動画投稿者よ…宇宙を目指せ!ロケット工作シム『Next Space Rebels』は偉大な宇宙開発に至る足跡だった【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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動画投稿者よ…宇宙を目指せ!ロケット工作シム『Next Space Rebels』は偉大な宇宙開発に至る足跡だった【爆速プレイレポ】

今回は動画投稿者が宇宙を目指すロケット工作シム『Next Space Rebels』をご紹介。動画投稿を軸に展開するシナリオ、シンプルで使いやすく「だいたいこれくらい」を許容する設計システムが、いつの間にか夢中でプレイさせてくれます。

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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。

今回はStudio Floris Kaaykが開発を、Humble Gamesがパブリッシャーを担い、2021年11月18日、Humble Store/Steam/GOG.comにてPC(Windows/Mac)向けにリリースしたロケット工作シム『Next Space Rebels』について生の内容をお届けしたいと思います。

なおコンシューマ向けにはXbox Series X|S/Xbox One(Game Passにも対応)でも同時リリースされており、今後はニンテンドースイッチでも配信予定とのこと。

『Next Space Rebels』とは?

ゲーム初起動の時点では、クリエイティブモードの表示がないタイトル画面。

本作はひょんなことからモデルロケット製作を始めたアマチュア動画投稿者が、一角の技術者へと成長していく笑いあり涙ありのロケット製作シム。こういったジャンルですと『Kerbal Space Program』と比較されるかもしれませんが、本作は全く異なるアプローチで展開していきます。

というのも本作はシナリオとシステムがよく噛み合っており、非常に遊びやすい作りになっているのです。

プレイヤー操る主人公が、どこかで見たような動画投稿サイト「StarTube」を通じてロケット技術を身に着けていくのが基本的なシナリオの流れ。打ち上げの様子は動画として投稿され、その反響が大きければさらに人気が高まり、ファンから部品を貰うなんてこともあります。

またシステムの要であるロケット作りは、シミュレーション自体はきっちりされているものの、「ゴミにブースターを着けて雑に打ち上げても目標クリアでござい」という懐の深さ。もちろんあんまりにもごり押し頼りだと失敗してしまいますが、それすらもネタにして動画投稿すればフィードバックを得られるのがポイント

このようにゲーム内目標への動機づけと誘導が巧みで、かつ違和感無く段階的な学習を提供してくれる優秀なレベルデザインなので「もっとすごいことをやってみよう」というモチベーションが続き、あれはなんだ、これはどうだという試行錯誤が全く苦になりませんでした。

折しもJAXAが宇宙飛行士候補者の募集を始めたことですし、こういった切り口から宇宙を目指してみるのも良いかもしれません(?)。さっそくやってまいりましょう。

設定・操作・言語

本作はキーボード&マウス、コントローラー操作に対応。ゲームのUIがパソコンのデスクトップを模した形なので、前者のほうがより直感的に操作がしやすいですね。グラフィックは品質など細かく設定が可能。そして言語は日本語にも対応しています……が、たまに一部セリフが他言語表示のままだったりするのでご注意を。

ゲームの流れ

ゲームは基本的に

  1. メッセージのやりとり

  2. ロケット製作

  3. 打ち上げ

  4. 動画投稿

がワンセットのサイクルで進行します。ここでは最初のロケット製作~打ち上げを例に、その流れを紹介していきましょう。

ニューゲームを選択するとこのような画面が表示され、StarTubeに新しい動画投稿者のアカウントを作ります。ここは例によって「スパくん」と命名。各プレイレポで困ったときに便利な異世界転生者が今回もロケット作りに呼び出されました。

さてアカウント開設の次に表示されたこちらの動画では、ロケットガールを名乗るテンション高めな女性が画面内で暴れています。諸々の数字から彼女が人気投稿者StarTuberであることが察せられ、彼女に倣って自分もロケットをネタに動画を投稿して人気者になろう……という具合に物語は始まります。

メッセージのやり取り

こちらはメッセージ画面。本作のUIはデスクトップ風なデザインで、画像下部のタスクバーに表示されたアイコンをクリックして各画面を切り替えていきます。現在はStarTubeとメッセージのみですが、このあとのシナリオでロケット工作、ショップ、口座、博物館などのアプリが追加されていきます。

