサバイバル『DYSMANTLE』【プレイレポ】
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DYSMANTLE Announcement Trailer

今回は2021年11月16日にデベロッパー10tonsより、PC(Steam/GOG.com)にて正式リリースリリースされたオープンワールド・アクションRPGゲーム『DYSMANTLE』のプレイレポをお届けします。

本作は2019年に発表されて以来、早期アクセスを経てリリースされたトップダウンビューのARPG。コンソール版は2022年第一四半期、モバイル版もリリース予定となっています。また、オフラインによる画面を共有したマルチプレイに対応しています。

『DYSMANTLE』とは

本作は、デベロッパー10tonsが得意とするトップダウンビューのオープンワールドアクションRPGです。社会が崩壊したポストアポカリプスな世界で、プレイヤーは長い時を経てシェルターから脱出した主人公となり、凶悪なクリーチャーがはびこる変わり果てた島からの脱出を目指します。

近年のトレンドであるランダム生成された世界ではなく、手作りのオープンワールドをくまなく探索し島の謎と脱出手段を見つけていきます。存在するオブジェクトの99%が破壊でき、生き延びるために素材を集めて武器、道具や装身具で装備を充実させられます。

ワールドはシームレスに繋がっており、寒冷エリアや熱帯エリアでは異なるバイオームに対処していかなければなりません。また気温により体力を消耗するため、それぞれのバイオームに合った服を身に着ける必要もあります。

また料理の要素はあるものの、空腹の概念はないので餓死する心配のないライトなサバイバルゲームとなっています。

『DYSMANTLE』の実内容に迫る!

社会が崩壊し始めた時、それを予知するかの様に食料や物資を蓄えたシェルターに逃れた主人公。数年の時が経ち、物資が底をついたことでシェルターの外に出る場面からゲームはスタート。シェルターから外へ出ると、そこは朝焼けの清々しい景色。なお、プレイヤーの操作はキーボードで移動、マウスで物理攻撃・投擲・視点変更が可能です。ゲームパッドにも対応しています。

初めから持っているバールを使い、早速周辺のドラム缶や机・椅子を壊そうとバールを振るも椅子以外は指定以上のダメージを与えられる武器にアップグレードしないと破壊できないと表示されます。

本作ではほぼすべてのオブジェクトを破壊できるものの、それぞれのオブジェクトには有効な武器タイプと一撃で指定のダメージを与えられる武器でなければ破壊できない様になっています。武器にはバールなどの「打撃タイプ」と鎌などの「斬撃タイプ」又はその両方を兼ね備えた武器があり、例えばタイヤは打撃タイプの武器ではダメージすら与えられない為、斬撃タイプの鎌が必要になります。

序盤は木箱や椅子など比較的壊しやすいオブジェクトをありったけ破壊して素材を手に入れていきます。集めた素材は拠点となるキャンプファイヤーに共有ボックスがあるので、休憩すると自動的に回収され経験値が得られます。

キャンプファイヤーは、火をつけて復活ポイントとして有効化させます。この辺りはソウルシリーズの様に、点在するキャンプが復活ポイントとなり体力や消耗品が自動で回復しますが、同時に倒した敵も復活します。ただし壊したオブジェクトは復活しません。

周辺の物を破壊して、バールをアップグレードすると扉を塞いでいた棚が壊せる様に。廃墟となった家を探索して通りに出ると、最初の敵「ex-ヒューマン・スクラッパー」に遭遇。プレイヤーの足音には反応しないため、後ろからタメ攻撃で奇襲をかけます。

通常攻撃に比べてタメ攻撃の場合は、攻撃を受けた敵は一瞬怯んで反撃が遅れるのでヒットアンドアウェイを合わせれば簡単に倒せます。ただし、ザコ敵もある程度攻撃力があるため、油断して3~4撃食らうと直ぐに倒されてしまうので要注意。

スクラッパーを倒しつつ、住宅内の家具やゴミ箱から素材を入手し、バックパックとバールをアップグレード。バックパックはアップグレードさせると持ち運べる素材の量を増やすことが可能です。経験値も一定量溜まればレベルアップして新しいアイテムをキャンプで作成できるようになっていきます。

また、レベルアップの度にランダムに表示されるスキルの内1つ選択可能。荷物の持てる量が増えたり、全ての行動で経験値が何パーセントかアップしたりと様々です。

基本的にレベルアップによるステータス向上はなく、レベルに応じて新しい発明がアンロックされる様になっているので、しっかりとオブジェクトを破壊して素材を集めていかないと攻撃力や防御力を上げるアイテムを作れず、苦戦することになります。

攻撃力が異常に高い強敵が現れることも……そんな時は逃げるが勝ち!

料理を作ってステータスアップ!

本作では料理を作って食べることでステータスを向上させられます。ただし、ステータスやパッシブスキルが上がるのは初めて食べる料理に限られる為、同じ料理を2度食べても体力が回復するのみとなっています。

食材は探索の際に見つける他に、畑を耕して野菜を育てたり、魚釣りも可能。ただし、釣りは自動的に釣ってくれるため、タイミングに合わせて竿を引くといったミニゲーム的要素はありません。

残念ながら料理は好きなように材料を入れて作れず、レシピに従う必要があります。その上、素材が簡単には集まらないのであまり頻繁に料理は作れません。料理の他にも睡眠時間を長くとることで、体力が増えるといった一時的なバフ効果が得られます。

空腹で餓死するといった要素はないので、カジュアルなサバイバルゲームといった感じで気を張らずに楽しめるのは本作のいいところ。

探索していく島はかなり広く、地図で見るとエリアが分かれていますが、シームレスに繋がったオープンワールドになっています。寒冷エリアや熱帯エリアもあり、気温により体力が消耗するため特定のアイテムをクラフトする必要があることも。敵の種類は多くはないものの、それぞれのバイオームに応じた敵も出現します。

温度は画面中央下に表示されます。
寒冷エリアでは温度計が青色に。メーターがMAXになると体力が減っていきます。

また、各エリアには「リンクタワー」と呼ばれるアンテナがあり、解放するとそのエリアのマップが入手可能。さらに特定のアイテムを使うことで、ファストトラベルや敵をリスポーンさせない様にもできます。島には敵だけではなく、謎の地下遺跡でパズルを解いたりと、多くの要素が詰め込まれています。

ここまで紹介してきた『DYSMANTLE』ですが、序盤は体力や防御力も低いため打たれ弱く、油断するとアッサリ倒されてしまう状態でした。オブジェクトを破壊して素材を集め武器や防具を作成・アップグレードを繰り返すことで、敵に対処しやすくなり成長が実感し易い作りになっています。

ストーリーはほどほどに素材集めに重点が置かれているため、ひたすら壊して材料を集めるというパターンが好きなプレイヤーにオススメです。紹介した要素の他にも、建築要素や島の謎の解明などもありまだまだ島を脱出できそうにありません……。それぞれの要素で粗削りな部分はあるものの、時にはカジュアルなサバイバルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

タイトル:DYSMANTLE
対応機種:PC(Steam/GOG.com)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2021年11月16日
記事執筆時の著者プレイ時間:4.5時間
価格:2,050円

《うなぎ》
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