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『PUBG』開発元がクローンゲーム『Free Fire』を提訴―これを配信したAppleやGoogleも訴える

収益を上げる『PUBG』クローンにKraftonが提訴。

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『PUBG』開発元がクローンゲーム『Free Fire』を提訴―これを配信したAppleやGoogleも訴える
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PUBG: BATTLEGROUNDS』の開発元であるKraftonは、モバイル向けに配信されている本作のクローンゲーム『Free Fire』『Free Fire Max』などを開発するGarenaを提訴したことを明らかにしました。併せて、それらをストアで配信したAppleやGoogleも提訴されています。

Kraftonは、『Free Fire』『Free Fire Max』は著作権で保護されたゲーム開始時のエアドロップ(降下)や、ゲーム構造とゲームプレイ、武器防具、オブジェクトの組み合わせ、ロケーション、配色、素材、質感の全体的なチョイスなど、個別または組み合わさった要素が広範囲に渡って『PUBG』をコピーしていると主張。Garenaはアプリの売上で数億ドルの収益を得ており、AppleやGoogleも同様にストアの手数料を通じて相当額の収益を得ているとしています。

また分析会社Sensor Towerが海外メディアTheVergeに提供した情報によると、『Free Fire』は2021年に11億ドルの収益を獲得し、前年より48%増加しているのに対し、『PUBG Mobile』の収益は29億ドルと金額こそは勝っているものの前年比ではわずか7%増であるとのこと。別の分析会社にも確認したところデータは異なっていましたが、『Free Fire』が『PUBG』に追いついてきているという点では共通していたようです。

Kraftonは12月21日にGarenaに対して『Free Fire』の搾取を直ちに停止するよう求めましたが、Garenaはそれを拒否。さらに、YouTubeに対して『PUBG』と別の長編映画を露骨に侵害する要素が含まれているとしてゲームプレイ動画の削除を求めましたが、YouTubeはそれに応じなかったとのことです。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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