ショップ、口座(動画の収益)
博物館

ロケットを作ろう

さらに切り替わってこちらはロケット工作アプリ「Marker」、ご覧のとおり非常にわかりやすい画面構成です。操作も簡単で、パーツをリストから選んで並べればOKというシンプルさ。

部品は回転、反転、複製、一括移動など可能。

黄色い付箋は現在の目標タスクを表示し、場合によっては追加条件が併記されます。例えば「特定の部品を使って、高度50mに到達せよ」など。今回は打ち上げるだけで良いので、さっそく部品を並べましょう。

特にネタに走るでもなく、オーソドックスな形に落ち着きました。パーツ同士は「どこか一端でも接触していればそれはロケットでござい」という究極のおおらか判定で、バランスさえとれていれば割と無茶な形でも打ち上げることができます。

ただし注意すべきは画面右下の緑色バーにある「複雑性」という数字。各パーツには複雑性ポイントが設定されており、使用可能なパーツの総数はそのポイント上限値によって変動します。例えば上限が10の複雑性に対して、1個あたり1ポイントのパーツであれば10個、5ポイントであれば2個まで取り付けられるという具合。

これはタスクをクリアすることによって上限値が引きあがるので、冒頭で語ったサイクルをどんどんこなすと良いでしょう。またパーツについても同様で、シナリオが進むにつれて種類が増え、それに伴い複雑性の上限も引きあがるので、さらに複雑な構造のロケットを製作できます。

設計を終えたら製作です。製作ボタンを押すと早送りでカチャカチャと組み上げられる実写との合成映像が流れて完成。この時カメラを動かすことで全体像を確認できます。

打ち上げ動画をアップロードしよう

さあいよいよ打ち上げの瞬間。画面中央に作ったばかりのロケット、左右にはカメラアングル変更ボタンと、各種計測データ表示ボタン、高度などの情報アイコンが並びます。このちょっとレトロな映像エフェクトが個人的にかなり好み。

3、2、1、発射!

点火したブースターによって空中へ押し上げられたロケットはそのまま勢いよく飛んd……民家に突っ込んでいきました。これ通報とかされませんよね?(実はStarTube規約違反のカウントはあったり)

ともあれ打ち上げは成功。リザルト画面でタスクを満たしていることを確認したら動画をアップロードしましょう。

……いや本当にそれっぽいデザインな画面ですな!

動画を上げる際、このような画面でタイトルや説明文、タグにサムネを決めてからアップロードします。ちなみにゲーム内でアップロードした映像は、実際のPC内にも保存されるのでいつでも見返すことが可能なので、本当にYouTubeに投稿できちゃったり……?

初期段階ではチャンネルのランクも低く、タグコンボも決まらない。何もバフの無い状態。

タグは非常に重要で、人気タグや組み合わせによって「タグ・コンボ」という特殊効果が発生することがあります。コンボによって再生数や登録者など反響が大きく変わるので、いろいろなタグの組み合わせを試してみると良いでしょう。

コンボが複数決まると再生数が段違いになります。
ゲーム内アイテムのちょっとグレーな解析ツール。ゲーム内だとはわかっていても使用にやや抵抗感が……。

ちなみにそのうちタグによる反響の内訳データを確認する怪しいツールが手に入るので、動画をバズらせるためのコンボを研究する際に利用できますが……。

そのツール開発者に規約違反を指摘したところ逆切れされる筆者。

反響

もうちょっと先に進んでからの場面。ユーモアあふれるやり取りもまた面白い。

こうして反響を得て、新しいメッセージのやりとりが始まりました。受信したメッセージに対しては、あらかじめ準備された選択肢によって返事ができます。複数ある場合は上側はポジティブ、下がネガティブな選択肢なので、状況に合わせて使い分けていきましょう。

シナリオ展開は人のつながりによるもの

ただし推力は尻から……いや両腕から出る。
この時モニターの前でしばらく笑い転げてました。

ものすごくシュールなテディベア打ち上げの図。このようにチャンネルが人気になってくると色々な人から連絡が来るようになり、なかには新しいチャレンジタスクやロケットの素材をくれる人もいます。

彼らはStarTubeに心酔しきっている人や、半信半疑で利用だけはしている人など様々な背景と事情を抱えており、このメッセージでのやりとりは物語に多面的な視点を与え、プレイの没入感をぐっと深めてくれます

親指、人差し指、薬指、小指を握りこんだ状態で手の甲を相手に向ける筆者。

彼らへの返事しかり、頂戴した素材を使ってタスクをこなすかどうかは、その後の展開(?)にも影響が出てくるので慎重に選択したいところ。なかには厄介なファンがリクエストの範囲を超えて、動画はこうやって作れなどと「指示」を出してくるので、そういう時は中指を立t……じゃなかったNOで突き返すことも重要です。

ランクが上がればチャンネルの収益化が可能で、お金は新しいパーツ購入等に利用できます。

イロモノ企画なタスクを消化していた初期からチャンネルのランクを上げつつ、高度を競うなど技術力のほうに話がシフトしてくる頃になると、憧れの人気投稿者や技術者の方々からメッセージを貰うことが増えてきます。ここらへんの客層変化にはイヤに現実的な足切り(?)を感じてしまいます

個人的にはこのロケット愛好家が好きです。彼が引用した画像とウェブサイトはNASAに実在するので爆笑してしまいました。

さらに進めていくとMarkerアプリがアップデートされ、リッチな見た目と機能が追加されていきます。上記画像の進行度あたりから燃料系や切り離しなどの制御系も取り扱い始めるので、ロケットの構造はどんどん複雑に。とはいえプレイヤーはこれまで数々のタスク・チャレンジをこなしてきているため、ここで要求レベルについていけない……ということは無いはずです。

燃料タンクとエンジンをつないでいる図。
思わず「おぉ……」と声が漏れた瞬間。

パイプ状の胴体に燃料タンクとエンジンを収めてノーズコーンを取り付ける……なかなかどうしていっぱしのロケットな形になってきました。

個人的にはこのあたりから、本格的なロケットづくりに着手し始めた手ごたえを感じて、より楽しくプレイしていました。

マネキンの頭を!ロケットで!打ち上げる!そんだけ!

しかし遊び心も忘れない。優れた技術者たちが全力でネタに走るのは古今東西ひろく親しまれてきたことと思います(強引)。

もげる首

無駄に分離機能も搭載。

おわりに

「Next Space Rebels」……タイトル回収は名作の証。

本作ストーリーラインの軸はStarTubeでの活動にあり、ロケットは物語を前に進めるための主な推進力。主人公と同じようにロケットガールもまた、新しい動画をアップロードしていきます。ちなみに筆者はライバルの動画すべてにサムズダウンをくれてやりました(人間性0の亡者思考)

そんな具合に物語を進めていると、それまでは彼女の愉快なロケット製作動画だったのが、突然「StarTubeが何者かはわかっている」「宇宙は傲慢な大富豪のものではない」と民衆をあおる活動家の演説を映した動画が投稿されました。

その後のメッセージでも彼女はこの活動家を高く評価してきますし、さらには別の友人までもが主人公に対して活動に参加したらどうだ?と冗談めかして持ち掛けてくる始末。

いやいや主人公はただの一般人で、ロケット作りを楽しむただの動画投稿者のはず。何やら物語の雰囲気に一滴の何かが落とされたような気もしますが、今後一体どうなっていくのか……?ぜひどのようなストーリーが展開されるのかはご自身の目で確かめてみてください。

ともあれ、簡単操作による良い意味でどんぶり勘定な製作パートと、魅力的な展開のドラマパートによって、あれよあれよという間に複雑なロケットも作れてしまう本作。ストーリークリアのご褒美アンロックにはなりますが、クリエイティブモードで無制限にロケットを作るもよしとプレイバリューもなかなか高いです。

シミュレーションゲームというだけで「難しいかも」と身構えてしまいがちですが、プレイしないのは非常にもったいない!興味を持たれた方は、是非触れてみてください。

タイトル:『Next Space Rebels』
対応機種:PC(Windows/Mac)/Xbox Series X|S/Xbox One(今後はニンテンドースイッチも配信予定)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年11月18日
記事執筆時の著者プレイ時間:5時間
価格:通常価格 2,050円、セール価格 1,640円(21年11月25日まで)
《麦秋》

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